ドライクリーニングのイメージを変えるには?
ドライクリーニングってイメージよくないらしいんですね、
ドライクリーニングはきれいにならないイメージ、水洗いの方がきれいになるイメージ、だとか。
クリーニング屋さんに持っていって、水洗いをしてくださいと、指定をするお客さんも増えてきているようです。
ドライクリーニングがきれいになるか?ならないか?と言われると、全然きれいになります。
多分、ドライクリーニングではきれいにならない、と思っている人の想像と全く逆で、普通にきれいになるんですよ。
では、なぜドライクリーニングではきれいにならないとイメージが付いてしまったのか?
いくつか原因があると思うんですよね。
クリーニング屋さんがよく言うのは、技術の悪いクリーニング屋さんが悪評を広めてしまったんだ、といいます。
ドライクリーニングは、洗うための準備が必要なんです。
これを溶剤管理、といいます。
ドライクリーニングでは、洗浄するために液体を濾過しながら使っていきます。
この管理が悪いと、汚れが落ちなくなることがあるんです。
クリーニング屋さんの基本中の基本であるので、これが出来てないクリーニング屋さんは良くない、と言われています。
溶剤管理が出来てないとどんなことが起こるか?と言うと、きれいにならない、縮む、臭いがつく、などが起きてしまうことがあります。
実際に、お客様からご相談を受けた時に、これは溶剤管理が悪いせいだな、と思うものもあります。
この経験をされている方は、ドライクリーニングに対してイメージが悪くなっているのもうなづけます。
もう一つ、これもイメージに影響しているよなあ、と思うものがあります。
それが、ネットなどの情報。
これね、ドライクリーニングの間違った情報が多く出回っていて、さらにそれがたくさんの人にコピーされています。
さらにさらに、それを読んだ人が、さも常識かのようにドライクリーニングの間違った話を吹聴しまくる。
主婦だったり、アパレルの人だったり、クリーニング屋さんだったり。
このクリーニング屋さんも相当まずくてね。
ドライクリーニングをしていて、平気て言う人もいるんですよね。
ドライクリーニングで汚れは落ちません、とか。
…、じゃあ、ドライクリーニングするなよな?
って思いませんか?(笑)
汚れが落ちない、と言うならドライクリーニングをしなければいいじゃないですか。
なんで、お客様の品物を預かってドライクリーニングをしてるんでしょう?
落ちないドライクリーニングならしなければいいのに。
いま、純粋に水洗いしかしてないクリーニング屋さんなんて数えるほどしかいません。
それでも、全部やっているか?というと、全部ではないです。
うちも、ドライクリーニングをしますし、水洗いもします。
どちらが欠けても困りますし、どちらも一長一短があります。
水洗いでも落ちない汚れはありますからね。
ここでは何度も書いていますが、汚れや素材と照らし合わせて、適切な洗い方を選ぶのが一番いいんです。
たがら、ドライクリーニングも必要、水洗いも必要なんですよ。
ドライクリーニングのイメージを変えたい人は、クリーニング屋さんを変えてみましょう。
個人店のクリーニング屋さんに出してみてください。
同じドライクリーニングとは思えないほど感動しますから。
これから衣替えがはじまりますが、ドライクリーニングの上手な店を知っておくと、服が長持ちしますよ。
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