化学繊維を求める理由は?
平成の最後の方から感じていたのですが。
令和になったので、書いてみようかな?と思います。
なんかね、昔に戻ってるような感じを受けているんですよ。
消費行動というか、考え方というか。
物を買うときに、どこを大事にしているか?ってかなり重要です。
丈夫さだったり。
オシャレ度合いだったり。
ブランド名だったり。
ものを選ぶときに、人それぞれいろんな尺度を持って探して購入をしています。
僕が20歳くらいからこの歳になるくらいって、丈夫さはある程度当たり前で、素材の良さだったり、機能の高さを重視していました。
軽い、着心地がいい、かっこいい。
そんな理由で服を選んでいたんですよね。
何年か前に、ボロ市に行って、昔の雑誌をパラパラとめくっていたらこんな広告があったんですよ。
夢の繊維ポリエステル!
強い、丈夫、破れない!
これ見てねえ、ああ、時代だなあって思って。
一応、服の歴史を勉強していますから、何でこのような広告になるのか?理解しています。
昔は、そんなに糸も良くなくて、また服は高いもので、丈夫なものがいいものだと言われていたんです。
それまでは自然界の繊維が中心でした。
ウール、綿、麻、シルク。
それなりにいろんな問題を抱えていたんですね。
で、そこに化学繊維が登場したわけですよ。
とにかく丈夫!
色褪せしない、破れない、長持ちする!
まさに広告の通りで、わざわざポリエステルを指定して買ったほどだと聞いています。
しかし、丈夫な反面、着心地が少し変わっていて。
高度経済成長でみんなが裕福になっていくのと同時に、風合いの良い自然系の繊維に人気が集まるようになっていきました。
そのうち、化学繊維は良くないものと言われるようになっていきましたしね。
ところが、ですよ。
ここ最近はまたポリエステルなどの化学繊維に人気が出てきています。
理由は、丈夫だから。
スーパー系で売っている、洗えるスーツには化学繊維が使われているんですが、それを選ぶ人の理由の中に、丈夫だから、というのが入っているのに驚き。
明らかに風合いも違うし、着心地も違うのに、そこは特に気にならない、と言います。
何でこんな風になっているのか?考えてたんですね。
丈夫なものを欲しがる、と言うことは、今まで来ていたものが、長持ちしないと思っている、と言うこと。
そこにも何らかの理由があるわけですね。
思い当たることはいくつかあります。
で、これじゃないか、と言う結論を出してみました。
…、令和一発目からですが、続きは明日。(笑)
僕なりの答えを書いてみようと思います。
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