君はだれ?
春が近づいてくると、きまって洗濯のやり方やメンテナンスの仕方、クリーニングについてのブログや記事が増えてきます。
毎年、変な情報が出てきてうんざりするんですが、今年はそうも言ってられないような感じで…。
あまりにも変な情報がたくさん出回ってきてる。
由々しき事態です。
例えば…。
スーツをクリーニングに出すのは間違ったメンテナンスだ、こう言ってる人がいるんですよね。
まあ、主張は個人の自由なのでとりあえず読んでみると、よくもまあそんな適当な話をまことしやかに書けるな?と言った内容で。
でも、肩書きだけは立派なんですよ、そういう人は。
その肩書き、文章と釣り合ってないでしょ?責任取れるの?と突っ込みたくなります。
クリーニングに出すと油が取られるのでパサパサになる。
パサパサになったものを持って来い。
見てあげるから。
それがドライクリーニングでパサパサになったのかそうでないのか、区別がついているんだろうな?
今、ドライクリーニングでパサパサになんてすることはできないんですよ。
そんな油脂溶解力の強い液体は使ってないもの。
また、おかしな話をする人は、クリーニングの中の仕事を全く知らないんですよね。
ドライクリーニングをするものと水洗いをするものの区別がついていない。
クリーニングからワイシャツが返ってきたら、袋から出して乾かしなさい、と書いてるんですよ。
その理由は、溶剤が残留していると変色の危険性があるから。
ワイシャツは水洗いだから、溶剤は付いてません。
この時点で、この人何も知らないで書いてるよな?いい加減だよな?と言いたくなる。
どれもこれも、自分のしっかりした知識ではないのがわかるんですよ。
みんな同じ話をしてて、間違っているから。
どこからから引っ張ってきた情報を使うからそんな事になるんです。
実は問題もありまして。
クリーニング屋さんが間違った情報を流している。
最初、また変なこと書いてるやつが出てきたなあ、と見てたんです。
だれが言ってるのよ?どこかのテーラーさん?ファッション関係の記者さん?なんて見てたら、クリーニング屋さんでした。
あまりにも驚いて、この人、ほんとうにそうおもっているの?と思ったほど。
で、その人の紹介文を読んでたら、友達が所属している勉強会の名前があったので、友達に電話をしてしまいました。
この人、どんな人?って。
ちゃんとクリーニングを知ってるの?
まともな人?とまで。
すると、こんな答えが返ってきたんです。
知識はちゃんとあると思いますけど、目的があると情報を操作するタイプかもしれませんね、と。
今現在は、クリーニング屋さんではなく、コインランドリーの業種にいるとのこと。
だから、ドライクリーニングを否定的に語り、水洗いを勧めるんだな、と納得してしまいました。
いや、納得してはいけない…。
クリーニング屋さんはそんなことしないと思ってたのに。
がっかりですね。
こんな事ばかりやってたらますます消費者は混乱してしまいます。
よくありませんよ、本当に。
目先の利益に目を奪われないで、何が大切か?よく考えましょう。
クリーニング屋さんが最後の砦なんだから。
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