硬くならないし、臭いもしません。
クリーニングほど、人によってイメージの違うものはないんじゃないか、と思っています。
簡単にいうと、クリーニングが良いものと思う人と、悪いものと思う人、真逆に感じる人が存在しているんですよ。
これに関連して、服の扱いについても真逆の考えをする人たちがいるんです。
洗ったら服が傷むと思っている人。
洗わないと服が傷むと思っている人。
本当に不思議ですよね。
こんなに違うことを言う人たちがいるって他ではあまり聞きません。
でも、思い当たる事もあります。
クリーニングが悪いと思っている人たちは共通した経験をされていたりします。
で、良いと思っている人たちはその経験をしていないんです。
その経験とは?
クリーニングから返ってくると、硬くなっている。
クリーニングに出すと、独特の臭いがする。
これを経験しているか否か?があるようなんですね。
ドライクリーニングで使われている溶剤と言われるものは、揮発性です。
つまり、蒸発して無くなってしまうものなんですね。
服に残らないので、溶剤を使って洗っても問題がないわけです。
でも、臭いがする、というのはまさにこの溶剤が残ってしまっている、という事。
それ、そのクリーニング屋さんがおかしいんですよ。
乾燥不足というやつです。
クリーニング屋さんの中では、ありえない話で、きちんと乾燥をしていれば、全部蒸発するので臭いなんてしない、臭いのないのが当たり前なんです。
だから、きちんとした仕事をするクリーニング屋さんを利用していると、クリーニングから返ってきて臭いがする、というような経験をしません。
ところが、運が悪いと乾燥不足を起こしやすいクリーニング屋さんにあたる人がいる。
その人たちは、臭いのする服しか返ってこないので、クリーニングをすると臭いがする、という風になるわけです。
また、そういう仕事をするところは、大雑把にまとめて扱ってしまう傾向があります。
すると、デリケートな服ほど影響を受けやすくなる。
硬くなるのもそれのせいですね。
はい、ズバリいうと、利用してきたクリーニング屋さんの違いで、クリーニングに対するイメージが全然違うんですよ。
昨年、初めて当店をご利用されたお客様から今年もアウターのクリーニングのご依頼がありました。
預かる時に少しお話をしていると、クリーニングに出しても硬くならないし臭いもしない、これならまたクリーニングに出そうと思える、って。
こういうお話、珍しい話ではないんです。
結構、言われるんですが、話を聞くたびに今時そんなクリーニングをしているところがまだあるのかなあ?と思っていました。
そういうクリーニング屋さんが多いのか?はわかりませんが、困っているお客様はいるのは確かなようです。
服は持たないものだと思っていた、そんなお話もしていました。
だから、2年くらいで買い換えていて、高い買い物だなあといつも思っていた、と。
クリーニングしてまた着ることができるならありがたいって。
クリーニングは本来そういうものなんです。
僕の周りのクリーニング屋さんはちゃんとしてるんですけどね。
だから、皆さんの周りにも必ず良いクリーニング屋さんはいますよ。
探してみてくださいね。
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