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クリーニング 屋のさが。

母の退院が近くなってきて、いろんな準備が始まっています。

大掃除に始まり、昇降機を取り付け、介護用のベッドやトイレの搬入などなど、やることがたくさん。

さらに退院時に必要なものもあったりするんですね。



先日、洗濯物を取りにリハビリ病院へ行った時のこと。



退院の日の話になりました。



着替えが欲しい、そう言うわけですね。

このままの服装では帰れないから、着替えを持ってきてくれ、と。


退院が決まったと言っても、国が定めた期間を過ぎるので、病院から出ないといけない退院で、別に良くなったわけではありません。


でも、退院は退院。

もうね、外に出るならちゃんとした格好をしなければ、と言うわけですよ。

それ用の服を用意しなさい、と言うんですね。



そうと決まればうちはクリーニング屋。

ビジっ!とアイロンのかかった服を用意しないといけません。

何しろ、相手はプロのクリーニング 屋さんですからね。

半端な事したら、怒られてしまいます。(笑)


そんな話をしていたら、続けてこんなことも言い出すわけですね。



先生のさあ、白衣がね、汚くて。

どこで洗っているのか?何枚持っているのか?聞いちゃったんだよ。



母が何を気にしているのか?というと、着ている服が汚いと文句を言っているわけではないんですね。

きちんと洗えばもっときれいな白衣を着ることが出来るだろう、と言うわけです。

で、白衣の数を聞いて、退院の時に一枚預かって行ってクリーニング をしてこようかな、なんて話をしているんです。



どこまで行ってもクリーニング屋なんだなあ、と思います。



中には汚れている白衣を見て、不愉快になる人もいるかもしれませんよね。

でも、そこはクリーニング屋の血が騒ぐんでしょう。



きれいにしたい。



そう考えてしまう。

その気持ち、よく分かりますからね。



友達と会ってて、しわくちゃのシャツ見てると、アイロンかけてあげようか?と思うし、汚れているなあ、と思えば洗ってみる?と言いたくなるし。


僕らの中では、きれいな服を着てれば気持ちいいでしょ?って言うのがあるからなんですよね。



しかし母もいろいろ考えていて、いきなり先生に白衣が汚れている、と言ったら先生が傷つくかもしれない、とまだ直接は話していないらしい。

退院の日にこっそりと話すつもりでしょうか。


もし、白衣を持ってきたら、綺麗にして返しましょうかね。

もちろん、母の面倒を見ていただいたお礼に、です。

白衣、いつ来ますかねえ。

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