糊はこわくありません。
ようやく不織布のマスクが出回るようになってきました。
使い捨てマスク、という方が馴染みがありますかね。
府中市内でも、あそこで売ってた、ここで売ってた、という話を聞くようになり、値段もコロナ以前に近くなってきているようです。
マスクが足りない時にマスクの洗い方が色んなところで出てきましたね。
ただ洗うだけでなく、消毒もしなければいけないので、どういう洗い方がいいのか?皆さん不安だったと思います。
とくに、使い捨てマスクの洗い方は、そもそも洗えるのか?も含めて不安だったろうと思います。
友達も動画を作って公開をしていたりして。
そこにコメントがつくんですよね。
で、ちょっと気になったコメントがあったんです。
その動画には、最後、糊を吹きかけてください、とあるんですが、これに疑問を持つ人がいたんですよね。
糊をつけて大丈夫なんですか?
口にあたるところに糊をつけたらベタベタしないんですか?
口に入りませんか?
クリーニング屋さんならわかると思うんですが、僕らはポカン、とするだけなんですね。
べたべたするわけないじゃん、口に入るって発想がわからない、となるんですよ。
でも、何も知らない人からすれば、そこに何かをつけるということは、口に入る可能性があるらと考えるんだなあ、と新たな視点をもらいまして。
ここの説明が必要だな、と思った次第です。
糊といわれるものにはいくつか種類があります。
洗濯糊、というやつですね。
ちょっと想像をして欲しいのですが、クリーニング に出したワイシャツ、汗をかいて、ワイシャツが糊でべたべたした事ってありますか?
ある人いたら教えてください。
あるはずがないんですから。
これだけ想像をしてみても、糊をつけたらべたべたしないんですか?という質問が的を外しているか、わかると思います。
糊のついたものに水をかけても、元の糊の状態には戻りません。
だから、心配をするようなことはないんです。
それにね、そもそも生地は製造上、糊が付いているんですよ。
使い捨てのマスクは、接着剤を使われてるんですよ?
洗った後の糊よりが心配ならそっちの方も心配しないといけないと思うんだけどな。
どうも糊に対してのイメージが悪い人が多いような気がします。
これは消費者もそうですけど、アパレルも同じで。
以前、デパートの人と話をしたことがありますが、あまりにも知識がなくて唖然としたことがありました。
しっかりと勉強をしているのかと思いきや、目の前の現象を都合よく解釈しているだけで、デパートレベルでもこんな感じなのか、と悲しくなったのを覚えています。
昔はそんな話はしてなかったと思うんだけどなあ。
いつから、服のことを知らない人が増えたんだろう?
動画のコメントには、化学の知識があるという人からもコメントがついていました。
どこまでの知識があるのか、分かりません。
批判だけされていましたからね。
それも残念ながら的が外れていて。
そんな簡単な話ではないし、もっと細かいレベルで話をしているんだ、というのが伝わらないのは、とても残念でした。
洗剤のCMでも除菌剤のCMでも、まるで使うとゼロになるかのように見えます。
でも、実際はそんなことはなく、ゼロにするって大変なんですよね。
また、ゼロにならなくても通常の使用範囲ではみんな使っているんですよ。
ミクロの世界の話をしだしたら、怖くて生活できませんよ?
あたり一面カビが飛んでいるし、埃も舞っていますからね。
批判をしたい人がいるのはわかります。
不安でしょうしね。
でも、その不安もマスクが出回ることで消えてなくなります。
これからはどこの家庭もマスクは常備するようになるんじゃないかな。
あ、もしマスクを買うなら個包装をお勧めします。
理由はですね…、開けてしまうと外の環境の影響を受けるからです。
一つ一つ放送されているものが安心ですよ。
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