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夏休みクリーニング・洗たく相談室 しみと汚れはどう違うの?

夏休みクリーニング・洗たく商談室。
二日目の今日のお題はこれ。


しみと汚れはどう違うの?

何の気なしに使っている言葉ってよくあると思いますが、しみや汚れという言葉もそれに該当すると思います。


しみってなに?
汚れって何?
その差は何?

と疑問に思う方もいらっしゃるかと。


しみ抜きをうたっているクリーニング屋さんはあるけど、汚れ落としをうたっているクリーニング屋さんは見たことがない。


シミと汚れの違いは?

シミと汚れの違い、実はこれはクリーニング屋さんでも話に上がる事があります。
僕が通っていたクリーニング学校でも、この話がしみ抜きの授業で出たことがありまして、その時の先生の回答はこれでした。

目立つ汚れがしみ。

つまり、シミとは、汚れの中の頑固なものだったり、一部目立っている個所を指している、という事のようです。
実際僕らクリーニング屋さんも、そんなニュアンスで使っています。


例えば、洗って残ったものをシミと表現したり。
ぽつん、ぽつんと目立つ汚れをシミと表現をします。
また、大きな汚れでも、目立つとしみと表現をします。

具体的に汚れの種類が分かっているとき、そんな時は逆にシミという表現はあまり使いません。


例えば、襟の黄変、黄色く変色してしまった汚れです。
これの事は、素直に黄変と呼びます。
これは汚れの種類が明確なため、シミという表現ではなく、種類そのものの名称を使います。

でも、汚れを落とすときはしみ抜き、の部類に入ります。

シミと汚れの違いでもう一つ分かりやすいのが、洗って落ちるのが汚れ、洗っても落ちないのがしみ、そういう表現をする方もいらっしゃいます。
クリーニング屋さんでも、預ける時に、見た目シミでもシミと認定しないクリーニング屋さんがいるのは、洗って残るかどうか?で判断をしているからです。
で、そういうクリーニング屋さんでは、洗って落ちるものに関してはしみ抜き代をいただいてない所があります。


シミか汚れか、迷う時は。

何も言わずにクリーニング屋さんに出すといいです。
お客様の側から、シミか汚れか、いう必要はありません。
クリーニング屋さんの方で、シミか汚れかの判別をし、必要な処置をしていきます。

意外と、シミと汚れの違いは、明確な違いというよりは概念的な違いで、人によって表現の変わるものです。
シミだからしみ抜き屋さんへ汚れはしみ抜き屋さんでは頼めない、たまにそういう人を見かけましが、以上のようにシミと汚れは、汚れであることには間違いがないので、気にせずクリーニング屋さんにお持ちいただくのがいいと思います。

もし、クリーニング屋さんに頼むときに、その汚れやシミが、何が付いたものか?わかっているときは伝えてあげてください。
処置がより的確になります。

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