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ドライクリーニングの誤解をどうとくか?

ドライクリーニングに対するいろんな誤解があります。
そのほとんどが、実際とは正反対のイメージになっている。
僕らからすると本当に不思議な話なんですよね。
なんでそうなってしまったのか?
ぼくらクリーニング屋さんの説明が足りないからなのかなあ。


例えば、です。



ドライクリーニングって、服に対して影響が少ないんですね。
とにかく変化が起きづらい。
だから、アパレルメーカーもドライクリーニングを指定することが多いんです。
特に、ハイブランドになると水洗いをしてはいけない、ドライクリーニングしなさい、と指定してきます。

その理由が、水で洗うと形が崩れるけど、ドライクリーニングで洗うと形が崩れないから、なんですね。


とこらが、今は、ドライクリーニングをすると服が傷む、と思っている人がいる。
油を取ってしまうので、服がパサパサになる、と本気で信じている人たちがいます。

そんなことあるわけないのに。

ドライクリーニングは石油由来の溶剤で洗うので、油を溶かす力が強いです。
しかし、強いといってもパサパサになる程強いわけではないんですよね。
もし、そこまで油を取る力が強いのなら、油を落とすシミ抜き剤があるわけないんです。
でも、油を落とすシミ抜き剤って売ってるんですよね。

ドライクリーニングで落とせる油汚れにも限界があるから。

油を落とす、と言う言葉が一人歩きをして、ドライクリーニングを悪いイメージにされているのはクリーニング屋としていい気はしませんねえ。


また、これもたまに見かけるんですが、ドライクリーニングの溶剤を服によって使い分ける、と言う人たちがいます。
ええ、言うのはクリーニング屋さんでない人たちです。
クリーニング屋さんは決してそんな話をしません、だって、無理だもの、そんな事は。


なぜ無理か?と言うと、ドライクリーニングの溶剤は、機械の種類で使えるものが決まっているんですよ。
だから、機械を導入した時点で、使える溶剤も決まってしまい、それを使うしか無くなるわけです。


ガスコンロににた感じですよね。
どちらも火はつくけど、都市ガスとプロパンガスで使えるコンロが違う。
自宅に入ってるガスの種類に合わせてコンロをわざわざ買ってきてると思います。

ドライクリーニングも同じで、どの種類の溶剤を使うか?決めて機械を買っているので、服に合わせて溶剤を使い分けるなんて事はあり得ません。

たまに、溶剤を服に合わせて調合している、とわけわからないことを言う人がいますが、洗剤ではないので調合なんてしません。
溶剤屋さんがローリーで持ってきてくれてそのまま入っています。

多分、調合している、と言う人は、洗剤と勘違いしているのかもしれませんね。
で、それを水に溶かして使うようなイメージでしょうか。
水に溶かした段階で、ドライクリーニングではなく、水洗いなんですけどね。


溶剤は最初から決まっているので、強い弱いも最初の段階で決まっています。
たまに、強い溶剤を使った?と言う人がいますが、そんな事はないのは今までの説明でお分りいただけたかと。


で、なんで皆さんがこう言う誤解をするのかなあ?と考えたときに、クリーニングから帰ってきた品物になんらかの違和感を感じているからだと思うんですよね。

汚れが落ちてない、縮んだ、色が変化した、そんな経験からドライクリーニングをしたら変化する、と思い込んでしまったのかもしれません。


今まで聞いてきたお客様のお話の中で、結構な割合で勘違いをかなりしています。

目の前で私は見た、とおっしゃるお客様もいました。
しかし、目で見たものをどう感じたか?で簡単に誤解することができます。
正しい予備知識を持っていない人で、正しく判断できる人ってほとんどいないんじゃないでしょうか?

とくに、ドライクリーニングはイメージ悪い噂が広まっているので、何かあったらドライクリーニングをしたからこうなった、と思い込んでしまう人が多いのかもしれません。


それはドライクリーニングが原因ではなくて、別のものが原因なんだよなあ、と思う事が沢山あります。
ここの誤解をどうとくか?ここのブログのテーマの一つにもなっていたりします。
本当に、なんとか伝えたいなあ、と日々頭を悩ませていますねえ。

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