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2019年5月

えぞ千さんがご挨拶に来てくれました。

つい先ほど、えぞ千さんの奥さんが寄ってくれまして。




お店、やめました。



とご挨拶に来てくれました。

噂で閉店すると聞いていました。

詳しい理由は今日聞いたんですが、ご主人の身体が思わしくなかったようです。

一度2年前にやめようと話が出たらしいですが、それでもまだ頑張る、とやってきたそうです。



中河原の名店がまた一つ終わってしまいました。



クリーニング屋さんもそうですが、お店を閉める理由に身体の不調があるようです。

みなさん高齢ですし、後継者がいなかったりすると、どこかで区切りをつけなくてはいけません。


昔のように、従業員を雇っているところはほとんどありませんしね。



府中市内を見渡してみても、昔からやっている個人店はどんどんやめていきます。

新しく出店するのはチェーン店ばかり。

たまに新しいお店の中に個人で営業されるところもありますが、コーヒー屋さんとか少し変わったお店が多く、中華屋さんや定食屋さんはほとんどありません。



あと10年もしたら、チェーン店ばかりになってしまうかもしれませんね。

個人のお店に従業員がいないってことは、その人たちが独立して開業、というのも無い、ということです。


時間をかけて修行して、というのがなくなる一方、誰でもできますと、簡単なやり方で出店する人が増えるんだろうなあ。


素人が始めたお店、結構ありますからね。


今残っている個人店はとても大事かもしれません。

今のうちに大事に通うようにしましょう。


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とある芸能人の、とあるブランド品の、クリーニングトラブルについて。

なんかクリーニングに関連したニュースがネット上に上がっていました。

世間ではもっと悲惨なニュースが報道されていたのですが、その裏でとある芸能人がクリーニング屋さんへ怒っているニュースがあったんです。



今は、その記事は見れなくなっています。



ここから先は、その記事を知っている方だけにわかる話になるかもしれません。


ざっくりも書きますと、とある芸能人の方がとあるブランド品をクリーニングに出したら、メモ書きと一緒にクリーニングされた服が納品されていた、と。

その服には、ブランドのロゴがプリントされていて、なんとそのプリントが剥がれていて、メモ書きには、プリントは永久なものではない、と。

汚れ具合などにより消失する事があります、と、書いてあったらしいんですね。


で、大事な服をダメにされたと怒った芸能人の方が、その怒りとともに写真をネット上にあげた、というお話です。



この話について、ネット上ではいくつかコメントが上がっています。

1つは、クリーニング屋が悪い、という話。

もう1つは、芸能人があげるのがおかしい、という話。

両方の意見があるようです。


今回のこの話、何が原因として考えられるか?クリーニング屋の立場から、書いてみようと思います。



まず、ロゴが剥がれてしまった事について。



プリントが剥がれたというと、真っ先にドライクリーニングをしたからだ、と言う人がいます。

確かに、ドライクリーニングはプリントの接着を溶かす性質があります。

プリントした製品をドライクリーニングをすると、接着剤が溶け、プリントが剥がれてしまいます。


では、今回もそのケースか?というとおそらく違うんですよね。

写真をよく見るとわかるんですが、全部が綺麗に剥がれているわけではないんです。

擦れたように剥がれていて、剥がれたものが他に付いています。


これ、熱で接着剤がとけて、擦れたところが剥がれていったんだと思うんですよね。

プリントが剥がれる原因は、ドライクリーニングだけではないんです。

熱も接着剤が溶けるので剥がれる原因になります。


ドライクリーニングの場合、剥がれる時は綺麗に剥がれるんですよ。

接着剤も残らないんです。


そういう性質を考えると、今回のケースはドライクリーニングによるものではなく、水洗いをして乾燥機で乾燥した時に剥がれてしまったんではないか、と推測します。


では、乾燥機で乾燥したクリーニング屋が悪いのか?



それはしっかりと調べてみないとなんとも言えません。

じっさい、プリント製品でも乾燥に耐えられるものも普通にあります。


となると、次に考えられるのが、洗える表示が付いていたのか?という問題。

きちんと製品テストをして、どういう洗い方ができるか?今はきちんと洗濯表示になって付いています。

その表示で、洗えるとなっていて、表示通りに洗ったのなら、それは表示をつけたメーカーの責任となります。


しかし、表示では洗えないとなっていて、クリーニング屋が独自の判断で洗ったのなら、それはクリーニング屋の責任。


ここは商品についていた洗濯表示を確認してみない事には、どちらに責任があるか?と安易に話せません。



ここでもう1つ気になることがあります。

それは、このブランド、フェイク品が多いので有名なんです。

偽物が出回っている、と評判のブランド。

なので、この商品が本物なのか?という問題もあります。



さて、ここまでは、洗い方の話。

次に気になるのが、クリーニング屋の対応について。

ご不在なので、宅配ロッカーにお届けすることは良くありますが、商品に問題があってお客様に伝えなければいけない時には、とにかく丁寧に説明をしなければなりません。


クリーニングの事は残念ながら普通の人はわからないので、もし自分たちに非がないのならきちんと説明をしないと誤解を受けてしまいます。

電話をして説明をするとか、メモ書きにしてももう少し丁寧に書く事はできたんではないか、と思いますね。


まあ、クリーニング屋からすると、普通に洗ったのにおかしくなって、商品に問題があるからだ、と言いたいのかもしれません。

だとしたら、余計きちんと説明をする必要がある。

どう商品が悪いのか?それはクリーニング屋にしかわからないんだから。



今回のネットに上がったニュースを見てて、平等にみるとこんな感じになります。

クリーニング屋に問題があるかもしれない、けど、商品の表示を見てみないと最終的な判断はできない、これが現段階での答えです。



もし、この商品がうちで預かる事になったとしたら。



仮の話ですが、うちなら、やはりプリントが付いているのでドライクリーニングはしません。

水洗いをするんですが、乾かす時は熱をかけると剥がれる危険性があるので、自然乾燥を選択します。

こうする事で、プリントが剥がれるなどの事故を限りなくゼロにすることが出来るからです。



ただ、これでも完璧とは言えません。

なぜなら、商品のプリントが弱いものだと、普通に使っているだけで剥がれてくる事があるから。

そのような商品も沢山あるんです。

すると、どんなにソフトに洗っても、かすかに剥がれる可能性は残っています。


これ以上、回避しようがないので、仕方のないこととしてお客様にご理解をいただく事になると思います。


きちんと作られた商品なら洗うくらいではなんともないんですけどね。

世の中に出回っている商品には、不良品もたくさんあるんです



どうやら芸能人の方とクリーニング屋の方で話し合いがされているようです。

無事に解決することを祈っています。



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洗いたくないもの。

はっきりと書きますが、取り扱うのが嫌な服ってあります。

また、嫌なメーカーってあります。

 

 

取り扱うのが嫌な服っていわゆる洗うのが困難な服。

洗ったら色が出そうだ、っていうのが一番嫌ですかね。

色が出る、クリーニング屋さんがよく使いますが、洗おうと水や溶剤につけた時に、生地から生地の色が染み出すことを言います。

 

これ、かなり厄介で、服に色が移ったり、他の服を染めてしまったりするんです。

事前に気づけば単品で洗いますが、気付かないと大変なことになってしまいます。

こちらのケースは、どのメーカーというのではなく、服ごとに違う話。

 

 

で、問題はこちらの方で、扱いたくないメーカーというものがあります。

 

 

洗うようにできていなかったり、作りが粗雑だったり。

ちゃんとテストして作ってる?と何度口から出そうになったか。

いや、出しているクリーニング屋さんはたくさんいます。

 

アパレルにはアパレルの考え方があって、それは服のデザインや触感などに集中しています。

その中には、メンテナンスは残念ながらはいりません。

 

 

この風合いが面白いから、とか、このデザインが面白いから、この色が面白いから、という理由で無茶な作りをするメーカーさんってあるんです。

さらに、製品テストをしていなかったりすると、表示通りに洗ったのに大変なことになってしまう、事が起こる。

 

先ほども書きましたが、仮のその服だけおかしくなるならメーカーさんと交渉になるんですよね。

でも、他の服にも影響が出てしまったら、メーカーさん、責任とらないんですよ。

 

洗えると書いてあるから他の服と洗ってるのに、おかしくなるなんて。

クリーニング屋からしたら、本当にありえない。

表示の大切さを理解してないのか?と怒りたくもなります。

 

 

これもね、経験をしていくうちに、事前に予防をするようになり、危ないメーカーさんを頭の中に入れておいて、そのメーカーの服が出たら、別に洗うようにするとか、対策を取るようになったり。

 

 

あ、あと、こんなのも嫌です。

 

偽物が多く出回っているメーカー。

人気な商品に多いのですが、偽物が多く出回っていて、当然僕らクリーニング屋さんにも偽物がやって来ます。

 

偽物でもちゃんと作られていればいいんですけどね、、偽物ほど作りが甘くて洗うと変になるものがある。

 

本物がいかにきちんと作られているか?実感する瞬間でもあるんですが、偽物と本物の区別がつかないほど、リアルに作られているなあと思う瞬間でもあります。

 

 

安心して洗える商品が欲しい、これ、クリーニング屋さんの願いの1つです。

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その服の汚れは?

服の汚れ具合を見ると、いろんなことが読み取れます。

 

 

洗わないで長く着用したな、というのもわかりますし、洗っているはずなのに汚れ具合が多いな、と感じることもあります。

 

 

汚れの落ち方は、付き方や年月に比例をするのでどのようにその汚れがついたか?はとても大事。

 

なので、あまりにも不自然な時は質問をするんです。

 

 

1シーズン、ずっと着てたから、と自分のせいのように語るお客様、結構いらっしゃいます。

汚れがひどいのはそのせいだ、と。

たしかに、休ませないでずっと1シーズン着ていると、たくさん汚れます。

でも、いくら汚れると言っても限度がある。

 

例えば、ものすごく真っ黒にはならないし、生地が逆立ってたり、傷んでたりはしません。

 

そのような状態になっている時は、大抵他の理由があります。

 

 

実は一年着っぱなしではなくて、もっと長く着ていた、とか。

三年、四年、なんてのは序の口で、長い人で10年という人もいらっしゃいます。

そういう人に共通しているのは、買った時に、洗ってはいけない、と間違ったメンテナンスの仕方を教えられていたりします。

 

汚れない服はないので、洗わないと汚れのせいで傷んで行くのに、洗わないでくださいってどれだけ無責任な説明をしているんでしょう。

疑いたくはないですが、洗わない事で服を早く傷めて、新たに買い直させる手法のようにも見て取れます。

 

 

きちんと一年に一度は洗っているのに汚れがひどい、という人は、洗ったのに汚れが落ちてなかった事も考えられます。

クリーニングに出してました、と聞いた時はさらに詳細にお話を聞きます。

 

前回クリーニングに出す前はどのくらい着用したか、とか。

どのようなクリーニング屋さんを利用されてたか、とか。

 

そこでクリーニング屋さんが原因のケースもありますね。

 

これもたまに言われるんですが、クリーニング屋さんからビニール袋にかぶさって返ってくると、きれいになったもんだ、と思ってる、と。

まさか、きれいになってないとは思わないって。

 

アイロンをかけてない服でも、袋をかぶせてしまうとクリーニングをされてると思ってしまうらしいんですね。

もし、この心理を利用して適当にクリーニングをしている業者がいるとしたら、それはそのクリーニング屋さんが相当悪い。

そんな悪意を持ったところはないと信じたいですけど

 

 

こんな感じで、お話を聞いていき、どうしてこの汚れになったのか?を探っていきます。

 

 

汚れを落とすことも目的の1つですが、もう1つ目的があるのは、お客様が責任を感じないようにするために。

真面目なお客様ほど、自分の着方が悪いからだとか自分のせいだと思い込んでしまいます。

通常の着用の範囲なら何も問題はないですし、商品に問題のあるケースもあったりする。

そして、クリーニングのに問題があったりする事もあります。

クリーニングで悩んでいるお客様の中には、自分で背負い込んでしまう人もいるので、お話を伺って適切なアドバイスをしたいな、と思っています。

 

服の悩みが1つでも減ってくれるといいなあと思っています。

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ご協力、よろしくお願いいたします。

衣替えの時期は、いろんな服がやってきます。

また、新しいお客様もご来店下さいます。

 

 

新しいお客様のお持ちになる品物の中には、汚れの気になるものがあったりするんです。

僕らプロなので、見れば大体どうして汚れてきたか?なんとなく分かります。

 

 

大抵は、汚れの蓄積なんですよ。

で、問題なのは、どうして汚れが蓄積したか?なんですね。

なので、お客様に色々と話を聞くことがあります。

 

 

全体が汚れていると、つい前のクリーニング屋さんが悪かった?と思いがちなんですが、そうとも限りません。

もしかしたら、前回洗ってから何年も着ていたかもしれないし。

 

なので、前回クリーニングしたのはいつ頃か、そのあとどのくらい着用されたのか?お聞きします。

 

例えば、毎日着用しているのと、他の服と交互に着ているのとでは汚れ具合に差が出ます。

見た目の汚れと着用の期間が合わない時にはさらに質問をします。

 

次に聞くのが、以前ご利用のクリーニング屋さんの形態。

受け渡しだけのお店なのか、個人でやられているクリーニング屋さんなのか。

この違いも割と大きい。

 

 

これらを聞いて総合的にどうしてこうなっているのか?見ていきます。

 

 

お客様からすると、とにかく洗って綺麗にしてよ!と思うかもしれません。

でも、その洗うにしても、事前の情報はやはり大事で、場合によってはすでに服が傷んでいるケースもあるんです。

すると、洗うのにも限界が出てきてしまう。

蓄積した汚れは、必ず汚れの下がさらに汚れているので、一度洗うとそのしたの汚れが顔を出したり。

 

 

頑固な汚れなのか、年数の経った汚れなのか。

その見極めのためにも、色々と教えていただくことがあります。

話しづらいこともあるかもしれませんが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

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今年初の脱水症状。

急激に気温が上がって来ました。

湿度が低いのがまだ救いですが、いきなりの30度越えはやはり体に負担を掛けます。

 

昨日は配達に行くところ行くところ、みんなだるそうにしている。

 

 

元気なお子さんが横になっていたり、出て来た奥さんがものすごくだるそうにしていたり。

暑さになれるのに数日掛かるらしいので、仕方ないと思ってます。

 

暑さに割と強いはずの僕らも、やはりこの暑さはこたえたみたいで。

昨日、夕方仕上げをしてて、なんか気持ち悪いなあ、と思ってたら軽い脱水症状になったようで。

確かに汗もかいてたし、暑かったんですが、苦しいほどではないので、つい水分の補給を忘れてしまうんです。

でも、冷静に考えれば、真夏とおんなじですもんね、、夏なら定期的に水分取るし、昨日飲んだ量では圧倒的に少ないと思うはず。

 

 

意識して水分をとらないとダメですね。

ニュースにもなってましたしね。

 

 

5月ということをひとまず置いといて、気温見ながら適切に水分補給をしましょう。

本当に危ないから。

 

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子どもたちに見せたいもの。

子どもたちに見せたいものがいくつかあります。

 

大きくなったらこれを見せてあげたい、今のうちにこれを見せてあげたい、そんなものがいくつかあるんです。

 

 

例えばそれは景色だったり、珍しいものだったり、心に響くものだったり。

見て自分が感動したものを見せたいなあと思うんです。

 

 

随分前なんですけど、聲の形、と言う漫画がありました。

週刊少年マガジンに読み切りで載って。

当時、ものすごく話題になったんです。

 

 

耳の聞こえない子をいじめていた子が、自分も最後にはいじめられる話。

そして、ものすごい反響の後に、続編が連載されることになります。

 

いじめてた子が改心をし、高校生になったその子に謝りに行きます。

そして、自分のして来たことへの反省や後悔。

いろんな友達ができ、耳の聞こえない子とも友達になって行く。

そんなお話です。

 

これを読ませたかったんですよ。

最初、ものすごく嫌な漫画なんです。

読んでても嫌悪感が出るような。

ひどいことをするな、と顔を背けるくらい。

でも、その中に、いろんな思いがあり、葛藤があり、人の心は複雑だなあと読み取れます。

 

そして、読ませたい理由の1つが、自分のして来たことを反省して、何ができるか?と動くこと。

もちろん、今までのして来たことのせいで、最初は何をしても届きません。

それでも、全てを受け入れ、真摯に向かい、最後には心を通じさせる。

 

そこには人を思いやる心ややり直しができるけど簡単ではないよ、と言うことも示唆しているように見えます。

 

 

いつ、どんな形でよませるか、ずっと考えていたんです。

 

したらですよ。

先日、娘から突然こう言われまして。

 

 

聲の形のDVD、借りて。

 

そう言われれば、ここがチャンスだ!と借りてくるじゃないですか。

どこで知ったのか?わかりませんが、とにかく娘自身が見つけて、興味を持って、見たいと言うんですから、借りて来ました。

 

で、昨晩、と言っても午前3時頃に娘、見てました。

少しぼくも見ましたけど、いい映画だなと思います。

 

他の兄弟にも見せるか、なんて話をしながらぼくだけ先に寝ましたけど。

娘にも何か届いてくれてるといいな、と思います。

 

 

まだまだ見せたいものがたくさんあるんですよね。

子どもたちの成長に合わせて、いろんなものを見せてあげたいなあ。

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きのう何食べた?

 

いろんなドラマがありますが、今期最高のドラマはこれだと思うんですよ。

 

 

きのう何食べた?

 

 

テレビ東京で深夜に放送されているドラマです。

原作は漫画らしい。

らしい、というのも、なんの事前情報もなく、見始めたらものすごく面白かった、から。

 

とにかく、色んな情報に圧倒されるんですよ。

 

 

タイトルからして、料理に関係したドラマだな、というのは分かるんです。

この数年、テレビ東京は料理を扱った番組がとても面白い。

孤独のグルメを筆頭にたれをテーマにして斬新な番組などを作って来ました。

今回もそういったものかな?と思っていたんですよね。

 

したら、料理以上の情報に圧倒されました。(笑)

 

主人公はゲイのカップル。

1人は弁護士でもう1人は美容師です。

最初、ゲイのカップルというのを知らなくて、なんとなく見ていたら、それか分かり。

しかも、その演技がとてもすごいのでさらに驚いたんですよ。

 

特に内野聖陽さん演じる美容師、彼の演技がすごい。

目の配り方、腕の使い方、色んな所で色んな情報を出しているのが見ててわかる。

そして、このカップルがとても良い関係で要られる理由もなんとなく見えて来ます。

 

2人でいるのが本当に嬉しい、それがにじみ出ているドラマとなっています。

 

おそらくメインのはずの料理、それが霞むくらいです。(笑)

 

 

今期最高と言っても過言でないくらい、面白いドラマとなっています。

テレビ東京、やるなあ。(笑)

 

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硬くならないし、臭いもしません。

クリーニングほど、人によってイメージの違うものはないんじゃないか、と思っています。

 

簡単にいうと、クリーニングが良いものと思う人と、悪いものと思う人、真逆に感じる人が存在しているんですよ。

 

これに関連して、服の扱いについても真逆の考えをする人たちがいるんです。

 

洗ったら服が傷むと思っている人。

洗わないと服が傷むと思っている人。

 

本当に不思議ですよね。

こんなに違うことを言う人たちがいるって他ではあまり聞きません。

 

でも、思い当たる事もあります。

 

クリーニングが悪いと思っている人たちは共通した経験をされていたりします。

で、良いと思っている人たちはその経験をしていないんです。

 

その経験とは?

 

 

クリーニングから返ってくると、硬くなっている。

クリーニングに出すと、独特の臭いがする。

 

これを経験しているか否か?があるようなんですね。

 

 

ドライクリーニングで使われている溶剤と言われるものは、揮発性です。

つまり、蒸発して無くなってしまうものなんですね。

服に残らないので、溶剤を使って洗っても問題がないわけです。

 

でも、臭いがする、というのはまさにこの溶剤が残ってしまっている、という事。

それ、そのクリーニング屋さんがおかしいんですよ。

乾燥不足というやつです。

 

クリーニング屋さんの中では、ありえない話で、きちんと乾燥をしていれば、全部蒸発するので臭いなんてしない、臭いのないのが当たり前なんです。

だから、きちんとした仕事をするクリーニング屋さんを利用していると、クリーニングから返ってきて臭いがする、というような経験をしません。

 

ところが、運が悪いと乾燥不足を起こしやすいクリーニング屋さんにあたる人がいる。

その人たちは、臭いのする服しか返ってこないので、クリーニングをすると臭いがする、という風になるわけです。

 

 

また、そういう仕事をするところは、大雑把にまとめて扱ってしまう傾向があります。

すると、デリケートな服ほど影響を受けやすくなる。

硬くなるのもそれのせいですね。

 

 

はい、ズバリいうと、利用してきたクリーニング屋さんの違いで、クリーニングに対するイメージが全然違うんですよ。

 

 

昨年、初めて当店をご利用されたお客様から今年もアウターのクリーニングのご依頼がありました。

預かる時に少しお話をしていると、クリーニングに出しても硬くならないし臭いもしない、これならまたクリーニングに出そうと思える、って。

 

こういうお話、珍しい話ではないんです。

結構、言われるんですが、話を聞くたびに今時そんなクリーニングをしているところがまだあるのかなあ?と思っていました。

 

そういうクリーニング屋さんが多いのか?はわかりませんが、困っているお客様はいるのは確かなようです。

 

服は持たないものだと思っていた、そんなお話もしていました。

だから、2年くらいで買い換えていて、高い買い物だなあといつも思っていた、と。

 

クリーニングしてまた着ることができるならありがたいって。

 

クリーニングは本来そういうものなんです。

僕の周りのクリーニング屋さんはちゃんとしてるんですけどね。

だから、皆さんの周りにも必ず良いクリーニング屋さんはいますよ。

探してみてくださいね。

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コンプライアンスが平等に求められる時代に。

最近、ニュースなどでカスハラが取り上げられています。

 

カスハラ、カスタマーハラスメントの略です。

 

お客様が無茶な要求をしてきたり、暴言を浴びせたり、土下座を求めてきたり。

昔からあったんですけど、従業員がトラウマになってしまって辞めてしまうなどの問題が起きてきて、あまりにも酷いお客様には、ご遠慮いただこうという動きが出てきているんだと思います。

 

スーパーやコンビニなどでは、そもそも人材不足な上、やっと仕事に慣れてきた人が、やめてしまうの本当に痛手なんでしょうね。

 

タクシーの運転手に威張り散らす人、います。

新幹線や飛行機に乗って、威張る人、います。

サービスを受けることを、何か勘違いをされている方って確かにいるんですよ。

 

サービスを受けることは、偉いんだ、そう思っているような方、いますからね。

 

反面、とても丁寧にお店側と接してくれるかたもいらっしゃいます。

 

 

先日、車屋さんに行き、中古の車の契約をして来ました。

そこでの出来事で、驚いたことがあったんです。

 

説明を受け、いろんな契約書を交わし、最後に出された紙はこんなものでした。

 

 

暴力団ではありません。

また、暴力的な行為、威圧したりしません。

 

という誓約書。

何年か前に法律が変わって、これにサインをしてもらわないと車は売れないんだそうです。

 

お話を聞いているとこんなことをおっしゃっていました。

 

今まで、コンプライアンスというと業者側が気にしていましたが、今はお客様もコンプライアンスを守る時代になったんです。

違法なことは僕らもお客様もしてはいけない、そんな時代になったんですよ。

 

 

コンプライアンス、法令遵守ですね。

これ、今までは業者側がかなり気にしながらやっていました。

今まではやっていた事でも、コンプライアンスが騒がれてしなくなったこともあります。

しかし、それをご理解いただけなくてお叱りを受けてしまう場面もありました。

 

法律は平等です、と。

人を選んで法律があるわけではないので、みんなが守らなければいけなんです、と。

 

 

契約書にサインをしながら、難しい時代になったなあ、と思いました。

お客さんの側もコンプライアンスを気にする時代、それって落ち着くまでは相当揉めるだろうな、と思います。

 

例えば、店側に無理強いをしたらいけなくなるだろうし、そうなると無理強いとオリジナルオーダーの差はどこか?にもなるし。

クレームも付けづらくなるかもしれません。

また、業者側に、プライドはないんですか!なんてつめよったら、アウトでしょうね。

 

これからどんな風に落ち着いていくんだろう?

そして、コンプライアンスはどこまで広がっていくんだろう?と考えています。

 

もしかしたら、僕らクリーニング屋さんでも、預かる時に契約書を書いてもらう時代になるかもしれません。

 

店側もお客様の側も、よく考えないといけなくなりそうです。

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服の作りを知って。

服と一言で言っても、中身は全然違います。

でも、その違いを体感する人はほとんどいません。

 

高いからいいものだろう、安いからダメだろう。

そんなふうに漠然と値段で判断する人もいます。

逆に、服なんてどれも変わらない、同じ形なんだから同じだよ、という人もいます。

 

実はどちらも間違ってもいないし、かと言って正しいとも言えない。

ある視点から見ればそうとも言えるよなあ、という感じなんですよね。

 

値段と品質の問題は、とても難しい。

流通の関係もあるので、時に安くてものすごくいいものもあるし、値段がそのまま品質を表している事もあるし。

逆に、値段と品質が全く合わないものも存在しています。

 

 

あるお客様と数年のお付き合いがあります。

その方、大学生の頃に上京をしてからのお付き合い。

この春に卒業をしました。

 

服の大好きな子で、将来の目標が自分の服を作りたい、と言う。

進路についてもいろんなお話を聞いていましたが、今、リフォーム屋さんに就職して勉強をしていると言います。

 

 

とても勉強熱心な人なので、元からいろんなブランドの服に詳しいし、デザインも詳しい。

しかし、その彼がある日こんなことを言ったんですよ。

 

 

服って中身が全然違いますね、と。

 

今、セレクトショップからリフォームを受けてるいるんですが、服をバラしてみると作りの違いに驚きます、と言うんですよ。

 

ある服は、丁寧に補強されていたり作られているのに、こっちの服は似たようなデザインなのに作り込まれていない。

本来ない別々にして取り外しができるようにしておくほうがいいのに、簡単に縫い付けられていたりする、と。

 

また、高いブランド品のジャケットなどは、ひと針ごとに方向が違うように縫われてい流、と。

これも意図があって言われているのがよく分かる、と言うんですよ。

 

服が大好きな人でもなかなか見ることができない服の中の話。

彼はとてもいい経験をしていると思います。

 

服もいろんな思いで作られています。

コストカットをしてリーズナブルな価格で見た目の良さそうな物を売るアパレルもあるし、体の動きを計算して型を取り、体の動きに合わせて縫うアパレル。

同じようなデザインでも、着心地は雲泥の差です。

作るまでの時間も変わってくるし、製造コストも変わってくる。

 

服を作りたい、デザインをしたい、そう言う人はたくさんいます。

でも、実際はそこに色んなことが加わって作られていく。

彼は服の中身を見ることが出来て、僕らクリーニング屋さんの話を聞いて、色んな角度から服を見ていると思います。

 

この経験は大きいと思いますよ。

彼が将来作る服がとても楽しみです。

どんなコンセプトでどんな服を作るのか。

メンテナンスも考えてくれるような服を作ってくれると嬉しいな。

いや、これからはそう言う服を作らないといけないと思う。

 

大事に長く着れる服。

そわなのがいいですねえ。

 

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ビニール袋を外すようになった理由。

僕、若い頃からこうなりたいなあ、というのがありまして。

それが、歳をとった時に、あの人は生き字引のようだ、みたいに言われたいなあと思っていたんです。(笑)

 

要は、いろんなことを知っている、長い間生きているので歴史を体験している、そこから色んな話が出来るようになりたかったんですよね。

 

でも、日々の生活の中で、そんな風にはなかなかなれません。

みんな同じように歳を重ねてきているので、経験もほぼ同じだし。

いつまでたっても上にも人はいるし、よく言えばいつまでも若手みたいな感じに思っていました。

 

自分の記憶も、10年前でもついちょっと前のようなイメージなので、特に古くて珍しい話だと思ってもいませんし。

 

それが、ようやく、僕よりも若い子がたくさん出てきて、僕らが若い頃に知ったことを知らない人が増えてきたことで、話が出来るようになってきました。

 

今日はそんな話。(笑)

前置き長いなあ。

 

 

 

いま、当たり前のようにクリーニングから返ってきたら、ビニール袋を外して保管をしてください、と言われています。

その理由は、クリーニングの溶剤が残っているので、袋を外して乾かさないといけないのと、福良をかぶせたままだと湿気がこもり、カビや変色の原因になる、と。

そんな話になっています。

 

 

これね、元々はこんな話ではなかったんですよ。

いつの間にか、話がこんな風に変化してしまったんです。

 

僕はこの話の大元を知っています。

 

 

実は最初、こんな話だったんですね。

 

 

大手チェーン店でクリーニングをした後に、お客様が袋をかぶせたまま保管をしていたら、カビが生えてしまう事例が多く出たんです。

その時、個人店のクリーニング屋さんではそんな話は出ていないので、その当時は大手チェーン店のクリーニングが悪いんだよ、と言われていました。

 

 

そして、ちょうど同じ頃に、インターネットが普及をし始めて、色んなクリーニング屋さんがホームページを持つようになりました。

 

そこに、大手チェーン店のクリーニング屋さんが注意事項として、袋は外して保管してください、と書いたんです。

 

その当時はそれを見た僕は、それは仕事の仕方が悪いだろ、と一人突っ込んでたんです。

 

ちなみに、その時、カビが生えてしまう原因は、大手チェーン店の仕上げと包装に関係があります。

その当時、大手チェーン店では服に蒸気を大量に当てて荒ジワをとって仕上げた、と言っていました。

で、その直後に、すぐさまビニール袋で包装をしてしまうので、服に湿気が大量に残ることに。

袋の中に湿気がそもそもあるのですから、カビが生える原因になることもある、というわけです。

 

 

ここまでなら大手チェーンの話だけで済んでしまったんですが、これから話は転がっていきます。

他のクリーニング屋さんもホームページを作る人が増えてきたんですが、まあ、なんというか、パクるんですよね。

このホームページ、いいなあ、と思うと平気でパクる。

まだ著作権とかの意識がそんなに高くない時代の話です。

 

パクった時に、注意事項とかもそのまんま使い回しをするんです。

理由も考えずに。

 

例えば大手チェーン店が似たような仕事をしているのなら、同じ注意事項で構いません。

しかし、個人店ではそのようなことは起こりにくいので、その説明だとおかしくなる。

 

というか、そもそもおかしいと思いませんか?

だって、溶剤が残っているから、蒸気が残っているからって、それは仕事が完結してないって自分で言ってるんですよ。

本来おかしな話をしているのに、そこに気付かずに使いまわしてしまう方も問題があります。

 

しかし、この話が広まったのにはさらに別の要因も重なります。

 

この数年後に、ビニール袋に含まれている酸化防止剤と特定のガスが反応して、服が黄色くなる現象が起きます。

 

現在はこれもどうしてこうなるのか?理由はわかっています。

製造メーカー側の問題なんですよね、本当は。

ビニール袋を製造してすぐ出荷してしまうと、酸化防止剤がビニールから出てきて、それが服に着いてガスと反応すると黄色くなる。

 

製造されてから時間があくと変色する問題は無くなります。

 

例えばこれが他の業界なら、ビニール袋の製造メーカーに酸化防止剤を変えてもらうか、使わないようなビニール袋を開発してもらうなどになるんです。

ところが、クリーニング業界は、それをせずに外してください、という方向に行ってしまった。

これがクリーニングから返ってきたらビニール袋を外してください、という風になってしまった理由です。

 

この流れを知らない人たちが、プロでもなんとなくそういうものだと認識して広めていってしまった。

それが、今、ビニール袋を外してください、という話になっていってしまったんですね。

 

 

なので、きちんと自分のお店の仕事や、外す理由などをよく知っているクリーニング屋さんは、ビニールの袋を外さなくていい、と言います。

当店でも、外さなくていいお店と外さなきゃいけないお店がある、と説明をします。

 

ビニール袋を外したほうがいいのか?迷った時は、ご利用したクリーニング屋さんへ問い合わせをするのが一番正確です。

 

 

ちなみに、うちで2年ほどかけて、ビニールをかけた状態とかけなかった状態の、湿度を計測した事があります。

その時の結果は、ビニール袋をかけてないと、外の影響をもろに受けます。

雨が降って部屋の湿度が上がると当然その影響を受けます。

ビニール袋をしてる方は、外の影響を受けにくい。

雨が降って湿度が上がっても、ビニール袋の中の方が湿度は低いんです。

 

さらに、服が呼吸できるから、と不織布の袋を使うと、やはり空気の行き来が出来るので、外の影響をもろに受けます。

 

保管は湿気が大敵です。

外す方が影響が大きいんですよねえ

 

衣替えのクリーニングから返っていた服をしまう時は、一度クリーニング屋さんに確認してみてください。

お店によって状況が違うので、ネットの情報では正しいしまい方はわかりません。

 

 

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連休に振り回されたんですねえ。

今年の連休はやはり難しかったんですねえ。

そんなことを感じる1日となりました。

 

 

午前中に、平日どうしてもお時間の取れないお客様からのご依頼で、集荷に回って来まして。

帰って来たら間髪入れずに、買い物へと出かけて来たんです。

 

 

業者しか入れない専門の市場がありまして、そこに行って来ました。

 

 

連休中にも行ってきたんです。

その時に、随分と仕入れが多いなあと感じてたんです。

いつもよりも多く、お肉や野菜を仕入れていて、ビックリしてたんですよ。

 

そうしたら、今日行って見たら、その時の仕入れが随分と残っている。

あらら、どうしちゃったの?と不思議に思ったんです。

 

不思議に思ったら、店員さんに聞きます。(笑)

 

 

これどうしたんですか?と聞いたら色々と教えてくれました。

 

 

今年の連休はとても難しかった、と。

通常なら間に平日が1日、2日、は入るので、その時に仕入れができるんだけど、今年は10日間、ずっと休みなのでらそれまでに

10日分の仕入れをしなければならず、のどのくらい売れるのか?読むのが難しかった、と言うんですね。

 

そりゃ、いつ小売店も休んでんいいのか、やったほうがいいのか、迷ってたくらいです。

お客様は出掛けてしまうのか?家にいるのか?食べに来てくれるのか?みんな悩んでた。

結果、仕入れをするほどではなかった、という事のようでした。

 

 

前例のない大型連休ですからね、仕方がないとは思うんですが

今年はゴールデンウイークにみんな振り回されたんだなあと思います。

 

しかし、みんな言いますね、休みはもういらない、と。

そんなに長い休みはいらない、三連休もそんなにいらない、と言います。

少し休みが多いんだろうなあ。

 

逆に、固定の休みよりも、欲しい時に必要な日数取れるほうがいいって。

そろそろ連休を見直して欲しいと確かに思います。

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府中市リサイクルセンターの販売会。

半月ほど前に、このブログにもたまに登場をするチョウさんからこんなお話を聞いていました。

 

 

府中市のリサイクルセンターで販売会があるみたいよ?と。

 

日曜開催ではないので、無理そうかな、と詳しい日程など覚えてなかったんです。

で、今朝、チョウさんからメールが。

 

 

今日、販売会があるよ、と。

 

ちょっと早く出れば配達前に寄れるかな?と思っていたら配達前は寄れず。

何とか配達を終わらせて四谷にある府中市リサイクルセンターに行ってみたんですね。

 

 

ここ、粗大ゴミを捨てる時によく来てまして。

持ち込めば半額で粗大ゴミを捨てられるので重宝しています。

 

今回は、使える粗大ゴミを修理したものを販売しているようです。

 

建物の二階で開催。

 

 

始まって1時間後に着いたんですが、すでにほぼいいものは売れてまして。

みんな、早い早い。

そりゃそうです、みた限り普通のもの、何の問題のないものが500円から

2000円弱で売られているんですから。

 

立派な座卓。

一年ほど前にうちも買い換えたんです。

その時アウトレットで二万くらいしたかと思います。

それより良さそうなものが1750円。(笑)

必要なら買ってたなあ。(笑)

 

大きな食器棚もそのくらいの値段、他にもいろんなものがありました。

 

ハンガー掛け、すのこ、テーブル、椅子、クリアボックス。

どれもこれも使えるものばかり。

 

 

自前で持って帰るか、配送を頼むか選べます。

ほとんどの人が車で来て、積んで帰っていました。

かなりデカイ食器棚は、どうしたんだろう?

配送だろうな、やっぱり。

 

うちも、長いテーブルと椅子を購入。

テーブルは折り畳めるもので、鰻の寝床の我が家には好都合なもの。

子供達が勉強したい時に使えるといいなあ。

 

 

前もやってて気になっていたけど行けてなかったので、今回はいい体験ができました。

チョウさん、ありがとうございます。

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ネットを使う意味は?

作業には全部意味があります。

クリーニングも、家庭での洗濯も、みんな同じ。

 

洗剤をいれるのにも理由があるし、ノリをつけるのも理由がある。

すすぎにも意味があるし、回数にも意味があります。

 

その意味は、特に難しい話ではなく、常識的なもの。

理由を聞けば、誰もが納得できるくらい、シンプルな理由なことが多いです。

 

 

でも、なぜか世に伝わる洗濯のやり方やクリーニングの話は、デタラメばかり。

何でそんな解釈になるの?と首をかしげるものばかりです。

 

その理由の1つは、見たもの、起こったものへの解釈の勘違いがあると思ってます。

 

私見たんです!

この目で見ましたから!

 

 

見たものは事実だけど、正しく解釈しなければそれは正しくありません。

 

 

例えば、ウールのセーターを洗ったら縮んでしまい、この洗剤で洗うと縮む!と思い込んでしまう人がいたりするんですね。

 

洗って縮んだのは確かだけど、その洗剤で洗ったら必ず縮むと言うのなら、再現性がなければいけない。

つまり、何度やってもその洗剤でウールのセーターを洗ったら同じように縮んで始めて洗剤に疑いが持てるんですね。

 

でも、その洗剤でなくても縮むんですよ。

それは洗い方が悪いから。

 

この原理を知らないと、たとえ目の前で見たとしても、正しく認識をすることは出来ません。

 

人の思い込みって本当に怖いですよ。

ブログでも、主婦の方や何かのコンサルタントの方が専門外のことを書いているときはよく読まないといけません。

よく読んでいると、憶測で書いているのがわかる時があるんです。

 

本人もそれを承知で書いているんだけど、読み手はそうは取らない。

そこで不確かな情報が拡散されていくんですよね。

 

 

先日も、あー、またやってる、と思うような記事が。

 

 

某デパートの紳士服を扱っているバイヤーさんという方が、ワイシャツの洗い方を伝授していまして。

よく読んでいると、まあこれでよく専門家を名乗るなあと思って呆れてしまいます。

 

紳士服のデザインやブランド、着こなしについてはプロだと思うんですよね。

でも、お手入れについてはど素人。

本当にプロなら、自分の専門外を知ったかぶりで語ってはいけません。

プロになればなるほど、自分の専門以外の仕事へリスペクトするものですし、専門外に踏み込んで間違いを語ると、本当の専門も怪しく見えたりします。

 

いやね、ワイシャツを洗うときにネットに入れて洗うと汚れがよく落ちる、というわけです。

その理由が、ネットと生地が擦れて落ちやすくなる、と。

 

 

いったいどれだけでかいネットをお持ちで?(笑)

 

 

あのね、ネットに入れるってことは、品物を動かさない、他の衣類の影響を受けさせたくない、って意味があるんです。

ネットのあみと擦れて汚れが落ちるなら、僕らクリーニング屋さんは全部の品物をネットに入れます。

 

 

僕の友達が、ネットに入れた服の洗浄試験をしてるんですよ。

洗浄力、上がったと思いますか?

逆ですよ、落ちるんです。

そりゃ動かさないようにしてるんだから、汚れ落ちは格段に悪くなる。

 

 

これもよく考えれば当たり前の話。

 

 

多分、言葉だけで実際の洗濯機の中を想像してない人たちが変な話をするんですよね。

服は擦れて汚れが落ちるんだから、ネットに入れたら、もっと落ちる。

 

そんなわきゃねえだろ。(笑)

 

 

ドライクリーニングは油を落とすから、服の油も取られてパサパサする。

 

 

オレンジオイルの方が油脂溶解力は段違いに強いですが、それが入った洗剤で洗っても大丈夫なんですか?(笑)

 

オレンジオイル配合の洗剤で洗うと言われても、僕は油がとられますよ、なんて言いませんけどね。

なぜなら、そうならない理由を知っているから。

 

 

皆さん、もっと素直に考えましょう。

これは僕がお世話になっている接骨院の先生に言われて、すごく納得した話です。

 

 

水は上から下に落ちる。

それが真理ですよ。

上には上がりません。

 

 

よく説明をすると、でも!とか、だって!とかいう人がいるんですが、信じたくない気持ちは分からなくもないです。

もしかしたら、例外として特別なことが起きているんじゃないか?と思いたくなる気持ち、分からなくもない。

でも、そんな事は起こらないんですよ。

現実に起こることは、常識の延長でしかないんです。

 

 

ネットを使うか、アイロンの当て布を使うか、これにも理由があります。

正しく勉強してもらいたいなあと思います。

 

 

 

 

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ドライバー。

今日はドライバーをしております。

父の配達の車がないので、父を後ろに乗せて、クリーニングの配達品を積んで、運転手です。

 

 

僕が小学生の頃、学校から帰って来たら、うるまに乗せられ、夜まで配達に付き合わされましたっけ。

父が出かけたり、病気でいけない時に、代わりに父の配達のルートを回ったことは何度かありますが、父と2人でこうして配達に回るのは35年ぶりくらい、かな?

 

あの時は父が運転、今は僕が運転。

時の流れを感じますねえ。

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洗剤の広告に踊らされてはダメですよ。

衣替えの時期になると、いろんな洗濯用品が出て来ます。

 

 

こんないい洗剤がありますよ!

 

簡単でクリーニングよりも綺麗になりますよ!

 

なんでも洗えますよ!

 

 

お手軽で、誰でも出来そうで、しかも一点あたりのコストが安くて。

しかも、綺麗になる。

 

普通なら飛びつきますよね。

 

 

しかし、プロのクリーニング屋さんの目から見ると、皆さんと全然違う見え方をしているんです。

 

僕らから見ると、そう言った商品の宣伝がどういう風に見えているか?書いてみたいと思います。

 

 

最近、Facebookの広告や、生活関連のコンサルティングの先生がブログでよく書かれている、オレンジオイル配合の洗剤。

 

 

先ほどの通り、お手軽で、簡単で、ほぼどんなものでも洗えて、シミも落ちて。

しかも、安い。

ダウンも洗えます、セーターも洗えます、カシミヤも洗えます。

 

クリーニングの何十分の一のコストで洗えちゃう。

 

 

そんな夢のようなものがあるなら、まず僕らが使います。(笑)

だって、僕らも無駄なコストは省きたいですから。

洗うコストが下がるなら、全然導入しますよ。(笑)

 

 

まず、どんな物でも洗える、という宣伝。

中性洗剤ですからね、大抵のものは洗えます。

洗えないものもありますが、それは洗剤というよりは水につけると問題が起こる商品。

色が出るとか、水に濡れただけで縮むとか。

だから、僕らが見ると、当たり前だよね?という感想になるんです。

 

さらに、シミがよく落ちる!と写真付きであるんですが、これを見ても、これが落ちないわけないよね?と見ています。

皆さん、醤油などの汚れ、そんなに落ちないんですか?

もし、落ちなかったとして、それってついてから時間が経っていませんか?

つまり、乾いた状態のシミ、だと思うんですよね。

 

ここね、宣伝のカラクリなんですけど、そもそも醤油そのものをシミとしてつけるってそんなにある状況ではないんです。

大抵、料理に使われた醤油なので、油が混ざったり、他の調味料が混ざっています。

それは落ちづらい。

さらに、乾いてしまうと落ちづらくなります。

 

で、広告の方はというと、醤油単体で、乾いてもいなくて、それ、水で洗うだけでも落ちるよね?という状態。

別に洗剤の効果を表しているわけではないんですよ。

 

この手のものって、実演販売とかでもよくあって、切れる包丁は、切れる切り方をしている、というのがあるんです。

切れない包丁の実演では、切れないように切っている、だから、切れない。

よく観察すると、切り方がまるで違ったりします。

 

確かに、切れ味も良いのかもしれませんが、比較するためにわざと切れないように見せている事もあるんですね。

 

話を戻すと、汚れがよく落ちる、ことの証明に何もなっていない洗剤の広告は本当に多いです。

 

 

もう1つ、縮まない、洗ってもおかしくならない、と広告であるんですが、これを見てもそりゃそうだよな、としか僕らは思いません。

なぜなら、洗剤のせいで縮むわけではないから。

素材や洗い方で縮むんです。

 

例えば、ウールは、お湯に濡れて、揉むと、縮みます。

これは、ウールの表面にある、スケールと呼ばれるうろこ状のもの、キューティクルという方がわかりやすいですね、それが水やお湯に濡れると起き上がるんですよ。

で、起き上がった状態で、揉むと、繊維がからんで縮むんです。

 

これがウールが縮む仕組み。

 

ウールを縮ませないためには、濡らして揉む、のどちらかをしなければ縮みません。

洗うのに、濡らさないわけにはいかないので、洗剤を溶かしてぬるま湯につけますが、いざ洗うのは揉まないように、ネットに入れて動かないようにして、軽く押し洗いをするだけ。

 

そりゃ、縮むわけないですもん。

でも、汚れもそんなによくは落ちませんよ?

その程度で落ちる汚れは表面の軽い汚れだけです。

 

 

と、このように、広告には僕らが見て、普通の出来事を、さもすごい効果のように書かれていることがあります。

 

多分、皆さんが普段苦労していることなんだろうなあと思うんよね。

 

 

縮む、綺麗にならない、おかしくなる。

それにはきちんとした理由があるんですが、それを知らないために、こうした宣伝に、騙されるとまでは言いませんが、踊らされてしまうんだと思います。

 

 

最後にもう1つ。

オレンジオイル配合の洗剤が洗浄力が高いと売られています。

 

 

オレンジオイル、どんなものかご存知ですか?

あれ、ものすごく油を溶かすんですよ?

ドライクリーニングなんて比にならないほど。

オレンジオイルの原液は、発泡スチロールを溶かしますからね。

ドライクリーニングの液体はそこまで強くありません。

 

市販されているものに、そんな高濃度で入ってるとも思えませんが、そう思うと逆に洗浄力に効果あるほど入っているの?という疑問も湧いて来ます。

ちゃんとしたものを選ばないと、オレンジオイル配合は難しいですねえ。

 

 

 

 

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アイロンのいらない服を着る理由は?

ゴールデンウィークに、大好きな先輩と豊洲へ行きました。

その人は、今年の春先にクリーニング屋さんをやめたんです。

今は、一般の人。(笑)

 

でも、話をし出すと、クリーニングの話に花が咲きます。

 

 

車内で話をしていた時に、ふとこんな話をしたんですよね。

 

 

おい、工藤、家庭用のアイロンは伸びねえぞ?

だから、アイロンのいらない服を選んで着るようになった。

今、消費者の気持ちがよく分かるよね。

 

と。

ちょっと前から、まさにアイロンで伸ばした経験がないのが問題ではないか?と思っていた矢先の話だったので、本当にドンピシャの情報でした。

 

 

なんでノーアイロンのシャツを買いたいのか、なんでアイロンのいらないような服をきたがるのか。

結局それは、アイロンをかけるのがとても大変だからなんですよね。

で、下手すると、自分ではアイロンで伸ばせない人がたくさんいるんだろうな、と思います。

事実、つい数ヶ月前までクリーニング屋さんでばりばりやっていた先輩が苦労しているんですから。

普通の人にはアイロンは苦行だろうなあ、と思います。

 

たまに、私、アイロンには自信があるの!という方に出会いますが、僕らとは全然違うんです。

 

先輩が思わず言ったんですよ。

 

 

クリーニング屋をやめる時、アイロンとアイロン台をのこしておねばよかった、って。

 

 

本当に心からの声だと思います。

クリーニング屋さんの仕上げは、技術だけでなく、適切な機械があって出来上がっているものですからね。

家庭用のアイロンでも近づけることは出来ますが、まあ、時間が掛かる。

クリーニング屋さんのアイロン台なら10分もかからないのに、家庭用のアイロン台だと20分では上がらないんじゃないかな?

 

家庭科の授業でも、ちゃんとしたアイロンのかけ方はなかったと思うし、これからはアイロンが大事になってくるような気がします。

 

アイロンのセミナー、やってみたいんですよねえ。

いつかここで企画して告知してみましょう。

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メンテナンスが大事だと痛感した一日。

昨日、我が家恒例の水汲みに出掛けていました。

朝五時半に家を出て、中央道を河口湖方面へ。

連休明けの中央道、結構混んでましてね。

通常一時間で着くところが20分ほど遅れて到着をしたんですよ。

 

高速を運転していたら、車のフロンたパネルに警告灯が点くんです。

オーバーヒートしますよ・・・・、と車がいっている。

おかしいな?止まるか?と見ていると、二分くらいで消えてしまいます。

あとちょっとだからとそのまま水汲み場までいったんですよね。

 

しばらく休ませて様子を見よう、水汲み場も混んでるし、と思いつつ、二時間ほど車を休ませておりました。

いざ水汲みも終わり、さあ、帰るべか、と運転をし始め、高速に乗るとまた少し点灯します。

これは何かおかしいぞ?と谷村パーキングエリアに入って、まず家に電話をしたんですね。

 

水汲みで使っているのは父の車。

連休中も使っているはずなので、何かおかしなところがなかったか?聞いてみたんです。

すると、少し前からランプが点灯をしていた、と。

調子が悪かった、と言い出すんですよ。

 

おい、なら何でディーラーに持ち込まなかったんだ?そんな車を運転させるなよ、と思いつつ、今度はディーラーに電話。

現在の状況を話してどうすればいいか?指示を仰ぎます。

 

すると、こう言われたんです。

 

 

今すぐ車の運転をやめて、JAFを呼んで診てもらってください。と。

車が動かなくなる危険があるので、絶対そのまま走ってはダメって。

 

で、JAFを呼んだんです。

二時間ほどしてJAFのおじさんが到着。

車を見てもらうと・・・・、なんと、冷却水、オイル、全部がカラだと。

これはもうだめですねえ、と言われてしまう事に。

レッカーで車を持って行ってもらう事になってしまったんですね。

 

もう、呆然としました。

 

JAFの方のお話を聞いていると、保険会社によって、JAFと提携をしている所ならこのまま100キロまでなら無料で車を持っていける、と。

でも、提携していない保険会社だと15キロまでしか持って行けないのだそうです。

で、残念ながらうちが使っている保険会社はJAFさんとは提携されていませんでした…。

でも、保険会社にも独自のロードサービスがあります。

保険会社のロードサービスで100キロ秋までは無料で車を持って行ってくれるというので、改めて保険会社を通じてレッカーの手配をする事に。

 

とりあえず一安心だな、と思っていたら、JAFのおじさんから衝撃的な一言が。

 

保険会社のレッカーは、車は持って行ってくれるけど人は乗せてくれないんだよねえ。

 

 

えっ?人は置いてけぼり???

ここ、高速のパーキングエリアだけど?とどうすれば?

初めての事なので、初めて知ることがたくさん出てきますね。(笑)

改めて保険会社に電話をすると、やはり人は乗せていってもらえないみたい。

その代わり、最寄りの公共交通機関までのタクシー代を出してくれる、との事。

そこからは自力で帰ってください、との事でした。

ほっと一安心。

だって、谷村パーキングエリアって、山の中なんですよ。

ここからどうやって帰れるんだ?と不安になるほどの山。

最悪、誰か友達に迎えに来てもらおうかな?と思ったくらい。

 

とりあえず変える算段が付いたので、レッカーを待ちます。

レッカーが到着したのがそれから1時間後。

この時点で二時を回っていました。

 

車をいつも見てもらっているディーラーに送ってもらってから、タクシーを呼んで、最寄の駅まで。

さあ、そこから帰りますよ。(笑)

電車を乗り継ぎ、ハイキングや登山客で混雑している電車を体験しながら、何とか高尾までたどり着きまして、京王線に乗り換え。

中河原の駅まで帰ってきたんです。

うちについたのが4時でした。

 

ものすごい疲れましたけど、まだ終わりではありません。

車の中に汲んできた水が入っているし、父の配達で使うものが入っています。

また、車がどんな状況なのか?説明や今後の話をしに行かなければいけません。

という事で、やっと自宅にたどり着きながらも、今度は僕の車に乗り換えて、ディーラーさんのある青梅まで出かけていく事になりました。

もう、当たりは夕暮れですよ。

道中、混んでましてね。

ディーラーさんについたのが6時20分。

もう、ディーラーさんが閉店する間際の時間です。

ご迷惑をかけて申し訳ないと、一言伝えまして、車のにもうと積み替えて、状況と今後の説明をしてもらいました。

 

一言で簡単に言うと、もうこの車は走れません、と。

修理をするにしても相当な金額がかかるのでどうしようか?と相談が続きます。

一時間ほど相談をして、これなら父も納得をするんじゃないか?という結論を出せたのが7時半ごろ・・・。

本当にご迷惑をおかけしてしまいました。

 

そして、自宅に戻り、荷物を降ろし、すべてが終わったのが9時ころ。

長い一日がやっと終わったのでございます。

もうね、くたくた。

考えてみると、電車で行く人たちは、日帰りではなくて旅行で行くようなところですからね。

それを車だからと、簡単に行き帰りをしてくるんだから、車って偉大です。

 

実は、昨日この車を父が使おうとしていまして。

田舎へ治療に行くと話をしていて、僕が自分の車で水汲みに行こうとしていたんですね。

もし、僕の車で水汲みに出掛け、父が田舎まで出かけていたら・・・・・、高速上で止まっていたかもしれない。

止まる所が悪ければ、大惨事になっていたかもしれない。

僕が運転していてよかったんだなあと思います。

 

去年の年末にメンテナンスには出していたんですがそれ以降、おかしくなったんでしょうねえ。

おかしいと思ったら、その場ですぐ見てもらうようにしないとね。

 

最後に。

JAFの方に見てもらている最中に、らじえたーに水が入ってないねえ、からっぽだねえ、と言われて、車の荷台にはたくさん水を積んでいるのになあ、言ったら嫁さんに笑われました。(笑)

どんなおちやねん、と。(笑)

そう、水はたくさん積んでいたんですけどねえ、必要なところに入っていなかったんですね。

 

 

皆さん、結構多いらしいので気を付けましょう。

 

 

 

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高齢者が車の運転で気をつけていることとは?

当店は、受付カウンターの横に、アイロン台がありまして、そこで仕上げをしています。

お客様とうちの母の会話を聞きながら仕上げをしていると、いろんなお話をが聴けるんですね。

すると、なるほど、そういうことなのか、という気付きも多くあります。

 

 

最近の話題は、高齢者の運転について。

やはり、悲惨な事故が増えて、報道されるとふと考えることがあるようです。

特に、高齢者の方や、恒例のご両親が車の運転をしていると、特に気になるみたい。

万が一がある事を考えると、運転をやめて欲しいと思ったり、自分も免許を返納しようか、と迷ったりするようです。

でも、やはり生活に必要なものなので、中々先に進みません。

 

 

先日もそんな話になって。

気になったので、運転の話になりまして、こんな質問をしてみたんですね。

 

 

運転、こわくないですか?

 

 

すると、こんな声が返ってきました。

 

 

若い時と違うからスピード出さないで、制限速度をとにかく守って、周りを気にしないで運転をする、と。

周りに急かされて事故を起こしたら元も子もないから、とおっしゃるんですね。

 

 

その時、あ、なるほど、それでああいう運転になるのか、と気付かされました。

普段、僕も配達に出るので、いろんな車を見かけます。

変なところで渋滞をしているなあ、と思った先に、ご老人の運転する車があるのもよく見る光景。

今までは運転が怖いのかな?と思っていたんですが、違ったんですね。

 

事故を起こしたくないから、制限速度をきっちり守っている、そういうことなのか、と。

 

 

なんかね、側から見てて、変だったんですよ。

前しか見てないような感じだったので。

でも、それも今回の話で辻褄が合います。

事故を起こさないために一生懸命だったんだな、と。

ルールを守ることで事故も起こさないようにしていたんだな、と。

そういう事だったんですね。

 

 

周りがこれに気づいていれば、イライラすることも減るのかもしれません。

車を運転すると、攻撃的になる人もいるし、車の種類や運転の技術で、人を馬鹿にする人もいます。

煽り運転なんてまさにそれの結果ですよね。

 

相手にも事情がある、とわかると、イライラも減るんじゃないでしょうか。

 

 

ただ、やはり1つ気になるのは、ルールを守ってればいい、という考え方。

実際の道路上では、周りに合わせて運転するのが一番安全です。

変な速度差があったりすると、余計危なかったりしますからね。

 

スピードもそうですが、前後左右に注意を払いつつ、安全に運転をしてもらいたいな、と思います。

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服が傷むのはなんで?

よく、服が傷む、という言葉を聞きます。

特に、洗う事で、服が傷むと考えている人が結構いらっしゃるイメージです。

 

 

僕も、クリーニング屋さんになる前は同じように思っていました。

他人の手が加わると、何か別のものになってしまう、そんな感覚があったのを覚えています。

特に記憶にあるのが、高校野球のユニフォーム。

最後の試合のユニフォームや帽子を、いつまでたっても洗わないでいたんですが、ある日、両親がもうダメだと洗ったんですよ。

その時に、思い出も何もかもが流れていってしまうようで、怒ったのを覚えています。

 

そのままにして置くと、思い出もへったくれもなく、カビが生えたり悪臭を放っていたと思うんですけどね。

今ならわかるのは、僕がクリーニング屋さんになったからだと思います。

 

思い出とは別に、服が傷むのはどんな原理なんでしょう?

何を傷んでいる、というか?にもよると思うんですが、おそらく傷むというのはこんな感じだと思うんですよね。

 

 

擦り切れる。

ヨレヨレになる。

しわくちゃになる。

型が崩れる。

縮む。

表面の目が詰まる。

色が褪せていく。

 

 

こんな感じですかね。

この中のいくつかは、傷んでるのではなく、縮んでいるのが原因なのですが、おそらく、その区別はついていないのではないか、と推測します。

 

例えば、色があせるとか、ヨレヨレになる主な原因はいくつかあるんです。

 

 

例えば、汗。

汗は、服の色を壊します。

汗の成分の中に色を壊す成分が含まれているので、汗をかいて放置していると、服の色が褪せていく。

 

また、陽の光も色を褪せさせます。

たまにいらっしゃいますが、部屋に服をかける時に、カーテンレールに掛けている人がいて、陽の当たるところだけ色が褪せてしまうケースがあるんですね。

 

 

他にあるのが、着用中の擦れ。

よく手が触るところ、生地と触れるところに起こりやすいです。

 

たとえば、ポケット周辺、お腹周り、襟元、袖先。

黒や紺の色だと、白っぽくなったことがありますよね?

あれは、擦れて色が抜けていくんです。

 

で、ここで思う人もいると思います。

 

擦れて色が落ちるなら、洗ってたらなるんじゃね?と。

 

 

はい、なりますよ。

特に、全自動や二層式はなりやすいです。

その理由は、服同士を擦り合わせて汚れを落とす仕組みだから。

汚れも落ちますが、濃い色の服は色が剥げやすい。

何度か洗っていると、服がヨレヨレになったり、色が薄くなってきたりする経験から、洗うと服が傷む、と思う人が多いんだと思います。

 

 

実際は、洗い方の他にも、服自体の染色の強さ、染色堅牢度というものがあって、色がどのくらい耐えられるか、強いものと弱いものがあります。

弱ければ簡単に色が落ちていきますしね。

 

 

じゃあ、ドラム型は?とドラム型の洗濯機を持っている人は不安に思うはず。

 

ドラム型はですね、汚れを落とす仕組みがちょっと違うんです。

全自動や二層式と違い、ドラム型は、たたき洗いをするんですよ。

洗濯物を縦に回転させることで、上から落下させて、その重みで服を叩いて汚れを落としています。

このやり方は、生地を擦れさせないので、生地が傷みづらい。

 

色もあせにくくなります。

 

このように、どんな機械を使って洗っているか?も服が傷む原因の1つになる、という事を知って置くと、洗う時に工夫ができると思います。

 

色を褪せさせたくない時は、なるべくこすらないようにする、とか。

その方法で有名なのが、桶に水をためての、押し洗い。

最初は、ウールのセーターなどの洗い方で紹介されていましたが、最近はいろんなものを押し洗いするようにそこかしこで書かれていますね。

 

こすらないで洗えるのが利点なんですが、あれ、汚れはそんなに落ちてないですよ?

押し洗いで汚れを落としたい時は、汚れる前に洗わないとダメです。

シーズンオフにやるには、ちょっと心もとないですね。

汚れを残して保管をすると、変色や虫食い、カビの原因になりますから。

 

しまう前に洗ったのに、黄色くなっちゃった、というお話を聞いた時に、どんな洗い方をしました?と聞くと自分で洗った、という人がちらほら、と。

 

 

洗い方は適切に選ぶの基本です。

その服がどのくらい汚れているのか?を考えて、服の特徴を維持した洗い方を選びましょう。

なんでも自分で洗う必要もありません。

クリーニングも併用してくださいね。

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洗濯の工程では何をやっているのか?

最近、色んなところから洗濯の話を聞くことがありまして。

それがどうにも変な話なので一度説明をしたほうがいいかな?と思い始めました。

当たり前の人には当たり前の話なので、わかってるよ!という方はスルーしてください。

 

 

基本的な話です。

 

 

洗濯は、洗い、すすぎ、脱水、の順番で行います。

実はドライクリーニングもほぼ同じなんですよ。

洗いとすすぎ、これは洗うことの基本作業です。

 

 

まず洗いについて。

洗いをするために、洗剤を投入します。

洗剤を入れる理由は、汚れを落ちやすくするため、落ちた汚れが服に戻らないようにするため。

汚れの種類の中には、水につけただけで落ちるものもあります。

油汚れなどはそれでは落ちないので洗剤の力を使い、落としやすくしています。

 

一度は聞いたことがあると思いますが、界面活性効果、という奴ですね。

具体的には、水と油が混じりやすくなる状態にしてくれるのが、洗剤の役目なんで、これを界面活性効果、と言います。

 

そして、落ちた汚れは水の中に溶け込んでいるので、そのままにしておくと、服に戻るんですね。

それを防いでくれるのも洗剤の役目。

落ちた汚れを洗剤が囲んで、抱きかかえて服に戻らないようにしています。

 

これが、洗いの最中の洗濯機の中の動き方、です。

 

次にすすぎ。

 

すすぎは、洗いの時に使った洗剤を落とすために行います。

まさに、水で洗剤をすすぐ、という訳です。

しかし、先ほどの界面活性効果で、洗剤は服に付いています。

簡単には落ちないので、数回のすすぎが必要になります。

 

通常、必要なすすぎの回数は3回。

これは希釈の法則で、三回すすぐとほぼ洗剤は残らない、というデータがあってこの回数をすすぎます。

 

最近は、一回すすぎの洗剤が出ていますよね。

あれは、実は助剤と呼ばれる洗浄効果を上げるためのものが入ってないので、すすぐ回数が少なくても大丈夫なように作られています。

その代わり、洗浄力は落ちてるんです。

でも、みなさんその違いに気付かないよね?という事で、一回すすぎを売りにして販売されているんです。

 

 

そして、最後の脱水。

これはそのまんまで、余分な水を脱水で絞る訳です。

絞りが甘いと、中々乾かなくなるし、きつすぎると余計なシワができる。

僕らクリーニング屋は、この後にアイロンをかけるので、多少のシワは問題ありませんが、ご家庭ではシワは嫌ですよね。

また、絞りを甘くして、乾燥時間が長くなると、雑菌が繁殖して匂いが出ることがあります。

 

残念ながら、洗濯では完璧に汚れを落とせるわけではないので、素早く乾燥をしないと雑菌が繁殖してしまうことがあるんです。

 

上手な干し方は、洗濯王子が教えてくれているので検索をしてみてください。

 

 

これが、洗濯の基本的な流れ、そして作業をする理由です。

 

 

では、ここで問題です。

 

ノリや柔軟剤はどこで入れるのが一番いいでしょう?

 

 

ヒントです。

わかっている人は飛ばしてください。(笑)

 

ノリや柔軟剤は、それ自体が服に効果を与えるものなので、服に残ってくれないと困るものです。

 

 

 

、そう、最後のすすぎに入れるのが一番効果的。

というか、ここ以外で入れても効果はありません。

 

洗いの最中に入れても、すすぎで洗い流されてしまうし、すすぎの一回目や二回目に入れても、次のすすぎて洗い流されてしまいます。

 

だから、最後のすすぎの時に入れるのがベスト。

 

 

話を聞けば、なるほどと思うんですが、意外と考えたことがないと思うんですよね。

だから、洗濯がわからない、という人が出てくるんだと思います。

 

また、クリーニングが何しているか?わからないというのも、同じ話で。

別にクリーニングが特別なことをしているわけでもなく、洗濯と同じように、洗い、すすぎ、脱水をしているだけ。

ただ、家庭よりもより強力にやっていると考えると、わかりやすいかと思います。

 

 

洗剤も、薬剤も、温度も、機械力も。

家庭用とは段違いなだけです。

そして、それを可能にするのも、最後に仕上げが出来るから。

仕上げができないと、洗いから全然変わってきますからね。

 

 

昔は二層式で、これらの工程を全部自分でやっていたから、普通に知っている話なんですが、最近は全自動になってきて、どのような事をしているか?わからない人が増えているんだと思います。

 

工程を確認したことある人、少ないと思いますよ。

お任せは楽チンですが、一度、どんな事をしているのか?洗濯しながら、洗濯機を観察してみるのもいいと思います。

新発見があるかもしれませんよ。(笑)

 

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服が長持ちしない理由は?

服が長持ちをしなかった時。

 

破れたり、ヨレヨレになったり、変色したり。

そんな時に、よく服のせいにする人が違います。

 

 

この服、安もんだからだよ!

 

服がダメなんだよね。

 

 

そういう風に、服のせいにする人が結構いるんですね。

たしかに、そういう現象が起きた時に、服が原因のケースもあります。

 

いいものは耐久性もある、そう考えるのも理解できますしね。

安いものはすぐダメになる、そんなイメージは僕も持っています。

 

しかし残念ながら、服がよければ長持ちをする、耐久性がある、傷まない、ヨレない、変色しない、わけではないんです。

 

逆に、いい服だから危ないことも多々あるわけで。

 

 

例えば、いい服と言われるもの、高級な服に共通しているのは、糸が細い、という事。

これは肌触りに直結するんです。

アパレルの考え方で、糸は細ければ細いほどいい、というのがあり、化学繊維の目標はシルクと言われるほど、細い糸を目指しています。

しかし、糸が細くなると肌触りが良くなる反面、当然耐久性に問題が出てくる。

 

太い糸と細い糸、どっちが強いか?と言われたら誰でも太い糸、と答えるでしょう。

その通りで、細くなると傷みやすくなります。

熱の影響も受けやすくなるし、色の定着度合いも変わってくる。

肌触りと一緒で、よりデリケート、より繊細になっていきます。

 

もちろん、いい服は繊維だけの問題ではなく、作りもしっかり作られています。

縫製が良くできているので、その分しっかりとしていますが、それでも生地のデリケートさはカバーしきれません。

 

 

結局、服を長持ちさせるには、きちんとしたメンテナンスが大事、という事になるんです。

 

 

僕らはクリーニング屋なので、いろんな服の状態を見てきています。

 

 

どうやって洗ったらおかしくなるのか、糊の有無でどう変わるのか、こまめに洗う人と滅多に洗わない人とどう変わるのか、いろんな事例を見てきています。

 

クリーニングって、そういう事例の集合体なんです。

その多くの事例から、いろんなことを学び、傷まない、変化が起きない洗い方、仕上げ方を見つけてきたのが、現代のクリーニングです。

 

クリーニングの歴史は50年ちょっとなのですが、沢山のクリーニング屋さんが多くの経験をし、失敗をし、学んできた事が僕らに継承されています。

 

その受け継がれてきた経験から見ても、たとえいい服だとしても、メンテナンスをしっかりしないとすぐダメになってしまうんですよね。

 

 

洗わないで着続けられる服はありません。

 

汚れない服もありません。

 

やはり、アイロンはかけた方がいいし、糊もついてる方がいい。

あるとないとでは圧倒的に傷み方に差が出ます。

 

 

服はいろんな立場の人が関係しているので、いろんな意見があります。

 

アパレルにはアパレルの事情や考え方からの意見が。

消費者には消費者の立場からの意見が、

そして、クリーニング屋にはクリーニング屋から見た意見が。

 

僕らクリーニング屋が考えるのは、長く着れるように、着やすくなるように、いい状態をキープ出来るように。

これがクリーニング屋の考えている事です。

服を大事に着たいならクリーニング屋さんの意見は参考になると思いますよ。

 

 

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クリーニングには限界があります。

クリーニングには限界があります。

 

例えば、汚れの落ちる限界と言うものがあります。

どんなに頑張っても、落ちない汚れは落ちない。

どうにかならないか、なんとかならないか、他に方法があるんじゃないか、そんなふうに考えながら、日々汚れを落としています。

 

見極めがとても大事で、もう少し、もう少しとやっているうちに穴が開いてしまう、なんて事もあり得るのです。

だから、どこが限界か?常に見えない限界を探りながらみんなやっています。

 

もう1つ、限界があります。

それは、メーカーの指定した洗濯表示。

一昨年の年末に、洗濯表示が改正されました。

これにより、僕らの出来る事も制限されてしまっています。

 

というのも、それまでの表示は、ドライマークなどが付いていても、クリーニングなどの商業洗濯には対応していなくて、あくまでも参考表示程度。

その代わり、それを参考にして僕らも攻めて洗うことが出来たんです。

 

 

ところが、改正後の表示では、製品化ののちに洗浄テストをしなければいけません。

その上で、ここまでは洗えますよ、と言ういわば限界表示を付けています。

さらに、商業洗濯にも対応してるので、その表示内のクリーニングなら問題が起きない、というお墨付きが付いたのと共に、それ以上の処理をして事故が起きたらクリーニング屋さんのせいになってしまうようになったんです。

 

逆に言えば、指定された表示内の処理で問題が起きたらメーカーが責任を取る事になります。

 

洗濯表示の改正が行われて、僕らも表示に従うようになってます。

なぜなら、その表示が限界表示だから。

そこまでの処理なら問題なく出来る、という事なので、安心してあらえるようになったからです。

 

 

本当なら。

 

 

しかし、その表示に問題が起きているんです。

その表示、本当に正しいのか?という問題。

きちんと洗浄テストをして付けているのか?僕も方々から情報を仕入れていますが、かなり怪しいケースがあります。

今までの経験から、どのくらいまでなら平気かな?というのはある程度わかります。

しかし、洗えないとか、何か特別な指定をされている場合は、僕らの知らない技術が使われていて、問題が起きるからやってはいけないと指定されている、そんな事もあるんです。

逆に、なんの根拠もなく、洗えないとか指定をしてくるメーカーもあります。

 

気になった時は、メーカーさんに問い合わせて質問をしますし、表示について議論をする事もあります。

 

それは、お客様の服を綺麗にしたいし長く着用できるようにしたいから。

 

そのために必要とあらば、メーカーさんへ問い合わせもするんです。

 

しかし、その問い合わせがいつもいい話し合いで終わるとは限りません。

時に、おかしな話になる事も多くあります。

 

そして、話が決裂してしまうと、僕らは最終的にはその表示内の仕事しか出来なくなってしまうんです。

 

例え、その表示通りではダメだと分かっていても。

 

そこが僕らの限界となります。

 

こんな話をすると、プロのプライドはないんですか!と言われる事もあります。

ブロなら自分の意思でやりなさい、と言う人もいます。

 

プロだから出来ないんですよ。

いろんな可能性から、大丈夫だと判断できないから。

お客様が、どうなっても構わないからやってくれ、そう言われる事もあります。

それでも、やらない事もあります。

なぜなら、どうなってもいいと言われてめ後で揉めることがあるから。

 

これ、多くのクリーニング屋さんが経験をしているんですよ。

お客さんを信用してるとかしてないとかの問題ではなく、おかしくなった時に、それが製品の問題なのか、クリーニング屋さんの問題なのか、お客さんでは判断できないから、トラブルになるケースはとても多い。

僕の友達で、一筆もらってサインをしてもらっても、もめた経験があります。

 

クリーニングのトラブルは、商品の問題では収まらなくて、信用問題にまで発展します。

あいつは信用できない、そこまで行くんです。

となると、その可能性があるから出来ません、というのも、プロだからの判断なんですね。

 

 

ここで本当に困るのはお客さんです。

洗ってもらえないのか?本当に困ると思います。

でも、それってクリーニング屋さんの問題なんでしょうか?

先ほども書きましたが、僕らには限界というものがあります。

 

製品を作ったわけでもない、テストをしたわけでもない、服の所有者はお客さんだし、僕らは依頼されているだけの関係だし。

その中で、僕らの中の責任では手を出せない事もあります。

その限界を超えては出来ない。

 

これ、本来はメーカーさんに問い合わせる話なんですよね。

クリーニング屋さんもできないっていうけどどうすればいいか?

どこで頼めばいいか?

 

僕らも言ってるんですよ。

でも、僕らはお客さんではないので、聞いてくれません。

お客さんから話してもらわないと、メーカーは動かないんです。

 

もしね、僕らが問い合わせた時に、きちんと説明をもらい、洗浄テストの結果とかも見せてもらえれば、抜け穴を見つけられて洗えるかもしれないんです。

実際、そういうケースはあります。

ちょっと温度を下げるくらいで洗えるな、そんなケースもあります。

その判断をするためにも、きちんとテストをしている必要があるのに、それすらしてないメーカー。

でも、僕らはそこにはいう権限がありません。

 

ここで、自分たちの力の無さにモヤモヤした気分になります。

 

 

こうなる可能性がありますが、ご了承ください。

 

 

この言葉を言わなきゃいけない、その気持ち、分かってもらえないんですよね。

 

 

いつも書いてますが、なんで製造メーカー、販売者はもっとメンテナンスの勉強をしないんでしょう?

怪しい知識を平気でお客さんにばらまいている。

 

服は着て、洗って、また着る。

 

このサイクルが出来て初めて成り立つものです。

そのために、製造メーカーは洗うのに十分な耐久性を持たせ、僕らクリーニング屋は傷まないようにしながら綺麗にし、お客さんに渡す。

みんな協力して、服を着てもらえるようになっていくのに、なんでこうもバラバラなのか。

そして、僕らの声はなんで届かないのか。

本当にくやしいですね。

 

もう何十年も変わらない。

変わる時は来るのかなあ。

そんな風に思ってしまいます。

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ドライブレコーダーに映っていたものは。

去年、ようやくうちの車にもドライブレコーダーを付けました。

何かあった時に証明出来るように、とか、変な人に絡まれた時に、とか、特にそんな意味もなく。

たまたまポイントが溜まっていて購入に踏み切ったんです。

 

で、自分で取り付けました。

 

これまた、なんの意味もなく、どうせなら24時間監視にするかな?と専用の配線も買って、車の中の方から電源を取り、アースも取って付けたんです。

なので、今、僕の車は24時間、常に監視されています。(笑)

 

主に衝撃が加わると録画が始まるようになっているんですね。

 

 

今朝、配達に出ようと車に乗り込み、エンジンを掛けると、そのドライブレコーダーが言うわけです。

 

 

駐車録画があります。

 

 

結構多いんですよ。

車から降りて、ドアを閉める衝撃で録画が始まったり。

車にはなんの傷もないので嫁さんが使った時の録画だろう、消しておこうかな、と操作をし始めました。

 

 

すると、たくさんの録画が溜まっています。

連休中に移動した時のものかな?と何の気なしに消していたんですが、車に乗ってない日のもある。

あれ?これおかしいぞ?と動画を確認したら、なんと映っていたのは、雹。

 

4日に降ったもの凄い雹の映像だったんです。

 

大きい雹が降っているなあ、と思っていましたが、まさかドライブレコーダーが衝撃を感知するほどとは。

動画は延々と撮られています。

衝撃を受けては録画し、し終わってまた衝撃を受けたら録画が始まり、とその繰り返しだったみたい。

 

 

改めてすごかったんですね。

街の街灯も割れているところがあると聞きました。

雹、危ないな。

今日も天気が良くないといいます。

みなさん、気をつけましょう。

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服にはどんな汚れが付くのか?

服は着たら必ず汚れます。

下着、上着、ズボン、セーター、コート。

汚れるので、また洗って着るんです。

 

 

もしかして、とおもうので、書いておこうと思ったのですが、僕らクリーニング屋さんは、目に見える汚れを相手にしているわけではないんですね。

目に見えてる汚れだけを気にしていると、目に見えない汚れを落とせなくなる。

なので、クリーニングする時は、着用したことを前提にして、その時にどんな汚れが付いているか?を想定して洗うようにしています。

 

 

よく、洗濯やクリーニングの説明で、汚れに合わせて洗い方を選びましょう、とあります。

そうすると、油汚れが付いてないから、そんなに着てないから、とか、見た目汚れてないから、とか、そんなふうに考えて間違った選択をしてしまう人がいるんです。

 

たしかに汚れに合わせて洗い方は選ぶんだけど、基本的な汚れはみんな付いているので、まずはそこに合わせて洗濯方法を選ぶ必要があるわけですね。

その上で、さらにひどい汚れが付いていた場合、どうするか?って話なんです。

 

その基本的な汚れとは、こんな汚れ。

 

 

まず、着用していて必ず付くのが、汗、皮脂の汚れ。

体の上に着ているので、必ずつきます。

私、汗かかないから、と言っててもダメ。

下着じゃないし、直接肌に付いてないから、これもダメ。

汗や皮脂を舐めてはいけません。

人はかいてないようでたくさんの汗をかいています。

それらが服につかないわけないじゃないですか。

また、手で自分の体を触っているので、その手が付いたところ、ボタン周辺、えり、お腹周り、ポケット周辺、この辺りにはたくさんの皮脂が付いています。

 

目に見えないけど汚れているんですよ。

 

次に付くのが、埃、土、排気ガスなどの汚れ。

残念ながら空気が汚れているので、その空気に触れていれば服も当然汚れていきます。

風の強い日は埃や土が舞い、服についていくし、車が走っているから排気ガスの汚れも付いています。

 

昔、白いパーカーを着てバイクに乗ってたら、1時間でパーカーが黒ずんだことがありますよ。

その当時はクリーニングの知識がなかったので、すごいびっくりしました。(笑)

 

 

洗うとスッキリするのは、これらの目に見えづらい汚れが落ちて、くすみが取れるから。

スッキリした時点で汚れていたという証拠です。

 

 

このように、服は必ず汚れます。

目に見えなくても、定期的に洗う必要があるのはこのためです。

この目に見えない汚れをいつ洗うか?で、綺麗に着ていけるか?どんどん汚くなっていくか?に分かれていくんです。

 

目に見えるようになってからでは落ちづらくなるので、早めに洗う方がいい、というのはこのためなんですね。

 

 

これらは汚れの基本。

ここに、服の情報を加えて洗い方を考えていくと、ベストかな、と思います。

素材を見て、服の形を見て。

洗うための基本のもう1つは、服ですから。

 

どんな服を洗うのか、どんな素材か。

素材を知る、今年はここをかいていこうかと考えています。

 

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パソコンの掃除。

当店の連休最終日です。明日から通常営業になります。

もうしばらくお待ちください。

 

 

この連休中にやりたかった事、やってたんですよ。

パソコンの掃除。

 

半年に一度、パソコンの中を掃除しているんですが、去年の年末はやれなかったんです。

埃が相当入っているだろうなあ、とこの連休中にやろうと考えていました。

 

ケースを開けると予想通りの埃。

これはエアーで吹き飛ばさなきゃいけないな、とお店の洗い場にあるコンプレッサーを使おうと下までパソコンを持って行ったんですね。

 

 

すると、エアーの配線が途中で切れている

 

 

最初、修理をしていたんですよ。

で、つなぎ直して使っていると、途中で破れてしまう。

ああ、劣化して交換しなきゃダメなんだな、と悟りました。

 

この連休中にやらなきゃいけないことがもう1つ増えました。

 

ひとまず、掃除したパソコンを部屋まで持ち上げなきゃ、とパソコンを持って階段を上っていたら、あっ!!!!と思ったら腰をやってしまいまして。

軽いギックリ腰なのかな、今、横になって様子見てます。

 

 

やり慣れない仕事をすると怪我をしますね。

動けないほどではないので、しばらく休んだらホームセンターにホース買いに行かなきゃ。

今日中に直さないと明日から使えませんしね。

 

掃除できたからいい連休だったな。(笑)

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まさか、雹が降るなんて!

いやー、驚きましたね。

まさかあんなすごい雹が降るとは!

 

 

この連休にやりたい事がいくつかあって、今日はそれをやろうかな?と思っていたら気が付いたら午後まで爆睡。

予定が狂ったので、せっかくだからと大国魂神社のくらやみ祭りに行こうと思ったんですよ。

 

 

で、そろそろ出るかな?と思ったら突然の大雨。

からの、雹。

 

本当に驚きました。

一部積もってましたしね。

 

 

その後、やんだところで、お祭りへ行ってきました。

 

なんか久しぶりにお祭りに行ったような気がする。

子どもが多かったですねえ、しかも女子が。

女の子の方が元気だな。

 

くらやみ祭りは雨が降る、と言われていますが、雹は流石にねえ。

神さま、やり過ぎです。(笑)

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ザ・買い物ツアー。

今朝は朝早くからお出掛けをしてきました。

このブログにもよく登場するチョウさんが豊洲へ買い出しに行くというので、どこも出かける予定ないから子ども連れて朝ごはんでも食べに行こうかね?と、同行する事に。

 

さらに、広島の大好きな先輩が上京していたので、せっかくなら一緒に行きませんか?と、大人数でのお出掛けとなりまして。

 

都内、何があったんですかね?

まあ、至る所に警察官がたくさん。

さらに、検問まで張られていて、恐ろしいほど車の中を見られたり。

悪いことしていないぼくでも、流石に直前で左に曲がろうかな?と思うくらい、警備してましたねえ。

なんだったんでしょ?

 

そんな事よりも、朝食ですよ。

 

事前情報で、どうやら豊洲が混んでいるらしい、と言うので、近くでぼく以外を全員車から降ろし。

ぼくは駐車場の列に並んでいるので、その間に豊洲の案内をしてもらう事にしたんです。

広島の先輩は初めての豊洲ですからね。

せっかくなら話題の豊洲を観光してもらいたいし。

 

駐車場に並ぶと、まあ混んでる混んでる。

全然前に進まないので、このままだとぼくだけ朝食にありつけないかも?と不安になります。

30分後、なんとか車を止めることができまして、みんなと合流することができました。

 

ちょうど豊洲市場の案内も終わり、運良く空いてた、八千代さんで朝食。

新鮮な海鮮のフライを頂きました。

 

外に出て5分くらいフラフラしてから、じゃ築地へ行こうか?なんて話していたら、さっきの八千代さんに長蛇の列。

ほんのちょっとの差でものすごい並ぶ事になるところでした。

 

どうやら今日は付いていたようです。

一緒に行ったうちの誰かが、付いていたんでしょうね。

 

 

せっかくだからと、築地も観光。

波除神社により、築地場外のより、人混みを感じつつ、丸山海苔店さんで買い物をし、アイスを食べ、満喫をして終了。

広島の先輩を東京駅に送り届けたんです。

 

さあ、あとは帰るだけ、と思いますよね。

いやいや、チョウさんのお買い物のおつきあいがまだ続きます。

 

一旦、府中に帰りまして、チョウさんは接骨院で治療を。

30分後にまた合流して、今度は多摩境のコストコへ。(笑)

 

一通り見たんですが、目当てのものがなく。

それなら、別の市場へ行きますか?と業者専門の市場へ。

市場ですからコストコと違って、素材そのものが売っている。

チョウさんの目が鋭くなっていきます。(笑)

 

たまに思うのですがらこの人の本職はなんだろう?と。(笑)

素人なのに見極める目は確かなんですよねえ。

 

 

市場で買い物をして。

さあ、帰る?となるんですが、せっかくだから、気になっていたお店によりませんか?とぼくから提案を。

休みだし、いいよ、と言うのでそこから新百合ヶ丘近くのお店まで移動。

お肉屋さんで、お肉を見て、ハムカツを買い、頬張りながら帰宅。

これで本日の予定は全て終了です。

 

 

走った、走った、かなりの移動距離でしたね。

でも、このくらい移動すると、休みだなあと感じます。

どうやら長距離移動が身にしみてるようで。

たまに、寝ないで夜中に遠くに行きたいなあと思いますしね。

チョウさん、お世話になりました。

いやー、詳しい人と出かけると楽しいですね。(笑)

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服が傷む、と思う原因は?

さて、昨日の続きです。

 

 

丈夫なものを求める理由は、丈夫でないと感じているから。

 

服がそんなに丈夫でなくなったのか?まずそこが気になりますよね。

 

繊維の技術が上がるとどうなるか?というと、繊維が細くなっていくんです。

これは肌触りや柔らかさに直結するので、良いものというものは糸や繊維が細くなっていく傾向になります。

 

しかし、細くなるということは、同じ繊維でも強度は落ちる、これは容易に想像できますね。

はい、繊維が細くなった分、確実に弱くなっています。

 

弱くなったと実感するポイントは、例えばほつれやすくなっていたり、破れやすくなっていたり、また色合いが変わりやすかったりする所で見て取れます。

また、柔らかさを追求するあまり、硬くなりやすいものも増えてきていますね。

 

では、繊維の細さが原因か?というとこれが決定打、というわけでもありません。

もっと複雑にいろんなことが絡んでいます。

 

 

もう1つ、気になるのがクリーニングの技術。

クリーニングに出して、風合いが変わってしまう、そんな経験をしたことのある人もいると思います。

せっかく洗ったのに、長く着用できないことから、より丈夫なもの、変化の少ないものを求めるようになっていったという背景もありますね。

 

実はこれは2つの要因があって、1つは先ほどの繊維の細さが影響しています。

昔に比べてデリケートな衣類が増えていて、変化しやすくなっている。

また、製造メーカーが洗浄テストをしていなかったり、洗える服を作っていない、という問題もあります。

また、クリーニング屋さんもそういう服に適応していない業者がある、という問題も。

クリーニング屋さんの側にも理由があって、パートやアルバイトに洗わせているクリーニング屋さんもいます。

いわゆる大量に処理する大きなクリーニング屋さんです。

デリケートな服が増えている、と言うことは、細かく洗いを変えていく必要がある、ということ。

きちんと資格を取った人が洗うのと、アルバイトやパートが同じ仕事をできるとは到底思えません。

そのやり方で問題のない服もありますが、昔に比べてその範囲に収まる服が圧倒的に少なくなっている、という事なんですね。

 

 

繊維の細さ、クリーニング屋さんの問題、さあこれで全てか?いえいえ、まだありますよ。

実はこれからの話がかなり重要だと思っています。

 

 

 

それは、着ているお客様の方の問題。

これ、大きいなあと、思うようになってきました。

 

一番の問題は、服をよく知らない人が増えています。

まず、繊維を知らない。

綿、麻、ナイロン、ポリエステル、カシミヤ、ウール。

これらの区別がつく人、一体どのくらいいるでしょう?

ほとんどの方が全くと言って良いほどわからないと思います。

これら、全然違うんですよ、で、違うというのは、当然クセも違うので扱い方も変わってきます。

 

百歩譲って、服に詳しい方がいるとします。

それでも、デザインやファッションとして詳しいだけで、服が洗うとどうなるか?水に濡れるとどうなるか?アイロンをかけるとどうなるか?知ってる人はほとんどいないと思います。

僕がそう言い切れるほど、アパレル関係の方のブログで出てくる服のメンテナンスの話はみんな間違っている。

今までたくさん見てきましたが、見るたびに、作ったり販売する人たちと、僕らメンテナンスをする人たちは、全く違う知識や技術なんだなあと思いますから。

 

服のことを知らないので、扱い方がわからない。

連続して着てしまったり、ずっと洗わないで着ていたり、少ない着数で着回していたり。

そんな扱いをしていたら傷むよ!と言う行動をしてしまっていてら服が傷むから、と思っている方もいらっしゃいます。

 

実際に傷んでいる服を見て、丈夫な服が欲しい、これはまだ良いかもしれません。

 

さらに、服を知らないと言うことは、傷む、と言うことを理解してない人もいるんですね。

何をもって傷んでいるか?それを知らないで、ちょっとした変化に過剰に反応して、おかしくなった、傷んだ、と騒ぐ人、結構いるんですよ。

わからないから神経質になってしまっているんだと思います。

 

 

これらのように、いろんなタイプの人がいろんな理由から服がもたないと思い、形は似てる、大して変わらない、とポリエステルなどの化学繊維を求めるようになって来てるのかな、と思います。

 

 

丈夫な方が確かに良いのですが。

でも、服には必要な機能があるわけです。

化学繊維には致命的な欠点があります。

吸湿発散性がない。

あるように見せかけている服もありますが、実際は無理なんです。

で、この点は、自然の繊維の方がとても有利なんですね。

 

 

僕が一番気になるのは、区別もつかなくなり、形やなんとなくだけで着ていると、どんどん消費者の方々が損をしていくことになるんですよ。

 

デザインだけでなく、季節ごとに適切な素材があります。

また、TPOによってもあります。

合わない着用をしていると、服はどんどん傷んで行くし、ともふれば毎年新しい服を買わなければいけない。

1年しかもたない服にお金をかけようとは思いませんよね。

消費者の方が、そう言う買い方をし出せば、メーカーも一年持てば良い服を作り出します。

そう言う服は、着心地悪くなるんですよ。

すぐ変化し出しますからね。

 

長い目で見て、消費者に不利になるような世の中なりそうで、僕はすごく嫌なんです。

 

 

今まで、クリーニングを知っていただけてないからかな、と長い間思っていましたが、違うんだな、と気づきました。

クリーニングではなく、服のことを知らないんだ、と。

 

みなさん、服の勉強をしましょう。

素材の特性、違い、メンテナンスについて。

本当に大事ですよ。

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化学繊維を求める理由は?

平成の最後の方から感じていたのですが。

令和になったので、書いてみようかな?と思います。

 

 

なんかね、昔に戻ってるような感じを受けているんですよ。

消費行動というか、考え方というか。

 

物を買うときに、どこを大事にしているか?ってかなり重要です。

 

 

丈夫さだったり。

オシャレ度合いだったり。

ブランド名だったり。

 

ものを選ぶときに、人それぞれいろんな尺度を持って探して購入をしています。

 

僕が20歳くらいからこの歳になるくらいって、丈夫さはある程度当たり前で、素材の良さだったり、機能の高さを重視していました。

 

軽い、着心地がいい、かっこいい。

そんな理由で服を選んでいたんですよね。

 

何年か前に、ボロ市に行って、昔の雑誌をパラパラとめくっていたらこんな広告があったんですよ。

 

 

夢の繊維ポリエステル!

強い、丈夫、破れない!

 

これ見てねえ、ああ、時代だなあって思って。

一応、服の歴史を勉強していますから、何でこのような広告になるのか?理解しています。

 

昔は、そんなに糸も良くなくて、また服は高いもので、丈夫なものがいいものだと言われていたんです。

それまでは自然界の繊維が中心でした。

 

ウール、綿、麻、シルク。

それなりにいろんな問題を抱えていたんですね。

 

で、そこに化学繊維が登場したわけですよ。

 

とにかく丈夫!

色褪せしない、破れない、長持ちする!

まさに広告の通りで、わざわざポリエステルを指定して買ったほどだと聞いています。

 

しかし、丈夫な反面、着心地が少し変わっていて。

高度経済成長でみんなが裕福になっていくのと同時に、風合いの良い自然系の繊維に人気が集まるようになっていきました。

 

そのうち、化学繊維は良くないものと言われるようになっていきましたしね。

 

 

ところが、ですよ。

 

 

ここ最近はまたポリエステルなどの化学繊維に人気が出てきています。

 

理由は、丈夫だから。

 

スーパー系で売っている、洗えるスーツには化学繊維が使われているんですが、それを選ぶ人の理由の中に、丈夫だから、というのが入っているのに驚き。

 

明らかに風合いも違うし、着心地も違うのに、そこは特に気にならない、と言います。

 

 

何でこんな風になっているのか?考えてたんですね。

 

 

丈夫なものを欲しがる、と言うことは、今まで来ていたものが、長持ちしないと思っている、と言うこと。

そこにも何らかの理由があるわけですね。

 

思い当たることはいくつかあります。

 

で、これじゃないか、と言う結論を出してみました。

 

 

、令和一発目からですが、続きは明日。(笑)

僕なりの答えを書いてみようと思います。

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