コンプライアンスが平等に求められる時代に。
最近、ニュースなどでカスハラが取り上げられています。
カスハラ、カスタマーハラスメントの略です。
お客様が無茶な要求をしてきたり、暴言を浴びせたり、土下座を求めてきたり。
昔からあったんですけど、従業員がトラウマになってしまって辞めてしまうなどの問題が起きてきて、あまりにも酷いお客様には、ご遠慮いただこうという動きが出てきているんだと思います。
スーパーやコンビニなどでは、そもそも人材不足な上、やっと仕事に慣れてきた人が、やめてしまうの本当に痛手なんでしょうね。
タクシーの運転手に威張り散らす人、います。
新幹線や飛行機に乗って、威張る人、います。
サービスを受けることを、何か勘違いをされている方って確かにいるんですよ。
サービスを受けることは、偉いんだ、そう思っているような方、いますからね。
反面、とても丁寧にお店側と接してくれるかたもいらっしゃいます。
先日、車屋さんに行き、中古の車の契約をして来ました。
そこでの出来事で、驚いたことがあったんです。
説明を受け、いろんな契約書を交わし、最後に出された紙はこんなものでした。
暴力団ではありません。
また、暴力的な行為、威圧したりしません。
という誓約書。
何年か前に法律が変わって、これにサインをしてもらわないと車は売れないんだそうです。
お話を聞いているとこんなことをおっしゃっていました。
今まで、コンプライアンスというと業者側が気にしていましたが、今はお客様もコンプライアンスを守る時代になったんです。
違法なことは僕らもお客様もしてはいけない、そんな時代になったんですよ。
コンプライアンス、法令遵守ですね。
これ、今までは業者側がかなり気にしながらやっていました。
今まではやっていた事でも、コンプライアンスが騒がれてしなくなったこともあります。
しかし、それをご理解いただけなくてお叱りを受けてしまう場面もありました。
法律は平等です、と。
人を選んで法律があるわけではないので、みんなが守らなければいけなんです、と。
契約書にサインをしながら、難しい時代になったなあ、と思いました。
お客さんの側もコンプライアンスを気にする時代、それって落ち着くまでは相当揉めるだろうな、と思います。
例えば、店側に無理強いをしたらいけなくなるだろうし、そうなると無理強いとオリジナルオーダーの差はどこか?にもなるし。
クレームも付けづらくなるかもしれません。
また、業者側に、プライドはないんですか!なんてつめよったら、アウトでしょうね。
これからどんな風に落ち着いていくんだろう?
そして、コンプライアンスはどこまで広がっていくんだろう?と考えています。
もしかしたら、僕らクリーニング屋さんでも、預かる時に契約書を書いてもらう時代になるかもしれません。
店側もお客様の側も、よく考えないといけなくなりそうです。
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