クリーニングとAIの課題。その1
昨今、AIの話が色んなところで聞かれます。
クリーニングの展示会ではまだ見ませんが、他業種の展示会に行くと、すでにAIが導入されていたりして、驚くことがよくあります。
クリーニングにAIが入ってくるか?
たまに仲間内でそんな話をします。
ある人は、クリーニングは複雑なので、いくらAIでも無理だろう、というし、ある人は技術の進化でいつかクリームもAIに仕事を奪われるだろう、と言います。
AIがクリーニングに入ってくるとしたら。
いくつか課題があると思うんですね。
仕事の内容から考えると、AIが有利に働きそうですが、導入となるといささか厳しそう。
その理由なんですが、1つはこんなのがあると思います。
コストをかけられない。
クリーニング屋さんって、とにかくお金がないんですよ。
ものすごく売れるものでもないので、大手といわれるところでさえ年商数億。
そんな業者さんは数えるほどしかいませんから、AIを導入して、覚えこませるまで、果たしてコストをかけられるのかどうか。
これが製造業だと、年鑑数億稼いでいても、小さいとかいわれるんです。
いかにクリーニング屋さんって扱うお金が少ないか、分かると思います。
元々が個人商店に毛の生えたような感じの商売なんでしょうね。
コストに絡めたもう1つ問題なのは、AIを学習させるほどのサンプルが手に入るか?という問題。
お金が少ないということは、扱うものも少ないんです。
例えば、大手のクリーニング屋さんでやったとしましょう。
年間何万点も扱うので、それを全部読み込ませれば、と考えますが、半分はワイシャツです。
AIが出るまでもない服。
もっと複雑な服を覚えこませようとすると、おそらくこれでも数が少ないかと。
また、素材も変わってくるし、服のデザインも年々変化します。
やっと覚えたのに、次のものへ、となると覚える暇がないのではないか、と思うんですよね。
効果的な学習をさせられるのか?という問題があるわけです。
実はこれ以外にももう1つ、大事な問題があります。
続きは明日。
最近、続きは明日、にはまってますねえ。(笑)
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