クリーニング屋さんの悲鳴が聞こえてきます。
今、クリーニング屋さんの悲鳴が聞こえてきます。
だんだんと秋めいてきて、クリーニング品が集まってきて忙しくなっているようです。
忙しいなら嬉しいことでしょ?
悲鳴ってわがままなんじゃない?
そう思っていました。
しかし、問題は品物がたくさん集まっていることではなかったようです。
本来なら、今集まる衣類は夏物。
今まで着てきた夏物をクリーニングしてしまう、そのために皆さんクリーニング屋さんへ持ち込んでいる、時期なんですね。
一夏を超えた服は汗をたっぷり吸っているので、洗うのにも気を使います。
見た目でわかるような汗なら問題ありませんが、見ただけではわからないものもあったり。
それらが残ると来年着ようとした時に浮き出てしまうこともあるので、いろんなことを想定しながら夏物を洗っています。
夏物はお時間をいただけるので大変でもなんとかなるんですね。
問題は、夏物ではなく、秋物、冬物が今の時期に集まっているんです。
しかも、洗わないで仕舞っておいたので、汚れが変色していたりします。
さらに、今着るもの、これから着るものなので、とにかく急ぎが多いらしい。
同業者の友達は家に数日帰れない、睡眠時間が3時間ほど、と言った話をしている人もいました。
汚れも時間の経過とともに難易度が上がります。
去年の秋物、冬物ですよ。
約1年経った汚れ、物によっては大変だと思います。
1つとシミ抜きに1時間かけるなんてざらにあるでしょうし、ともすれば数日かけなければいけないものもあると思います。
でも、急ぎで、と言われるとやるしかない。
毎日やる仕事を終わらせてから、深夜から朝方にかけてシミ抜きをしているクリーニングやさんもいるんですね。
しまう前に洗ってくれていれば。
クリーニング屋さんなら誰もが一度は思ったことがあります。
ここまで手間をかけなくても済んだだろうし、シミ抜き代もほとんどかからなかっただろうに、と。
つい忘れてしまった、のなら仕方ないと思います。
完璧な人はいませんから。
でも、もし、衣替えを勘違いしてて、着る直前に洗うものだと思っているのなら。
それは間違いなので、次回から正しいやり方に変えて欲しい、と思うんですね。
着る直前に洗う、のではなく、着たら洗う。
順番を入れ替えるだけで、きれいも維持できるし服も傷みにくくなります。
なにより、長持ちするし、いい状態で着ることができる。
ぜひ、検討してみてください。
今年は特に今忙しいらしいです。
クリーニング屋さん、倒れないかちょっと心配…。
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