ついてる人、ついていない人。
お客様から、母の容体を聞かれます。
リハビリを始めてから2ヶ月半。
それなりに色々と進んでいて、多少歩けるようになったりもしています。
でも、そろそろ退院を見据えて、先生方と話をしていると、今までと同じような生活にはならないので、それに対応するための相談とかもあったりするわけです。
我が家は、一階が店舗及び洗い場で、二階から上が住居スペースになっています。
すると、母が帰ってくるためには、階段を上る必要があるわけですね。
で、今の状態を見て、階段を登ることは出来ない、そう先生は判断をしました。
すると、階段に昇降機を付けましょう、となるわけです。
補助が出るかも?というお話だったんですが、それは外階段の話で、家の中にある階段は全額自己負担というお話でした。
付けてください、はいすぐに、という訳にはいきません。
現場を確認し、付くか?付かないか?を検討し、さらに見積もりを出してもらい、工事をする。
一連の流れはこんな感じです。
で、先日、前場の確認に来てもらいまして。
少し特殊な階段なので、高いですよ、と。
でも、付けることは出来ると思います、というお話でした。
ここで、買い取るのか?リースにするのか?二択になります。
先がそんなにないならリースの方がお得、長生きするなら買い取った方がお得、というお話のようです。
まあ、その話を母にしますよね。
普通なら、頑張って長生きするから買取にしてくれ、とかになる訳です。
ところが、母は少し違うんですよね。
買取の金額を聞いて、どうするリースにする?買い取る?と聞くと、買い取るとはっきりと。
で、それに続いてこう言うんですよね。
帰ったら昇降機の分、稼がなきゃ。
この話をお客さんにすると、みんなゲラゲラ笑う訳ですよ。
ああ、お母さんらしいね、って。
で、その気持ちがあれば大丈夫だ、とみんな大笑いしながら帰っていく。
思いっきり前向きですよね。
長生きするから、と言うのが普通の回答だと思うのに、階段上り下りできないのに、昇降機代を稼ぐ、なんてそんな発想、普通はしません。
こりや長生きするわ、と僕らも思う訳ですね。(笑)
運がいい人と、運の付いてない人、いると思います。
運って本当にあるのかもしれませんが、自分から不幸を招く人っていると思うんですよね。
母を見ていても思うのですが、多少の不平不満をどう捉えるか?で変わってくると思うんですよ。
あれが悪い、これが悪い、そう言う人、いますよね。
で、そうしていると周りもその人に近づかなくなるので、結果的に不便になったり、普通にしてもらえることをしてもらえなくなったりする。
で、ついてない!と言う人、結構いるんです。
僕が見てて、ついてる人に共通していることは、多少のトラブルも気にしない。
いや、お心の中では気にしてると思うんですよ、でも、それをあからさまに表に出して不満を言わない。
文句を言う時間があるなら、それをどうリカバリーするか?考えている。
そんな共通点があります。
いわゆる、前向き、と言うやつです。
で、そう言う人はまわりも怖くないので近づいていく。
すると、何か手伝ってもらったり、教えてくれたりする。
そうなると、私、運がいいわあ、となる。
そんな傾向が見て取れます。
付いてないと言う人は、自分で不幸を呼び込んじゃってる、そんな人も結構いるんです。
生きてりゃ、いいこともあるし悪いこともありますからね。
それをどう乗り越えるか?は腕の見せ所です。
付いてない人生を送りよりも、付いてる人生を送るなら、前向きな心構えが必要なのかも知れませんね。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- 期日に取りにいけない時はどうすればいいですか?(2025.05.01)
- 集配サービス。(2025.04.30)
コメント