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見えるシミ、見えないシミ。

多分、僕らクリーニング屋さんは一般の人よりもシミを見つけるのが上手いと思うんです。
毎日、どこかに汚れはないか?と見る癖がついているので、違和感があるとすぐ気付くようになってます。

毎日の仕事の賜物ですよね。
他の業種でも似たような事はあると思うんですね。

たくさん流れてくる卵を見分けたり。
ひよこのオスメスを見分けたり。
毎日やる事で見分けられるようになるんですね。


でも、そんな熟練した職人たちも、よる年波に勝てないなあと思うことがあるようです。

今まで見えてたシミが見えなくなってる。


そんな話を聞くようになりました。
今までの環境で見えてたものが見えないので、他のところへ行くと見えたりします。
シミ抜き機の前では見つからなかったものが、カウンターに持っていくと見えたり。
そこで発見して、洗い直し、シミ抜きのやり直しになる事が増えてきた、と同業の友達から聞きました。


汚れやシミってただでさえ難しいんですよ。
はっきりと見えるものなら問題ないんですが、たまに真正面からは見えないのに角度をつけると見えるシミがあります。

自分だけ気づくシミ、と言う奴です。


自分は服を着ているので、下を見てシミを発見します。
そのシミは、同じ角度から見るとはっきりと見えるのに、平らなところに置いて見ると見えなくなる。

そんなものもあるんです。


クリーニング屋さんも老化現象には勝てません。
世代交代は大事になってきます。
この仕事に就く時に、目は大事だ、とずっと言い続けてきましたが、まさにそういう話が出るようになりました。
それだけクリーニング屋さんも高齢化している、と言うことの証明でもありますね。

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