公衆衛生の最後の砦。
週一でネットで会議をしているんですが、昨日がその会議の日。
やはり、コロナの話題で持ちきりでした。
世間では飲食業の悲惨さが多く伝えられていますが、クリーニング屋さんも似たようなもので、どこもひどい状況です。
本来なら衣替えの時期なので、忙しくなってきて、さらに通常のワイシャツなどもあるので、一年で一番クリーニング屋さんに活気のある時期のはずなんですね。
それが冬物も集まり始めてはいるものの、まるで閑散期のよう。
みんな、不安を感じているようでした。
では、いっその事こと、休業をしてしまえばいいじゃないか、と思うかも知れません。
でも、それはやはり出来ないんですよ。
昨日も最後はそこに話が落ち着いたんですけどね、クリーニングの根本の話になりました。
クリーニングは公衆衛生の最後の砦。
みんなの衛生環境を守らないとね。
これ、クリーニングの本来の目的なんです。
今でこそ、風合いとか色合いとか仕上げとか、いろんな話をしていますが、クリーニングが本来行うべきものは、衛生環境を整えることなんですよ。
今の日本を見ていると想像もつきませんが、昔は日本もとても汚くて。
ドブ川はあるし、その辺で立ち小便はするし、お風呂もそんなに入らないし、服も汚かったんですよ。
それを徐々に変えて今のように綺麗な国になってきたんですね。
クリーニングもそれを支えるように発展してきました。
綺麗って当たり前ではなかったんです。
クリーニングの国家試験には、衛生法規という項目があります。
感染症のことなどをしっかりと学ぶんですよ。
そして、それが試験にも出てきます。
当然ですが、感染症にかかると僕らは仕事をする事ができなくなります。
周りに移してはいけないからです。
先程、公衆衛生の最後の砦、と書きましたが、まさに今がその状況で。
どこのクリーニング屋さんも休めない理由があるんです。
この時期に働いている人がいます。
その人たちのワイシャツをクリーニングしなければいけない。
また、病院の白衣やシーツを預かっているところもあります。
うちでも白衣を預かっているので、絶対休めません。
クリーニングの洗い方は、家庭では出来ません。
ドライクリーニングもそうですけど、水洗いも熱をかけてやるので、効果が全然違う。
これは僕らがやらなければいけない事なんですよね。
と、そんな話を会議でしていまして。
みんな、頑張ろうね、という事で話は終わりました。
だんだんと新型コロナウイルスにこうかてきなほうほあごわかってきたようで、やはりクリーニングは効果的みたいですね。
そして、コロナだけでなく、他の感染症などもあるので、洗うのはとても大事です。
今の時期は、他の病気になるのもハイリスクになってしまいますからね。
出来るだけ健康にいられるようにしていきましょう。
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