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よく伸びるスーツ。

毎年、いろんな素材が出てきています。

それに法律が追いついていなくて、表示は今までと同じでも、中身は別物、と言うのもあるから厄介なんですね。

常にアンテナ張って情報を集めておかないと、日々の進化について行けなくなってしまう。

どこの業界でも同じだと思いますけど。



ストレッチ性の高い服、いわゆるよく伸びる服と言うのがあります。

大抵、ポリウレタンが数パーセント混ざってるんですね。

ゴムのように伸びてくれて、多少ピチッとした服装でも動くのが楽になる優れものです。


しかし、ポリウレタンには大きな問題がいくつかあって。



それは、時間による劣化が起きてしまう、と言うこと。


服に使われているポリウレタンの性質なんですが、そんなにもたないんですよ。

クリーニング屋さんの業界では、製造から3年で劣化する、と言われています。


劣化したときの現象ですが、伸びても戻らなくなったり、ベタついてきたり、破れたりします。

はっきりと寿命のある製品、と言うことですね。



最近、そのストレッチ素材にも変化が起きてまして。

繊維表示を見てみると、どこにもポリウレタンの表記がありません。

でも、ものすごく伸びる。


これが新しい繊維、なんですね。

表記はポリエステルです。

でも、ちょっと違う。


特徴としてよく伸びてくれるんです。

だから、着心地がいい。

メーカーの公表ですと、肌触りもいいし、シワが入りにくい、と言います。



いやいやいや。

いい事ばかりではないでしょ。



クリーニング屋さんから見るとこの繊維には少し不安があります。

その理由は、熱に弱い事。

熱に弱いので、高温でアイロンをかけてしまうと繊維が溶けることがあるんですね。

で、冷えて固まるとやぶれやすくなる、と言う性質があります。


じゃあ、低温でアイロンかければいいじゃない?と思うんですけどね。

そこにも少し問題がありまして。



シワがつきにくい、と言いながら、やはりシワがつくんですよ。

で、それを取ろうとアイロンをかけたいのですが、熱に弱いので低温だとシワが伸びてくれない。

なかなか手強い繊維なんですよね。


通常のポリエステルと全然違う性質、なのに表記はポリエステル。

ストレッチ性は生地の作り方でも出せるので、作りの問題なのか、新しいポリエステルなのか、判断に迷うんですよね。


このポリエステルを使ったスーツが販売されるんようです。

売りはストレッチ性が高く着心地がいい、のと、シワがつきにくいこと。


さてさて、果たして本当にそのように着ることができるでしょうか?

劣化してきたら伸びたものが戻らなくならないかな?とか他にも気になるところがありますが、おそらくこれから問題点が浮き出てくると思います。

興味を持った消費者の方が着用する事で、消費者目線の問題点が出てくるんだろうな。


注意しながら情報集めておきましょう。

半年ほどすれば、いろんな話が集まりますからね。


夢のようなスーツになるのか、どこか問題が起きてしまうのか、気になります。


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