消費税に悩む人たち。
後もう少しで消費税が上がります。
テレビでは増税対策、軽減税率、キャッシュレスと、毎日お金の話が出ない日はありません。
当然、僕ら商売人の間でも話題に上がります。
皆さんと少し違う角度で話が上がるんですけどね。
僕らが悩むのは、8%の商品と10%の商品をどうするか。
食料品ではないので、クリーニング屋さんは軽減税率が適用されません。
しかし、難しくしているのは、クリーニングらしい難しさがあるから。
洗うだけなら特に問題はないんです。
問題なのは、後から別の作業が入ったとき。
お預かりしてからシミが見つかり別途染み抜き代が掛かってしまったり。
前払いのお店だと9月中に8%でお支払いいただいて、10月にお返しするときに染み抜き代を別途頂戴する時は、税率はどうなるのか?
似たようなケースがクリーニングは多いんです。
後から必要になる作業代はどうなるのか?みんな悩んでいます。
友達の店主さんたちも、最後は自分たちが消費税を負担するようだな、って話してました。
完全に移行するまでは仕方ない、と。
サーヒズ業は難しいんですよ。
製造業だと、こっそりとコストカット出来るんですね。
お値段据え置き、とか、価格は変えません、とか言いながら、商品の中身を調整してる。
量が少なくなったりしてますよね。
でも、サービス業はそれが出来ません。
ワイシャツのアイロンがけを右袖だけ掛けません、というわけにはいきませんし、洗剤の量を減らします、というわけにも行かない。
商品の調整しようがないんですね。
となると、結果的に、自分たちの給料が下がり、労働は増える、という事になるわけです。
自営業で家族だけでやっていればそれもやむなしと受け入れる事もできますが、パートさんなどを雇っていると、不平不満も出てくるわけで。
お客様の手前、マイナスな話はあまり良くないからと口にこそしませんが、商売人同士ではかなり厳しいと話が出ています。
辛い、厳しいと言っていても、時は待ってくれません。
何だかんだ、増税当日はみんな普通に対応していくんでしょうね。
キャッシュレス含めどうなるのかな?
何となくですが、現金払いだと割引します、というお店が出てくると思うんですよね。
落ち着くまで数年かかるのかな。
しばらく混乱するような気がしてます。
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