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それはカビじゃないです。

誰もが発信できるネット社会。
画像も簡単に添付できて、さらに社会的に地位のある職業の方や年齢の方が書いていたりすると、妙に信じてしまうことってあります。


先日、ちょっと調べたいことがあって検索をしていました。
そこで見つけたのが、ウールのニットを捨てる、というブログ。
洗ってしまっておいたのに、カビが生えてしまってもうダメなので捨てた、というお話です。


写真付きだったのでどの程度の状態なのか?見てみました。


カビなんて生えていませんでした。


写真とともに書いてある説明を見ると、こうあります。


衣替えの時にホームクリーニングをして、その時にはシミがなかったので、これは赤カビだな、と。
脇の下あたりについているので、汗が落ちてなかったのかもしれません、と。


写真には脇の下と言うよりはそこから少し胸に方に行ったあたりに赤いシミがありました。
一目見ればカビでないのは明白です。
カビはそんな色にはならない。
それに、カビなら匂いもしてるはず。
それらの記述は一切ないんですね。


自分でしまう前に洗ってて、その時にシミがは無かったから後からカビが生えた、赤いから赤カビだ、と言うことなのでしょう。


先日も書きましたが、なんでこうなったか?からシミを考え始めると正解にはたどり着けません。
自分はこうしていた、こんな事はしなかった、というのは実に曖昧で、記憶は全てのことを表しているわけではないからです。
気付かないこともあるし、忘れることもあります。

まずはシミそのものを見ることが大事。


写真を見ればはっきりわかるのですが、いわゆるワジミがあるんですよ。
明らかに、濡れました、というようなシミ。
その痕跡が残っているのを見ると、原因は他にありそうです。

もし、これをクリーニング屋さんに持って行ったなら、カビとしては扱わないでしょう。
まずはワインを疑うかな?


ワインなんて飲んでない、かもしれません。
ワインではないかもしれない、でも、液体がかかっているのは間違いない。
そこから想像を膨らませてシミ抜きをしていきます。


この人は捨てちゃったらしいですが、多分クリーニングに出せば落ちちゃったと思いますよ。
もったいなかったですね。

ドライクリーニングの洗剤もある、みたいな話をしていました。
ドライクリーニングの洗剤は売られていませんし、一般家庭では使えません。
ドライマークがついた衣類を洗える洗剤はありますけど、それは水洗いのマークがなければそもそも洗えませんからね。


洗濯に詳しそうな書き方だったので、クリーニングのことも知っていればよかったのにな、と残念に思いました。
洗濯だけ見ていると、なぜか?おかしな話をすることがあります。

きちんとした原理や仕組みを話している方は見たことないんですよね。
みんな民間療法です。


洗濯王子、もっと頑張れ。(笑)


家で洗えないものをクリーニングに出す、という考えから、洗うものをクリーニング屋さんへ相談する、に変化するといいなあと思います。
仕方ないからクリーニングではなくて、ね。
綺麗にする同士ですから。

相談してくれてれば捨てることなかったのになあ。

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