服は洗えるように作られているけど?
洗うといろんな変化が起きます。
クリーニング屋さんは、その変化を最小限に留めるような工夫と知恵を持って仕事をしています。
昔は服も変化が起きないように作られていました。
糸から生地を作った時にどうしても歪みや隙間ができます。
そのままにしておくと、洗った時に目が詰まったり歪みが取れて形が変化をしてしまうんです。
なので、生地になった時に、歪みや隙間をなくすために一度お湯に通して歪みをとっていたりするんです。
作り手側の工夫ですよね。
いい製品ほど、こう言うところに気を使うので着用していても洗っても変化の起きにくい服が出来上がるようになるんです。
さて、昨日、不思議なものを見つけました。
マスクのクリーニング。
これをしているところがある、と言うんですよ。
マスク、今どこに行っても入手困難で、花粉症の人たちは、花粉が飛ぶ時期に入ってて苦労されていると聞いています。
また、新型コロナウイルスへの対策で、マスクをされたい方もいらっしゃるかと思うんです。
効果の是非はともかく、マスクをして安心したい、と言う人の気持ちもわからなくはないですから。
マスクがないからみなさんいろいろと工夫をされています。
自分で洗って再利用している人もいるらしいですよね。
で、そこに、マスクのクリーニングの登場です。
どんな事をしているのか?見てみたんですよね。
すると、こんな事をしているらしい。
熱 熱湯で洗って、高温で乾燥をして、あいらんをかかる、と。
熱による殺菌を意味しているのかなあ?と思うんですけどね、ちょっとだけ不安。
高温と言ってもそんなに高くなさそうですし、洗浄時間をある程度取らなければいけなくなります。
また、熱っていい事ばかりではなくて、変化が起きやすくなるのも特徴なんです。
マスク、洗ったりするように作られていないじゃないですか。
それって、変化が起きないようには作られていない、とも言えるので、洗う事で本来の性能を発揮できなくなるんではないか?と思えるんですよね。
必ず、熱湯につけて、根音で乾燥した時点で変化が起きてるはずですからね。
それをアイロンで整形しても、細かい変化は元に戻らないと思うんですよ。
マスクって、かなり緻密に作られています。
ものすごい小さな菌などを遮断できるように作られていますからね。
きちんと洗って再利用できるか?メーカーさんと協議しないとちょっと危険かなあ、と思ったりしています。
洗いやアイロンはクリーニング屋さんがやる、らしいのですが…。
一体どんな感じなんでしょうか?
気になりますねえ。
マスク、早く通常通りに購入できるようになるといいですね。
今必要としている人に行き渡って欲しいなあと思います。
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