消臭剤は汚れを落ちにくくさせる。
先日、クリーニング総合研究所から興味深いニュースがありました。
消臭剤は汚れを落ちにくくする。
ファブリーズなどの消臭剤を使用していると、服についた汚れが落ちづらくなると言うんですね。
研究所ですから、きちんと検証の実験もしていました。
実験結果ではたしかに消臭剤を掛けていると、汚れが落ちなくなってる。
とくに、ドライクリーニングで汚れが落ちなくなるようです。
この件について、クリーニング屋さんの仲間と話をしたんですが、すでに経験している、との事。
自分で洗えるものには消臭剤は使用しないので、多いのはスーツや制服、つまりドライクリーニングをする衣類に多いと言います。
一回でもクリーニングする費用を浮かすために、良かれと思ってやっているんでしょう。
でも、それが逆に仇となるとは。
ファブリーズなどの消臭剤を蒸発させると粘り気のある液体が残るんです。
これが汚れを落としにくくさせてしまうんですね。
接着剤のような感じで、服の表面をコーティングしてしまう。
着用して汚れているものの上から吹きかけるので、汚れをコーティングしてしまうんでしょう。
それを落とすやり方もあるにはあるのですが。
デメリットも出てきてしまうんですよ。
今度は服の腰が抜けるんです。
つまり、テロンテロンになる。
テロンテロンになると服が着古したようになっちゃいますからね。
恥ずかしくて着れない、と思う人も出てくると思うんですね。
服のメンテナンスとして、クリーニングの代わりとして、消臭剤を使うのは良くありません。
一時しのぎ、と考えて使うようにしましょう。
臭いが出る、と言うことは、汚れているという事。
一番は洗う事です。
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