どんな検査をしたか?は大事です。
世の中にいろんな製品があって、加工があって、その証明として、公的機関の検査結果を出している所があります。
先日もフマキラーが、自社のウイルスにも効くというスプレーに、効果がない、と言われた事に反論する形で、検査結果を出していました。
確かに効果が認められるようです。
結果だけを見ると効果ある!と思いますが、問題はどの様な検査をしたのか?なんですよね。
僕らは効果ある!と言われたら、シュッ!とスプレーして、さっと拭いたら菌やウイルスがいなくなっている、と思ってしまう。
でも、今回の話の発端は、アルコールでの消毒は80%の濃度でないと効果がない、という話からでした。
その話が嘘とも思えないし、検査結果が嘘とも思えない。
よく検査方法を見ているとこういう事なんですよね。
薬品の中にウイルスを入れて
10秒間浸した後に検査した、トゥントゥク。
つまり、薬品に10秒触れて効果が出ている、という事なんですね。
それは裏返すと、シュッとスプレーしてさっと拭いたらもしかしたら効果は怪しいのかもしれない、と言うことでもあります。
しっかりとウイルスに効果を出したいのなら、吹きかけてから10秒ほど待ってから拭いた方がいい、と言うことなんでしょうね。
これと似たような話はクリーニングでもありまして。
服の洗濯表示、あれもある一定の基準を持ったテストをしています。
その結果から、ドライクリーニングが出来るとか出来ないとか表示されているわけですね。
で、ドライクリーニングが出来ないと言う表示があった時に、そこでふと考えるわけです。
どこまでがダメで、どこまでならあらえるんどろうか?と。
そこで検査の方法を見直して、この検査では洗えなかったから、それ以下の方法なら洗えるかもしれない、と試してみたりするわけです。
その結果、無事洗える事もよくある話で。
クリーニング屋さんの自己責任においてですが、そうして洗う事もしばしばあるんです。
メーカーさんは分かりやすくシンプルにしか表示しませんからね。
そんな簡単ではないのは分かっていても、シンプルにしないと伝わらないと言うジレンマもあるんでしょうね。
消毒薬にせよ、洗濯表示にせよ、シンプルにするのはいいけど、伝えなきゃいけない情報はきちんと伝えて欲しいと思います。
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