事業が大きくならない理由は。
事業は大きなものと小さなものがあります。
会社を大きくする人もいれば、個人零細企業で頑張る人もいる。
先日、同郷の方と話をしている時に、その差は何か?という話になりまして。
みんなで議論していたんですね。
規模を大きく出来る、と言うことは、売れる、という事。
商品がいいとかサービスがいいとかそう言うものを作り出せる人が規模を大きく出来るんではないか?
そんな意見も出ました。
では、個人零細企業でやっている人たちは、売れないから小さいのか?
品質が悪いのか?というとそうではない、むしろ品質で言えば大きい企業よりも品質は高い。
お金で買える品質もあるので大きな企業になるといい品質のものを作り出せるのも事実です。
個人零細企業では出せない品質もあったりします。
親に金があったから?そんな話も出ました。(笑)
その時に、その場にいた人がポツンと言った言葉が印象的でして。
うちらは大きくできないよな。
って。
なぜなら、おかしな所があれば気になるし、それをどうにか直そう、よくしようと思うでしょ。
細かい所が気になる人は会社の規模を大きくできないんだよ。
こだわるから。
これはね、もう性分だから直せない。
って。
さらにこういうんです。
大きく出来る人は、そういう小さな部分を見過ごすことが出来るんだよな。
細かい所よりも大きな流れを読むのが上手いから大きく出来る。
ても、細かい品質は割といい加減。
それと性分。
どっちがいい?という話ではないよね。
とこう言うわけです。
その場にいたみんな、そうだよね、うちら大きくできねえな、と大笑い。
大きくできない代わりに、仕事に責任持って毎日やってるよな、って。
僕がこの業界に入った頃は、まだ売上至上主義が普通で。
大きくできないやつは無能だ、くらいの感じがしていました。
でも、20年あまりたって、会社の規模は大きくても小さくても変わりがなくて、各々の役目を全う出来るか?が大事だと言うことがだんだん浸透してきたみたいです。
昔、工藤くんの目標は?と聞かれ、クリーニング屋を続けること、と言ったらバカにされたことがあります。
そんな低い目標でいいのか?と。
でも、今はその人はその時の僕の考えに賛同してくれてます。
続けるって大変ですもん。
今年は、年初めからいい話を多くしてます。
みんな、自分を見つめ直す年になるのかな。
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