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2019年2月

いくら丁寧に説明をしても伝わらないんですね。

ネットにあるクリーニングの情報、結構な割合で間違っています。


大抵はどこかからパクってきているので、間違った情報が増殖していくんですね。
では、その大元はなんで間違ったのか?
そこ、気になりますよね。


例えば、シミ抜きのやり方や洗い方など、最近はクリーニング屋さんがネットで情報発信をしています。
しかし、どうやらここが間違った情報の大元みたいなんですね。


クリーニング屋さんの情報が間違っているのではなく、それを読んだ方が間違ってしまうみたいです。


これねえ、ずっと危惧していたんですよ。

ぼくがブログを書き始めた時に、真っ先に感じたのが、僕らが普通に使う言葉は、消費者の方には普通ではない、という事。
つまり、言葉1つ1つ、丁寧に説明をしないと伝わらない、という事になります。


1つ1つ、丁寧に説明をしてきたつもりなんですよ。
でも、読む人からすると、その説明も誤解を多く含んでしまうようで、きちんと伝わるのは案外少ないんです。


多分、もっと細かいところで、僕らの当たり前と消費者の方の当たり前が違うんだと思います。

先日も、絵の具のシミ抜きについて書いている方がいらっしゃって。
大元はクリーニング屋さんが書いているブログを参考にシミ抜きをした、と言います。
で、その仕組みを自分なりに考察して説明しているんです。


それがねえ、間違っているんですよ、見事に。


で、なんで間違うのか?っていうと、そもそもの根本がわかってないから、勘違いしちゃうようなんですね。


シミ抜き剤と漂白剤は全く違うんです。
でも、どうやらその方はその違いがよくわかってない様子。
説明で漂白剤、と書かれているとそれが何を指しているのか?そもそもそこがわからなかったりするようです。


消費者の方がよくやるので、1日つけおき、という事をよくやります。
僕らはそれをみていて、そこになんの意味があるんだろう?と思うんです。
原理から考えても、何しているのか?意味がわからないし。
多分、漬け込むと、シミが柔らかくなって落ちやすくなる、と思っているんだと思います。


で、ここに、漂白剤で漬け込む人がいるんですね。


漂白剤は、色を壊す薬品で、溶かすものとは違います。
なので、時間をかけるとどんどん色が壊れていって、そのうち服そのものの色も壊し始めます。
でも、色でないものには作用しないので、いくらつけておいてもシミは壊れません。

1日漬け込んで、全く変化がないものは漂白剤では壊れない汚れ、という事なんですね。


しかし、ここからが難しくて、市販の漂白剤には、漂白剤の他に、洗剤の成分も入っています。
すると、漂白効果ではなく、洗剤の効果で汚れが薄くなっているケースもあるんです。

この違い、漂白剤や洗剤の仕組みを知らない人には、区別がつかないんですよね。


思い込みで、シミ抜き剤は、シミを柔らかくして落としている、と思う人にとっては、強力な薬品はシミをよく溶かし、長くつけると柔らかくなって落ちやすくなる、そういう考えが元にあるので、それに沿った考え方をしてしまうようです。


クリーニング屋さんは親切なつもりで教えても、こうした誤解はどんどん生まれていきます。
クリーニング屋さんも発信はするけど、その後どうなったか?は追いかけないし、発信しっぱなしだし、まさかこんな事になっているとは思いもしていないんじゃないでしょうか。


クリーニング屋さんの中で、安易にシミ抜きや洗い方を教えてはいけない、という人がいます。

その人たちは、ケチなのではなくて、正しく伝わらない時の危険性を知っていて、その責任を取れないから、無闇に教えない、と言っているんですよ。
安全に出来るやり方もありますが、それには限界もあるし、限界を理解してもらえないと、それもまた危ないという事に繋がるし。



教えるってとても難しい事なんですよね。



洗濯王子の中村くんが、洗濯講座をしていましたけど、実は見たことがないんです。
彼がどんなふうに教えていたのか?興味が出てきました。
今度、見させてもらおうかな。
教えるならきちんと教えないといけませんからね。


王子、よろしくね。

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絹風とは。

皇室のお茶会のニュースを見ていました。
こういうニュースを見ていると、僕らが気になるのは衣装。


あれ高いな、とか、すげー特殊な染めだな、とか、織りがすごいな、なんて話をしながら見ています。


ワイドショーでお茶会のドレスコードの話が出ていまして。
そうか、ドレスコードがあるのか、と興味津々で見ていたら面白い表現を見つけたんですね。


絹もしくは絹風のワンピース、とあります。


コメンテーターの方がすかさず、絹は今ないんです、と話しています。
絹100%の製品、確かに見なくなりました。
僕もお客さんに、絹製品をお勧めするんですが、売ってないのよ、とよく言われます。

コメンテーターの方は、この絹風というところに皇室の方々の配慮が見えている、と言うんですね。


僕らが気になったのは、絹風のところ。
絹風…、となると、繊維はあれだな?とすぐ思いつくのが、化学繊維。


おもに、ポリエステルやナイロンですね。


この2つは、光沢も出せるしシルク調のものがよく売られています。


本物の絹とは性質は全く違いますが、その見た目はおそらく素人の方にはほぼわからないかと。
クリーニング屋さんでも間違える人がいますからね。


お客様もシルクのことを勘違いされている方は、ほとんどがポリエステルかナイロンと勘違いされます。
それほど見た目はそっくりになるんですよ。



お茶会の映像が流れていますが、映像からは判別がつきません。
本物のシルクならもの凄い高価だろうなあ、と思いますが、化学繊維でもあれだけの織りだと高価だと思いますし。


この辺の見方がクリーニング屋さんらしさなのかな、と思います。

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コトリの湯。

長野での帰りの話です。


いつものように長野の名店、天聖さんでラーメンを食べまして、さあ帰ろうか、とならまして、高速の渋滞情報を見ると、なんと関越自動車道で事故渋滞。
しかも、かなり混んでてものすごく時間がかかっているみたいです。


ぼくは途中で仮眠を取ってもいいかな?と思っていたんですが、友達が気を使ってくれまして、温泉へ行こう、となったんですね。
で、初めての温泉へ行く、というのです。

長野にはずいぶん通っているので、結構な数の温泉に入っています。
まだ入ったことのない温泉があったのか、とワクワクしながら行くと、出来たばかりの温泉施設がありました。


コトリの湯



前に温泉があって、一度廃業をして、新たにオープンをしたようです。


ここが今回の長野のあたりの一つとなりました。



新しい施設なので綺麗なのは当たり前なのですが、とにかくゆったりとした空間が広がっているんです。
木を基調とした作りで、心地よい空間と言いましょうか。
ここだけ世界が違うみたいな感じです。


温泉に入ってまたびっくり。
露天風呂がとても大きい。
バレーコートくらいの大きさはあるんじゃないでしょうか。
こんなに大きな露天を見たのは初めてです。


でも、人が少ないんですよ。
これだけいい施設なのに???と不思議だったんですが、その理由がお風呂から上がってわかったんです。


店員さんに、どうぞ二階で休まれてください、と言われました。
無料のコーヒーもあるので、と。
友達とぼくは、くまなく見るのが好きなので、二階へ上がったんですね。
二階へ上がる階段にはたくさんの本が。
ディスプレイされてて綺麗、でも、これらの本は手にとって読むこともできます。

オシャレだなあ…。


そう思いながら二階へ上がると、先の方に籐で出来た椅子が見えます。
ああ、よくある感じかな、と思ってると、目の前にふすま調の扉があるんです。


ここ、何ですかね?


と、恐る恐る開けてみたら、そこにはさらにゆったりとした空間が広がっていました。


中には人を堕落させるためのものがたくさんあります。
人を堕落させるクッション、ハンモック、大き目の椅子、さらに押入れを模したような空間がたくさんあるんです。
子供も大人もそこに篭って本を読んだり、寝たり。

まるで立川のまんがぱーくを大人の空間にしたような感じ。


そう、温泉と漫画喫茶が融合したような施設なんですよ。



友達と二人で、ここはすごい、と。
休みながら、どこの経営?いつから出来た?などと調べていました。
そして、友達に一斉にメッセージを。(笑)
ここ、一度こなきゃダメだよ、と。(笑)
商売人はいろんなものを経験しないとダメですから、いいものがあると共有するんです。


渋滞を避けようと入った温泉で、とてもいいものを見せてもらいました。


一階には食事どころがあります。
ピザ釜がありまして、その場で焼いてるんですよね。
値段もリーズナブルだし、おそらく今後はやりますよ。
行くなら今です。(笑)


新しいコンセプトのお店がこれからどんどん出来るんだろうと思います。
変わっていくってことでしょうねえ。

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科学的なアプローチも必要に。

土日と長野へ行ってきました。
出張、というやつですかね。
懇親会、セミナーというコースです。

長野、面白くてですね。
普通、セミナーの後に懇親会をするんですが、ここは前の日にやるんです。
セミナーが終わったらさっさと帰って家族サービスを、と。
お酒を絡めた交流は前の日に存分にやればいい、セミナー当日はセミナーに集中して、と。
とても合理的に考えられています。
ですから、日曜のセミナーでも、夜には家族と一緒に食事出来るので、安心して出かけられるんです。


さて、日曜のセミナーで何を学んできたか?というと、科学的なお話を聞いてきました。


クリーニングで使う薬品はたくさんあります。
系統で別れるんですが、薬品ごとに強さの違いがあって。

ゆるく効くもの、強く作用するもの、色々あるんですが、それを科学的な視点から説明をしていただきました。

講師の方が洗剤メーカーの社長さんだったので、洗剤、漂白剤、僕らが使っているものが、科学的にどう動いているのか?説明してくれるんですね。


なぜ強く作用するものと弱く作用するものがあるのか?ここを理解すると、薬品の選びかが変わってきますし、汚れや素材で使い分けることも出来ます。
また、仕組みを理解していれば代替品も探せたり。



クリーニングも細かい科学の世界に入ってきているって事ですね。


これまでのセミナーは、新しい洗剤の使い方とかが多かったんですが、それってある意味プロっぽくないんですよ。
使い方だけ知ってればいいってことは無いですからね。
使い方だけわかればいいなら、市販の洗剤を使うのと何ら変わらないわけで、状況に合わせて使い分けたり工夫するためには、いろんなことを知らなければいけまさん。


難しいお話でしたが、きっと今後のクリーニングに生かされると思います。


クリーニングも技術や情報もそろそろ頭打ちかな、と思っていましたが、まだまだ勉強することはありそうです。

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長野の朝は善光寺からスタート!

おはようございます。
長野市で一泊しました。


長野の朝はここからスタートです。







善光寺。


みんなでお参りしてセミナー会場へ向かいます。

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なんでバレるの?

ただ今、長野市に来ております。

午前中配達を終え、そのまま高速に乗り一路長野に。
明日、セミナーがありまして、業界初の発表もあるのでおいで、と呼んでいただいたのでやって来たんです。
前乗りした人たちと話をしながら飲もうか、と。


ぼく、サプライズゲストだったんです。


だったんです、と言うのは、なぜかバレてたんですよ。
愛知から来た友達は、会っても驚かないし。
来てると思ってるからね、って。
逆に来ない方が驚いたかも?と。

新潟の友達は、ホテルのエレベーターから降りたところでばったりと会ってしまって。
お互い、あっ、とつぶやいて、来てたんだね、で終わり。
多少驚いてくれましたけど、期待するほどではない。


そして、一番驚かしたかった長野の須坂の友達に至っては、パーキングに停めた時に、目の前にぼくの車があった、と。
あ、来てるんだな、と自然に受け入れられたのであっても驚かなかったと言います。

今回は全てバレてしまいました。


次回はもっと作戦を練らないと。
こちらもレベルアップしていかないといけないようです。(笑)

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ひどくなってからクリーニング、ではなくて。

今日もネットで見つけたお手入れの話。


お手入れを啓蒙するのはとてもいいことだと思うんですね。
社会人になって一番苦労するのは衣類のメンテナンスだと思うんですよ。
親にやってもらっている人が大半で、どうやって洗うのか?クリーニングに出すのか?自分で洗うのか?洗う頻度は?とか、いざやるとなると知らないことが山積みで皆さん苦労してる。
適切なメンテナンスの仕方を指南するのは大切だし、ありがたいと思うんですよ。


ただし、正しい情報ならば、ですけど。


ワイシャツのメンテナンスについて書かれているサイトを見つけました。
あらいかた、アイロンのかけかたを丁寧に説明しています。


一通り、説明を終えた後に、こんな時はクリーニングに任せましょう、という記述があります。
どんな時に任せるか?というと…、


えりが黒ずんだ時、汗で黄色く変色した時。

こういう時はクリーニングへ、とあるんですよね。
…、これね、なんでどうしようもなくなってからクリーニング屋を頼ろうとするんでしょう?
黒ずむ原因、黄色く変色する原因は、汚れが落ちてないからです。

つまり、今までの自分の洗い方が悪かった、という事。
洗い方の説明をしておきながら、それではダメですね。


ここ、多くの人が間違っていると思うんですけどね。


黒ずんだり、黄色くならないようにするために、日頃からクリーニングを利用するのが正解なんです。


だって、自分で洗っても汚れが落ちてないって事でしょう?
それを着てるわけですよ?
においが出るのもうなづけますよね。


家庭とクリーニングの大きな違いは、洗う時の温度と糊付け。
この二つが、黒ずみや黄色く変色するのを防止しています。
これ、家でやろうとするとかなり難しいんですよね。


出来れば自分で、という気持ちは分からなくもないですが、設備的にもごかていでは厳しいのでクリーニングに出すほうがいいんです。


変色してからクリーニング屋さんへ、なんて間違ってます。



もう一つ、読んでて、あー、やっぱりどこかからの転載だなと感じたのは、こんな説明があったから。


それでも、頻繁にクリーニングに出すと、溶剤で服が傷むので、適度に出したほうがいいです、と。


あのな、ワイシャツは水洗いだから。
水洗いと書いてますけど、お湯で洗うんですけどね。
いやいや、そういう問題ではなく、溶剤で洗うドライクリーニングはワイシャツではしませんから。
この時点で既にクリーニングがわかってない人が書いている証拠なんです。


また、ドライクリーニングは服を傷める?
水で洗うよりダメージ少ないんだぞ?
それも知らないで憶測でものを書くな、と若干怒り気味であります。


せっかく、丁寧に洗い方とか説明してたのに、ここだけで台無し。
衣類のメンテナンスで本当に正しい情報を書いてるところはあるんでしょうか

なんでこんな適当な話をするんだろう?と本当に不思議です。

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玉川学園 虎屋。

今日は学校の用事があります、なので午前中は仕事をしません。

と宣言をされてしまいました。(´・∀・`)



閑散期であるこの時期は、仕事の量も少ないので、一日中仕事をすることは少なくなります。
ボイラーを使うので、仕事をするときは同時に並行して、が基本となるんですね。
洗うだけでも洗って仕上げをしてでも、燃料代は変わらないので、やるのなら同時にみんなでやる事になります。


という事で、午前中に時間ができたので、ちょっとお出かけして来ました。


町田 玉川学園にある、虎屋さん。






和菓子屋さんですね。
町田の特産品を使った和菓子が置いてあり、美味しそうなものがずらりと並んでおりました。


一見、遠そうなんですが、町田は府中からは近いんですよね。
前は道が細く、距離の割に時間のかかる印象でしたけど、今は道も太くなり走りやすくなったので、近くなりました。


最近、走りやすくなった道が増えて来たので、八王子や町田、小金井や三鷹など行きやすくなりましたね。
便利になったもんだ。

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ブーランジェリーメゾンユキ

今日は朝からバタバタしてまして。
早く起きて出かけて来たんです。


しかし、そのお出かけがみごと空振りで。(´・∀・`)



今回は失敗したなあ、と残念な気持ちのまま、帰ろうとしたんですよね。
で、ふと、思い出してしまいまして。


あれ?この周辺に美味しいと評判のパン屋さんがあったな?と。
確か、8時から営業をしてるはず、と。



という事で、朝一で寄って来ました。


ブーランジェリーメゾンユキ
新百合ヶ丘のパン屋さんです。









朝一で入ったにもかかわらず、お店にはたくさんのパン。
いい香りをさせています。
目移りするくらい、いろんな種類のパンがあります。


うちの開店時間に間に合わなかったので、贖罪の気持ちとして家族のパンを購入。
美味しかったですよ。


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どんな未来を想像するか?です。

クリーニングの仕事をしていて、僕らの仕事は洗って綺麗にすることが目的なんだけど、それにも目的というか違いはあるんだよな、と思うことがあります。

同業者と話をしていて感じるんです。


例えば、とにかく綺麗にしたい人。
汚れは全部落としたいし、汚れを落とすことが最優先。
そのためには強力な洗浄もやむなし、という人がいます。

かと思うと、クリーニングの仕事を、洗うという行為だけで考えている人もいます。決まった工程をこなす事がクリーニングなんだ、と。
その結果汚れが落ちていなくても仕方がない、という人もいらっしゃいます。
詳しく話を聞いていると、要は服の強度がなくて、メーカーが洗い方を指定してて、それ以上の洗浄をすると責任を問われるのなら、汚れが落ちなくても仕方がない、という事なんですね。
言いたい事がわからなくもありません。
最近、服の強度をちゃんと計算してる?と思う商品が多々ありますから。


うちなんかでいうと、洗った綺麗にするのが目的なんです。
しかし、汚れが落ちればいい、というわけでもないんでよ。


その服の未来を考えるわけですね。


長く着るためには、形を崩さないためには、色を褪せさせないためには。
服は着用しているとどんどん変化していきます。
劣化しないものはありまさんから、当たり前の話なのですが、出来る限り、その劣化を少なくしたい。

そこが目標なんです。


綺麗にしても、色が褪せてたら嫌だし、てろんてろんになっても嫌だし。
その服が、この先どうなるのか?も含めて、未来を想像しながらクリーニングをしています。


これって、他の職業でもありますよね。


床屋さんとか植木屋さんとか、着るんだけど、数ヶ月後、数年後を見越してカットする。
最初はどこも気持ちいいんですよ。
切ったばかりは新鮮だし。
でも、本領を発揮するのはその後で、伸びて来たときに、見栄え良くカットできているか?はいい職人だからこそ、だと思います。


昔の職人さんは似たような話をしてましたけどね。



僕らが目指しているものは?
ここを大事に仕事をしていこうと思います。

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最近多い問い合わせは?

最近多いお客様からのお問い合わせの中にこんなのがあります。



もし、もうダメな服があったら教えてください。



自分では着られるかどうか?判断がつかないのでもしもうダメな服があったら教えてほしい、という要望です。


自分が着ている服でも実はよく見ていないのが服というもので、案外切れていたり色が褪せているのに気付かないお客様はいらっしゃいます。


ほんの少しでもほつれたらもう着ないという人もいれば、多少ほつれていても着る人もいるので、今まではお客様にお任せしていました。


しかし、気付かないのにも理由があるんですよね。



クリーニングをしてしまうと分かりづらくなるんですよ。


綺麗にアイロンが掛かっていると、ほつれたり破れているところが真っ平らになるので気付きにくくなる。
また、色褪せも気付きにくくなります。


褒め言葉なのですが、お客様から、クリーニングするとまた着れちゃうんだよね、と言われることからも丁寧にクリーニングをすると傷み具合がわかりにくくなることが分かります。


まあ、そこがクリーニングをする理由の一つなんですが、やはりある程度入れ替えは必要。
プロの目から判断してもらいたい、という気持ちもよく分かります。


服の傷み具合が気になる方は一度クリーニング屋さんへご相談してみてください。
毎日服を見ているからこその返事が聞けると思います。

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お雛様、失踪。(笑)

2年ほど前からひな祭りの時期に売り出されている、チロルチョコを買っています。
今年も配達途中で寄ったスーパーで売っていたので購入。
ひな祭りまでお店に置いといて、お店に来た子供達に配ろうと思っていました。


箱がひな壇になるタイプのやつで、中にはお内裏様やお雛様、三人官女などが入っていて、ひな壇に飾れるようになっています。

まさに、チロルチョコのひな飾りです。


お店に飾ろうと思っていたのに、気がついたら居間に飾られていました。
そして、昨日の朝、気付いたんです。



お内裏様いがい、みんないない。








誰もいないんです。
失踪したんですよ。
家族に聞くと、毎朝一人ずつ消えていったとの証言が。


事件ですよね、これ。


と思っていたら、先程、お内裏様も居なくなりました。
我が家のひな祭りは終了です。


一人一人消えていくのは流石にシュールですね。
失踪、拉致、いろんな表現があると思いますが、お内裏様がポツンと一人残されているのもかわいそう。
お父さんはいつの時代も残されるんですねえ。(´・∀・`)

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頭が痛くなってきたらまずいんです。

今年は配達に出るとマンションの改修工事をよく見かけている気がします。


配達先のマンションも2件、改修工事をしていました。
防災工事や外壁の工事、いろんな工事がありますね。


外壁の工事や防水の工事は、期間も長くそれなりに住民に影響が出ます。
半年ほど暗いまま生活をしたり、工事の音がしたり、みなさん苦労されているようです。


もう一つ、気になることがあります。
それは、臭い。
有機溶剤を使う工事の場合、有機溶剤の臭いが辺りを覆うことがよくあるんですね。


これがよくないんですよ。


僕らクリーニング屋さんも、有機溶剤を使っています。
だから、わかるんですよ、有機溶剤って危ないんだよって。
クリーニング学校に通っている時に、有機溶剤の講習をするんですが、そこで学ぶ事は、有機溶剤に危険さなんですね。

これしたら危ないよ、あれしたら危ないよ、この濃度は危険だよ、といろんなことを学びます。


危険を学んで、安全に使用するように心がけるわけです。



有機溶剤、接着剤やペンキなどを溶かす時に使いますが、それらは揮発性があるので空気中に放出されます。
で、それを吸い込むと体に変化が起きるんですね。


吸い込むと頭が痛くなることがあります。
また、めまいを起こすこともあります。
風の様な痛みではなく、偏頭痛みたいな感じなんですよね。
臭いもするので慣れてない人は嫌だと思います。


これがサインなんです。
頭が痛くなる様なら、その場から離れてきれいな空気を吸いに行くのがいいです。


人によって耐性もまちまちでしょうから、自分の体に変化が起きたら離れるのがいい。
無理してそこに居続けて、さらに吸い込むとそのうち肝臓が痛くなるのがわかります。


体に負担がかかっている証拠です。


マンションの様な大きな建物で使う量は半端ないですから、どうしても周辺に有機溶剤が散らばってしまうんです。
工事の人たちも気を使いながらやっていると思いますが、どうしても漏れてしまうものはあるんですね。



マンションは移動できませんが、自分の体は自分の意思で動かせますから。
あれ、変だな?と思ったら速やかにその場から離れるのがいいですよ。


吸うってあまりよくないんです。
体に吸収されやすいので。
改修工事をされているところにお住いの皆様、お気をつけください。


しかし、これも不思議なもので、扱っていると慣れてきちゃうんですよね。
僕らクリーニング屋さんはやはり長年使ってきているので体が慣れてしまってます。
本当に人間の体は不思議です。

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国立温泉 湯楽の里

先日、配達の途中で多摩川沿いにあるスーパーバリューへ行ったんです。
そこで写真を撮り、インスタにあげたんですよ。


国立温泉 湯楽の里、今日は入りません、と。


そうしたら、友達が、いいところがあるじゃないですか、と。
今度行きましょう、とコメントが入ったんです。


長野の人ですよ。(笑)
ははーん、これは近いうちに襲撃に来る、という予告だな、と思いまして、数日警戒をしていました。
そして、昨日の晩、スマホにメッセージが届いた音がしたと思ったら、うちの前にいるんです。(笑)

あー、やっぱり襲撃か。


もうね、何度もされると慣れてきます。
驚くよりも、機械的に受け入れて、おふろにいくよういをしようと準備を始めたんです。


で、昨日の晩遅くに、国立温泉 湯楽の里へ行ってきました。







行った方にお話は伺っていたんですが、中はとても綺麗ですね。
そして、これはここの売りだと思うんですが、日中なら真正面に富士山を眺めながらお風呂に入れるんだろうなと、すぐわかる。
残念ながら昨日は夜なので真っ暗な多摩川しか見れませんでしたが。


施設も綺麗だし、いいお風呂でしたよ。


夜遅くまでやっているし、また行こうかな、と思います。
中河原の周辺は、車で10分から20分圏内で温泉やスーパー銭湯が何件かあります。
体の冷えには大きいお風呂がいいですよ。
芯から温まりますから。

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いろんなクリーニングがありますね。

クリーニングって地域によっていろんな品物が出ます。
不思議なもので、地域差というものがあるんですね。

やはり、都会よりも地方の方が礼服の出がいいように思います。
法事の時期になると、礼服をたくさん洗っているクリーニング屋さんがあります。
今、東京ではお葬式や法事を身内だけで行うケースもあるので、まとまって礼服が出ることが少ないんですよ。
でも、地方ではその地域の人が集まるので一気にたくさん集まったりしているようです。


また、今の時期はクリーニング屋さんは閑散期になるのですが、この時期に忙しいクリーニング屋さんもあります。


先日、宮崎の友達から電話をもらったんですね。


彼のお店は今、忙しいんだそうです。
なぜか?


宮崎…、キャンプ地なんですよ。
スポーツ関係の。
なのでユニフォームのクリーニングのご依頼が入るんだそうです。


夜お預かりして、日付が変わるまで洗って畳んで、朝までに準備をするらしい。


普通のクリーニングはないけど、この時期はユニフォームで大変なんだ、と言っていました。


こっちではそんな依頼はありませんからね。
これもその地方独特のクリーニングです。


お祭りのあるところでは法被のクリーニングがあったり。
クリーニングって本当に幅広い需要があるなあと思います。


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日本と海外ではかなり違うんですよ。

月曜から夜更かし、という番組が好きで。
録画してみています。

先日の放送で、一年いた下着にはものすごいバクテリアがいるので、捨てたほうがいい、というような話をしていました。
ネタ元はイギリスのようです。


この手の話を聞くときに、ぼくらはクリーニング屋なのでまずは原因はなんだろう?と想像をします。


洗う事で何が起きる?
バクテリアが繁殖してしまう原因は?
一年着たらそんな風になってしまうのか?


うーん、なんとも言えないんですよね。
一年着たからそうなる、とは言えない。
別の条件があるような気がします。


で、まずはイギリスの洗濯事情を調べると、ははーん、となんとなく納得をしたんですね。


水に問題があるんですよね、海外って。
逆に、日本の水は洗濯に適しているんです。
その違いは硬度。
日本の水は基本軟水なので、洗剤も効果が出やすいし、綺麗に洗えます。
しかし、硬度の高い国では、普通に洗うことがそもそも難しい。

髪の毛を洗ってもパサパサになるのは当たり前だし、白い汚れがいたるところについてしまいます。

洗濯でも泡が立たないから、ドラム型の洗濯機でないと洗えないんですよね。
たたき洗いをしないとダメなくらい、洗剤の効果が阻害されてしまうんです。


で、さらに調べると、洗剤の他に助剤を一般家庭でも使っているらしい。


これ、日本では考えられないんですよ。
助剤、普通は洗剤に含まれていて、洗剤の効果を助けるための薬品なんですが、それを別に使わなければいけない、というのがそもそも異常なんです。

硬度成分を抑えるための薬品を別に使わないといけない、って事は、洗いあがった下着には洗剤と硬度成分が反応して出来た物質がたくさん付着しているはずなんですよね。


と、ここで一つ思い出しました。
イギリスから帰ってきた人の服がクリーニングに出たことがあるんですが、色がくすんでいるんです。


これ、水のせいで黒ずんじゃったんですよね、今思うと。
ぼくらの中では、不溶性の石鹸が生成された、と言います。
これが服について色がくすむんです。


おそらく、イギリスではここにバクテリアが繁殖してしまう温床になっているんじゃないかな、と思うんですね。


この話を水が豊かな日本に当てはめて話をするのはちょっと無理がある。


まあ、話としてセンセーショナルなので面白いんですけど…。


日本でも同様なテストをしてバクテリアの繁殖が見られるならわかりますが。
どこか、調べてくれないかなあ?
日本の水事情を考えると大丈夫だと思いますけどねぇ。

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白血病に思う。

夕方、ショッキングなニュースが入ってきました。
水泳の池江選手が白血病を公表してましたね。
来年の東京オリンピックに向けて、期待を背負いながら頑張ってきてただけに、大きなニュースとなったんだと思います。


ぼくのまわりでは白血病の方が何人かいらっしゃいました。
同業の友達の中でも白血病に掛かった人もいましたし骨髄バンクに登録して提供をした友達もいます。

うちの兄も白血病でしたし。

今から48年前に亡くなっています。
僕の生まれる前の年の話です。
白血病のニュースが流れると、両親は思うところがあるようです。


ポツリと、今は医療も良くなっているから。



兄の頃は本当に不治の病で、希望のかけらもなかったそうです。
でも、今は、完治して頑張っている俳優さんもいるし、日常生活に戻っている人もいらっしゃいます。


池江選手、無事に治って復活してくれることを祈っています。


有名な方が病気を公表することは、同じ病気の方々に勇気を与えるんだそうです。
一番辛いのは本人のはずなのに…。

乗り越えて欲しいですね。

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ちょっとした挨拶が減りましたよね?

あおり運転のニュースをよく目にします。
ひどいものはあおり運転の結果、亡くなってしまったり。
車を傷つけられたり、大きなトラブルに発展しているケースがあるようです。


僕も配達をしているので、運転は注意をしています。
配達に出ていると、変わったなあと感じることもあるんですよね。


まず、車の数が減りました。

昔のようなどうしょうもない渋滞が減りましたね。
夜早い時間から道路は空き出すので、配達を回っていて昔の感覚だと早く着くようになります。

また、女性のドライバーが増えました。
で、結構大きな車を運転する女性が多くなりましたねえ。
かわいらしい軽自動車を運転しているイメージでしたが、セダンタイプからワンボックスと大きな車を運転する女性が増えた印象です。


さらに運転をしていていくつか気づくことがあるのですが、その中でこれがあおり運転を生んでいるのかな?と思うことが二つほどあります。


一つは、かなり強引に割り込む人が増えてきました。


車線変更、合流などで、安全に入るには車間距離が足りないのに、さっと入ってくる車が増えましたね。
普段、運転に慣れていないのか?びっくりするような入り方をする車が増えました。


そしてもう一つは、挨拶をする車が減ったんです。


すれ違うとき、割り込むとき、いままでは当たり前のように挨拶が交わされていました。
手をあげたり、ハザードランプを数回つけたり、いろんなやり方で挨拶をしたもんです。

譲ってくれてありがとう、強引な入り方してごめんね、いろんな場面、いろんな意味はあると思いますが、確実に車同士のコミュニケーションはありました。


しかし、最近は挨拶をしない車が増えたんですね。


すれ違うのに、止まって待っていても、まっすぐだけ見てそのまま通り過ぎる車。
あまりいい気はしませんよねえ。
車線変更で強引に割り込んできても、当たり前のようにいる車、なんとなく嫌な気分です。

その代わり、挨拶をしてくれる車はとても気分がいい。
すれ違うときに、軽く手をあげてもらうだけで、嬉しくなってしまいます。


煽り運転のニュースを見ていて、激怒している運転手を見ていると、煽る前に何があったんだろう?と思います。
何もないのに、あんなに怒ることはないし、追っかけることもしません。

ニュースではトンチンカンなことを言っていて、車のグレードとか、女性が運転しているからとか、そんな理由で見下している人がいるからだみたいな話をしていますが、確かにそういう人もいるけど、それ以外に原因あると思うけどね?と思うんですね。


挨拶って便利なんですよ。
多少のトラブルも挨拶をすれば回避できたりする。


あおり運転をされた人たち、もしかして割り込むときに挨拶をしなかったのかなあ?なんで推測しています。


あ、後、道路交通法をきちんと理解していない人もいるような感じがしていますね。
追越車線をものすごくゆっくり走る人、結構いますよ。
それだけゆっくり走るなら後ろの車に譲って走行車線に移ればいいのに、とか思いますから。

高速道路上で路肩に止まる人たちも増えてますしね。


車はルールの下に安全が成り立っているものですからね。
事故やトラブルが起きないようにルールは守りたいなと思います。


挨拶、しましょうね。

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自営業は幅広く勉強します。

自営業は勉強をする事が多いです。
ちょっとしたことでも、勉強して自分でやる事が多くなります。


機械の修理だったり、広告についてだったり、パソコンだったり、いろんなことを勉強するんですね。


機械の修理も、なぜ勉強するのか?というと、修理屋さんを頼むと、来るまでに時間が掛かってしまい、その間仕事が出来なくなってしまいます。
ちょっとしたトラブルなら自分で直せないと仕事にならないんですよ。


勉強してら必要な工具を揃えて、さらにパーツの仕入れ先を探して、と本来の仕事以外の知識が増えていきます。(笑)


一昔前は、ホームページを作るんだ、とクリーニング屋さんも一生懸命勉強をしていました。
外注をしてしまえば楽なんですが、何しろいい値段するんですよ。
クリーニング屋さんって、他の仕事に比べて売り上げがそんなにある仕事ではないので、ホームページの作成費をなかなか出せなかったりするので、なら勉強をして、と独学で作る人がかなりいました。


僕も今使っているパソコンは自作をしています。
自作をしたきっかけは、クリーニング屋さんの友達が作っていて、教えてくれたから。


ホームページにしろ、パソコンの自作にしろ、勉強するとそれ以上の知識が入ってきます。
いや、考え方、というのかな、自分たちの仕事は普段当たり前にやってて気付かない事でも、他の事をやると大事な事が見えてきたりするんですよ。


余計な事をすると失敗するとか、早い近道は地道にやる事だ、とか。

そんな事にも気づく事が出来るので、本業以外の勉強はいい刺激になります。


昨日も同業の友達と電話をしていて、これいい機会だから勉強してみたら?と話をしていました。
なにを勉強していいか?わからないけど、仲間からこれやってみたら?と言われたら手に取りやすいと思います。
これがキッカケになって、違う景色が見れたらいいですねえ。


クリーニング屋さんは今は閑散期で時間があるので、勉強するなら今ですから。
僕も新たに勉強をしようっと。

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膨らみのないダウンは暖かくないでしょ?

最近、目についてしまうものがあるんです。
それが、ダウン。
道を歩く人、コンビニですれ違う人、横断歩道ですれ違う人、うちに来たお客様。
かなりの人が のダウンが気になります。


その理由が、ダウンの膨らみのなさ。


あー、あれでは暖かくないよなあ、と見てて残念な気持ちになるんです。
その理由も分かってます。


みなさん、ダウンを自分で洗っているでしょう?
だから、膨らまないんですよ。


いつからですかねえ、ダウンを頻繁に洗う人が増えてきました。
下手するとら毎週洗っている、なんて言う人もいます。


なんでそんなに頻繁にダウンを洗うんだろう?
僕は不思議で仕方ないんですよね。
アウターとして着ていて、一週間やそこらでダウンの膨らみがなくなるほど汚れることはあり得ません。
また、ダウン製品の多くはポリエステルやナイロンなど化学繊維なので、汚れも落ちやすい。
週に一度なんて神経質にならなくても、一月に一度でも十分綺麗になります。

逆に、頻繁に洗っていても、膨らませることができなければ、暖かくなくすだけで、ダウン本来の機能はなくなってしまうんです。


みんな、ダウンの扱いを間違えてますよね。


洗うならきちんと膨らませないと。
家でダウンを洗う時の最大の問題は乾燥工程です。
洗うのはさほど問題ではないんですよ。
問題は乾燥で、自然乾燥ではダウンは膨らまないので意味がないんです。
どうしても熱を加える必要があるのですが、ご家庭ではこれが出来ない。


熱を加えた服は一目見ればわかります。
あんな小じわはついてませんから。


暖かくないし、変な縮み方をして、不格好だし、いい事ないですよね。
ダウンの洗い方を指南しているサイトは結構ありますけど、実際に洗ってみたら、よく観察してみてください。


これ、洗う前と同じ?って。


着たくなくなると思いますけどね。
ダウンはそんなに頻繁に洗う必要はありません。
その代わり、洗う時はクリーニング屋さんへ。
汚れ落ちの話だけではなく、暖かさが段違いで違いますから。
せっかく洗うのなら効果的にしましょう。

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ららぽーと立川立飛店。

クリーニング屋さんには繁忙期と閑散期と呼ばれる時期があります。
繁忙期は言わずもがな、春の衣替えの時期。

仕事をやってもやっても、一向に品物が減らずら終わりの見えない時期がこの時期です。

閑散期は今の時期。
年が明けてから3月なかばくらいまで、全くと言っていいほど仕事がありません。


こんな時は、じっくりとやる仕事や、厄介な仕事を集中的になるようになります。


さらに、忙しい時期には出来ないことなども。


今日は配達の日なのですが、午前中、ぽっかりと時間が空いたので立川までやって来ました。


ららぽーと立川立飛店です。



娘からすごいと言われ、他の人からもららぽーとはでかいな、と言われてたので、一度見に行ってみたかったんですよ。

今なら平日、駐車場代はかかりませんから、見て回るだけでも気安くいけます。


確かにでかい。
で、たくさんのお店が入ってる。
おしゃれなお店が多いですねえ。
アンテナショップ的なお店もあるのかもしれません。


人の動きを見て、お店を見て、値段を見て。
今の立川ってこんなになってるんだなあと勉強になりました。


ららぽーとへ行くまでもびっくりするほどいろいろ変わってます。
まだまだ立川は開発されていくんだなあと思いますね。

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服が変化するのは普通の事です。

ネット上にある、クリーニングや洗濯の情報がなんで変なものが多いのか?


その理由を考えていました。



最初は、きちんとした知識がないからだな、と思っていたんです。
日本は水に恵まれた国なので、諸外国に比べて洗濯への苦労が少ないんです。


みなさん、汚れが落ちない、と悩んでいるかもしれませんが、外国はもっとひどいんですよ?
洗うとパサパサになってしまったり、黄色く変色したり、ひどいところは水がそもそも茶色かったり。
これに比べると日本は水が綺麗だったので、洗剤も効果的に使えるしパサパサにならないし、恵まれていたんです。
なので、洗剤を入れて洗濯機のスイッチを押す、これで洗濯が出来てしまっていたので、正しい知識を知る人が少ないのかな、と思っていました。


これも理由の一つかもしれませんが、それだけでは説明のつかない事もあります。



今、色んな情報を見ていて共通するのは、服のダメージや縮みについて過剰なほど怖がっている事。
正しく怖がるのならいいんですが、過剰とも言えるような様子を見ていると、もしかしてここかな?と思うようになって来たんです。


服は洗えばシワがつくのは普通の事です。
厳密に言えば、縮むのも普通の現象です。
不思議な話ではないし、逆にそれが起きるのが普通の事。
だから、形を整えるためにアイロンが必要になるわけですね。


これ、理解している人には何言ってるんだろう?と言う話に読めると思うんですが、結構な人数でいるんですよ。


洗ったらしわになってしまった、大丈夫か?


こんなお問い合わせをもらうこと、あるんです。



着ていたらシワがついちゃって…、傷んでますか?とか。


あまりにも神経質なお問い合わせなので、こちらもどう答えていいか?迷ってしまいます。
厳密に言えば、繊維が折れているから傷んでいると言えなくもない、かな?とか。
でも、通常の使い方の範囲内だからこれを傷んでいる言うのは言い過ぎだし、とか。
でも、お客様は不安に思っているから寄り添った回答をしてあげないと傷ついちゃうかな?とか。


不安に感じている人に、こう言うものですよ、と伝えるのはとても難しいんですね。


なんでこんなふうに不安に思うのか?
理由は二つあると思うんです。

一つは、経験が少ないから。
洗いあがった直後をまじまじと見ていなかったり、自分の服をあまり見ていなかったり。
そのため、シワがついていることに今まで気づいていなかったという事、よくあるんですよね。
気がついてしまって、驚いてしまうんだと思います。


もう一つは、直るということを知らないから。
僕らクリーニング屋さんは、シワがついても気になりません。
その理由は、アイロンかければシワは取れちゃうから。
着ていればシワができるのは普通だし、洗ってもシワができるのは普通。
アイロンかければシワは取れちゃうので、全然気にならないし、不安にもなりません。


これは直る、とわかっているから、でさよね。


でも、直るのか?わからない人たちからしたら、こんなになってしまって、元に戻るのか?という不安が出るんだと思います。
さらに、直るか?直らないか?から、おかしくしてしまったんではないか?と不安が助長されてしまうみたいなんですね。


ネットの情報には、この直る、という経験のない人たちが書いているから、縮みやシワ、傷む、という事に過敏に反応して変な内容の情報が氾濫しているんだと思います。


今、消費者の人たちに必要なのは、シミ抜きや洗い方ではないと思うんです。
アイロンのかけ方、アイロンでシワは取れる、という経験値。
これが必要なのかな、と思います。


アイロンの正しい使い方をしている人を、僕は見たことがありません。
もしかしたらいるのかもしれませんけど、ネット上のアイロンの情報もかける手順は書いてあっても、正しい使い方を書いてあるのは見たことがありません。

だから、シワが取れなくて、諦める人が出てくる。


そりゃ、洗いざらしてきても平気になってくるはずですよ。


僕も正しいアイロンの使い方はクリーニング学校で教えてもらいました。
シワをとるのにはきちんとした理屈があるんです。
これが広まれば、意識が変わるのかなあと思っています。

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販売のプロと洗うプロ。

ネット上には、たくさんの衣類のお手入れの情報があふれています。
シミの抜き方、洗い方、素材別、服別で、検索すればやり方が出て来ますね。

それを見てご自分でやる人もいらっしゃるでしょう。
自分がうまくやれて、他の人に知ってもらおうとブログに書いたりSNSに投稿をする人もいるかもしれません。


そんなお手入れの情報も、やはり正しい情報と変な情報が混ざっています。


一応、僕はクリーニング屋さんなので、洗いに関しては専門家。
おかしな説明を見ると、むむっ!と気になってしまうのです。


服を販売している人が、お手入れについて説明をしているのをよく見かけます。
しかし、その説明でまともなのを見たことがないんですよ。


ふわーっとした情報は色んなところで見かけるんですが、正しい情報は見たことがない。
服の販売のプロですから、仕方がないといえばそれまでなんですけどね。


同じ服を取り扱っている職業なんですよね、クリーニング屋さんもアパレルさんも。
でも、同じ服なのに、持っている情報は違ったりするんです。
アパレルで使う勉強会の雑誌や本を読んだことがありますが、それ自体は僕らのと変わりがありません。


繊維の特徴などは、アパレルもクリーニングも同じ。
多少の違いは立場の違いでもあるので許容の範囲です。


でも、現場レベルになると、途端に話が変わって来てしまう不思議。
先日も、アウトドアのダウンジャケットのお手入れの仕方について、アウトドアショップの方が説明をされているのを見たんですね。


でも、読んでいると、あれれ?それおかしいよ?という話をたくさんしている。
いや、ほとんどと言ってもいいですね、原理もあってなければどうしてそうするのか?の説明も正しくない。

唯一、賛同できたのは、ケアラベルを確認してそれに沿って洗いましょう、と言うところ。
でも、それって、僕らも同じように言いますけど、要は見極めがつかないから表示通りが安全ですよ、と言う話で、プロでなくても出る話なんですね。


ダウンの説明もおかしいなあ、と思ってどうしてだろう?と思ってたら、やはりここにも立場の違いがあるんだろうな、と思ったんですね。


彼らは販売のプロです。
販売に必要な情報をたくさん持っています。
メーカーの情報、その製品の情報、サイズ感、素材感、そう言う情報に長けています。

僕らクリーニング屋さんは、と言うと、洗ったらどうなるか?どう扱うとおかしくなるか?と言う視点で情報を持っています。

だから、素材についての知識もアパレルさんのそれとはちょっと毛色が違うんですよね。


僕らの素材感は、縮みや変化に対しての情報が多いですが、アパレルさんは肌触りや色合いなどが主になって来ます。
突き詰めていくと同じ話をしていくんですが、そこから先に突っ込んで知る人はあまり多くはないんです。


そんな事を考えていると、やはり、餅は餅屋だよなあ、と思うんですね。
お手入れについて、専門家である僕ら以上の説明が出来る人はいないんです。
だから、お手入れについて知りたければクリーニング屋さんに聞く方がいいんですよ。

でも、服を買うときには。
販売のプロ人たちの話を聞く方がいい。
その時のはやりも知っているし、着用のメリットなども知っているし、購買のために必要な情報をたくさん持っている。


誰に話を聞くか?は本当に大事ですよ。



アウトドアのダウンジャケットのお手入れ、暖かさを維持したいならクリーニング屋さんじゃないとダメです。
理由はダウンを膨らませられないから。
干すくらいでは膨らみません、と言うことはダウンの暖かさは減ってしまいます。
コインランドリーの乾燥機では温度が低すぎるんですよ。
だから、クリーニング屋さんでなければダメなんです。


お客さんとクリーニング屋さんの交流よりも、アパレルや販売員さんとクリーニング屋さんの交流の方が先かなあ。
売る人がただしいちしきをもってくれるのが一番ですよね。
話せるクリーニング屋さんも少ない問題もあるんですけどねえ。
なんとかしたいなあ。

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糊の硬さを見直す。

ワイシャツをクリーニングする時は、必ず糊付けをします。



糊付けをなんでするのか?



結構な人が勘違いされているんですが、パリッとさせるためじゃないですよ?
糊付けをする理由は、汚れを落としやすくするためです。


ワイシャツに糊をコーティングするんですね。
で、糊の上に汚れが付着し、洗った時に糊と共に汚れが落ちる、だから綺麗になる、こういう仕組みです。


ですから、糊をつけておかないとワイシャツはどんどん黄ばんだり黒ずんできます。


実はクリーニング屋さんでは糊の具合を季節ごとに調節しています。
夏は濃いめにつけ、冬は薄めにつける。
これも理由は明白ですよね。

冬に糊で硬くすると、襟元が痛くなることがあります。
ですから、糊を薄めにするようにしているんです。



しかし、ですよ。


去年もそうでしたが、今までにない気象状況から、僕らが体験したことのない事態が起こって行きます。


今年、関東は雨が降らず、以上に乾燥しているじゃないですか。
今までの感じで糊をつけていると、それでも硬く感じて首元が痛くなるらしいんですね。

今までなら平気だったものが、この乾燥状態で敏感に感じるようになって来てる。


これは糊の付け方を見直さなければ、と言うことが決定。
糊をさらに薄くつけるように工夫をしています。


どうせなら糊をつけなきゃいいじゃん、と思う人もいるかもしれません。
でも、先ほどの理由から全くつけないわけにはいかない。
薄くてもつけておかないと、服が長持ちしなくなってしまいますからね。


薄くつけるって結構難しいんです。
量の問題もあるし、仕上げが難しくなるし。


雨が降ってくれればいいんだけど天気予報を見ている限り、無理っぽいですもんねえ。
今までの常識を白紙にして、考え直さなきゃダメになって来ました。

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クリーニング屋さんの種類。

僕は今まで、クリーニング屋さんには主に二種類のクリーニング屋さんがあると思っていました。


一つは、個人店。
会社組織ではなく、お父ちゃん、お母ちゃん、お兄ちゃんのいわゆる3ちゃんという形態です。


もう一つは会社組織の大きなクリーニング屋さん。
社員やパート、アルバイトを雇い、リーズナブルな値段で品物を集めたくさん処理をする。


この二つがクリーニング屋さんだと思っていたんですね。
更に最近ではネットでクリーニングを集めているお店もあります。
ここも以前は、クリーニング屋さんがやっていたのですが、最近はクリーニング屋さんでない人がクリーニング屋さんのふりをして品物を集め、外注をする、という形態も出てきています。


このケースのクリーニング屋さんも、たどっていけば大手チェーン店ですから、前の二種類の中に入っていると言ってもいいかな、と思っていたんですね。

ところが、ですよ。


ここ最近、いろんなクリーニング屋さんに行く機会が増え、話を聞く機会が増え、クリーニング屋さんってそんなに単純じゃないぞ?と思うようになってきたんですね。


クリーニング屋さん、各々こだわるポイントが違うんです。
今までは仕事にこだわるのが個人店で、値段にこだわるのが大手チェーン店だと思っていました。


しかし、そうとも言えないな、と思うようになってきました。
というのも、仕上げに関していうと、個人店でも大手チェーン店と似たようなところがある、という事に気づいたんですよね。


これ、手を抜いている、という訳ではなくて、ソフトな仕上がりが認知されてきた、という事なんだ、という事にも気づいたんです。


昔ですと、アイロンをびしっとかけるのが個人店で、それが高い技術の証だと思っていました。
しかし、時代は変わるんですよね。
その仕上げを良しとしないお客様も増え、クリーニング屋さんの機械化も進み、個人店のクリーニング屋さんでも、似たようなソフトな仕上がりをする所が出てきています。


仕上がりはソフトに、でも洗いやしみ抜きはハードに、そういう系統のクリーニング屋さん、かなりいらっしゃいますね。


ソフトな仕上がりは一見すると、大手チェーン店の仕上がりと区別がつきません。
しわはありませんが、立体的な仕上がりとは違うので・・・・・。
洗いとしみ抜きにこだわっていますから品質はものすごく高いんですけどね。


逆にアイロンにこだわっているクリーニング屋さんもいらっしゃいます。
ここは仕上がりの見た目が全然違う。
ハンガーにつってあるだけなのに、人が着ているかのような立体的な仕上がりは、誰が見ても綺麗だな、格好いいな、と感じり仕上がり。
この仕上がりを知っているお客様は、ソフトな仕上がりは満足できないと思います。


このほかにも、大手チェーン店では、アパレル仕様の仕上げ機を導入している所もあるので、襟だけがきれいなお店とか、そんな不思議なお店も存在します。

ねえ、結構クリーニング屋さんによって違うでしょう?

実は以前から疑問に思っていたんですよね。
クリーニングにご不満のある人がいて、その人たちに個人店をお勧めしたんですが、あまりいい返事が聞けなかったことがありまして。
最初は、個人店でも品質は差があるからなあ、と思っていましたが、それでも大手チェーンに比べれば高い品質を提供していると思うけどな?と不思議だったんです。


でも、一般の消費者が見たら、見た目が判断材料になるとすると、ソフトな仕上がりの個人店の品質が分からなかったのかもしれないな、と思うんですよね。
もしくは、お客様が望んでいた品質は、ソフトな仕上がりではなくてアイロンでびしっとした仕上がりが希望だったかもしれませんし・・・・・。

安易に、二種類ありましてね、なんて説明するわけにはいかなくなっちゃいました・・・・。

時代の変化とともに、クリーニング屋さんも多様化してきました。
自分の望む品質のクリーニング屋さんは必ずあるので、希望を持って探してもらいたいな、と思います。

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モチスラ。

餅が余っています。


食べ始めれば一気になくなってしまうのですが、食べないときは誰も手をつけない。
そのままにしておけないなあ、と思っていました。


ある時、スマホを見ていたら面白そうな商品がありました。


モチスラ



という商品。
餅をスライスできる商品です。
気になっていたんですがわざわざ取り寄せることもないかな、と思っていたんですね。
たまたま、西府のツタヤに本を買いに行った時に。
なんとモチスラが売っている。(笑)


これは何かの縁だな。(´・∀・`)



そう感じまして本と一緒に購入してまいりました。
使い方はとても簡単、餅をセットしてスライサーの感覚でスライスするだけ。
簡単に安全にスライスした餅が出来上がります。


スライスしたお餅、何気に人気ですよね。
お鍋に入れたりすると美味しいらしい。
今回は、そのまま焼いてみました。

すると、あられなせんべいのような感じに。
少し塩を振ればとても美味しくなります。


娘と相談しましてね。
これ、きなこもちもいけるんじゃね?となり、試してみたんです。
スライスした餅をしゃぶしゃぶのようにお湯に浸して柔らかくなったらきな粉につけて、そのままパクッ!と。


薄くなったお餅はとても食べやすく美味しくなります。
お餅一個をスライスすると相当な量に感じますしね。


モッフルに続いてハマりそうな予感。
餅がなくなるまでスライスしてもらいましょう。
西府のツタヤに売ってます。
気になる方はどうぞ。(笑)

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洗剤メーカーも大変ですねえ。

どの仕事も大変だと思うのですが。
メーカーさんって今の時代、とても大変だと思うんですよね。


新しいものを求められるので、常に新製品を発信していかないといけない。


去年より良いものを提案しなければ売れなくなってしまうので、開発は苦労していると思います。


先日、Facebookから通知が来て、洗濯王子が洗剤メーカーの新しい洗剤の発表会をライブ中継をしておりました。


仕事しながら視聴していたんですよね。
新洗剤は画期的なものらしく、特に洗剤の主成分、界面活性剤が画期的らしいのです。
メーカーさんの説明を聞いていると、ものすごい技術が詰め込まれている模様。
今までの洗剤をはるかに凌駕するような、そんな画期的な開発、らしいです。


他のクリーニング屋さんも見ていたんですが、口から出るのは同じで、うちらの業界の洗剤にもこういうの来ねえかな、と。
一般の人が使う洗剤と、僕らが使う洗剤、明らかに僕らの方が使う量が少ないので、新しい技術が入ってきづらいんです。
良いものならこちらにも技術提供してくれると嬉しいのになあ。


その他にもドラム型に特化した洗剤の発表もありました。
説明を聞いていると、なるほどこの技術を使ったのね、というのがわかります。

僕らクリーニング屋さんなら当たり前にやることでも、消費者人たちは知りませんし、しませんからそれに対する対策が必要。
こちらは目新しい技術ではありませんが、理にかなったものです。


いろんなリサーチをして、そのための対策をして、新製品として開発したんだな、というのがよくわかる発表会でした。


実際の効果は使ってみないとわかりません。
車の燃費と一緒で、メーカーの公表値とリアルはどうしても差が出ますからね、
これから皆さんが使うことで、現実的な汚れ落ちなどが分かってくると思います。


しかし、新しいものが開発されていくたびに、手間が減っていきますね。
良いことのように思えますが、やはり、カスタマイズして使うのが一番効果が高いのと、手間がかからなくなる反面、正しい選択を知らない人が増えていくのかな、と思うと微妙な感じです。


簡単にすることの弊害ですかね。


簡単にしつつ、正しい知識も持ってもらう、そんな理想な形にできると良いんだけどなあ。

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フェルメール展。

昨日は夕方からフェルメール展を見に行ってきました。
東京は3日で終わるというので、急遽調べまして。
チケットは前日までに購入しなければならず、慌てて押さえてきまして、コンビニで支払いを済ませ、入手。
5時からの入場に合わせて上野へ行ったんですね。


5時に着くと長蛇の列。
最後尾にはここから入場まで30分と書かれています。
雨の降る前に入りたいなあ、と思ってたら以外とすんなり入れまして。
中に入ってから無料の音声ガイドの機械を借りまして、いざ、鑑賞のスタートです。


先ほどまでの長蛇の列が入っていったんです、混んでますよね。(笑)


順番に見て回れるんですが、止まる人もいれば入れ替わる人もいて、みる方も工夫が必要です。
まあ、少し待てばみなさん次に移動するので空いてくると思うんですけど。


最初の方にある絵はフェルメールではないんです。
でも、どの絵もすごい魅力的で細かな描写に驚かされます。
音声ガイドを聞きながら見ているとより絵の背景とかが知れて興味が出てくる。

絵の中にこっそりと仕込まれた小さなものがチクリと風刺をしていたりとか。

これは時代背景とかを知らないとわからないですよね。


一つずつ見て回って一階に降りると、そこからはフェルメール。


さっきよりもたくさんの人です。(笑)



フェルメールの方は、順番ではなく、どこから見てもいい、との事。
その代わり、見たら後ろの人と交代をして、次の絵を見るときは後ろから並んでください、と係りの人がおっしゃっています。


でも、見てると素直に後ろから並んでいる人は少数なんですよね。
一番前にいて、横にスライドする人がいると、後ろの人は前に行けません。
大人は背が高いのでそれでもなんとか見れますが、子どもは大人の背中しか見えず、かわいそうだなあ、という場面がちらほら。


大人が一番大人げないっていう…。

あちこちで子供が見えないよー、といっている声を聞いて、見させてあげればいいのになあ、と残忍に思いました。


それでもきちんと並んでいればいつかは見れます。(笑)
交代してくれる人がいるので待っていればいつかは最前列に。


並んでいるときに。あっ、と思ってしまったんですよ。


これ、人間ガチャポンだ、と。


子どもの頃、ガチャポンのおもちゃが欲しくて、横からのぞいて、次に出そうだ、と思ってたのに、回すとほしいものが落ちてこないで他のが次の穴に入ってるの見て悔し思いをしたこととかありませんか?

まさにアレなんですよね。


前の人が後ろに下がるとあくわけです。
じゃ、その後ろの人がそこに入れるか?というと、斜めからさっと人が入る。(笑)
真後ろだから次の順番は僕だ、と思っていてもなかなか最前列には入れません。(笑)
なんだか面白くなっちゃって、どのタイミングで真後ろの僕は入れるんだろう?とじっと待ってみたんですね。

すると面白いもんで、必ず自分が入れるタイミングがくる。
うまい具合に出来てるなぁ、と思います。


時間はかかりましたが、フェルメールを堪能することが出来ました。


テレビやネットで見るよりもやはり実物は人の心を動かします。
まあ専門家ではないので、単純にすごいなあという感想だったりしますが…。
今回は子どもたちも連れていったので、これを機会にいろんなものに興味が出てくれるといいなと思っています。


次は大阪らしいですよ。

フェルメール展に行くときは、入場時間ぴったりは非常に混みます。
30分ほどずらすと比較的空いてるそうです。

行かれる方がいらっしゃいましたら、少しずらして入場することをお勧めします。
フェルメールは逃げませんからね。(笑)

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