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クリーニング屋さんとお客様がマッチングしない理由 〜 最後に

3日に掛けて書いてきたこの話題。

クリーニング屋さんとお客様がマッチングしない理由


今日で最後になります。


お客様やクリーニング屋さん、各々理由があってうまくマッチングしていない、と書いてきました。
それ以外にも理由はあると思うんです。


例えば、服の強度に問題があるケース。


近年、服は弱くなっているんですよ。
理由は、糸が細くなってきているから。
肌触りの柔らかいものが好まれるため、糸が飛んだん細くなり、生地も隙間が開くようなものが増えてきました。
すると、元々の強度が足りないので、洗うと変化を起こしやすいものが増えてきます。

買った時の値段、ブランドイメージから、お客様はいい品物、強度のある服だと思っていたのに、いざ洗ったら変わってしまう。

これも問題なのかな、と思うんですね。

ここでは何度も書いていますが、服は洗ってまた着ることが出来なければいけません。
着てそのまま捨ててしまうわけにはいかないんです。

着たら汚れ、それを洗って綺麗にして、また着る。

これが服のサイクルです。
そのために、アパレルメーカーは服に強度を持たせ、長持ちするように作ってきました。


ところが最近は長く着ることを念頭に置いてないような服がかなり出回っていて、でも、売っているときはすごくいいもののように売るので、お客様もすっかり信じ込んでいます。

で、結果が思うようにならなかったら、それは失望しますよね。


着用中におかしくならば服を疑いますが、変化が起きるのがクリーニングした後だと、ほぼ間違いなくクリーニング屋さんを疑います。


クリーニング屋さんがおかしいこともありますが、服がおかしいこともあるんですよね。


僕は、お客様は長く使えるものがいいものだと思っていると、考えています。


肌触りやデザインなど、いろんなお話をされますが、いいものと長持ちするはイコールなんです。


ファストファッションが売れているから、と言いますが、その根底にあるのは、服が長持ちしないから、という諦めから。
もし、服が長持ちするように作られていたら、ファストファッションがこれほどもてはやされるか?わからないと思いますよ。


僕らクリーニング屋さんも原点を見つめ直す必要があると思います。
と同時に、アパレルメーカーも、服の本来の意味をもう一度考え直す必要があります。

クリーニング屋さんとお客様のミスマッチングの話ですが、その先には、アパレルを含めた日本の衣類の文化が関わってきていると思いますね。


お客様が、声を上げてくれるようになってきました。
変わるなら今だ、と思います。

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