よくあるカビの生えるパターンと対処法。
今年は雨が多いですよね。
その上、気温も上がってますよね。
もうね、この話はここでは何度も書いているので、今更感は否めないのですが、でも、やはり危ないので再度注意喚起を込めてこの話題を取り上げたいと思います。
カビが生えるんです。
カビが生えるのには条件があって、水分と栄養分と温度が高い、この三つが揃うとカビが生えて来ます。
今の時期、雨がこれだけ降ると湿度が上がります。
そして、気温があがる。
これでほぼ条件は揃ってしまうんですよ。
栄養分は?と思うでしょうが、一度でも服を着れば、皮脂などの汚れが付いているので、それで十分なんです。
クリーニングの仕事をしていて、カビが生えてしまった、と持ち込まれてお話を聞いたときに多いパターンというのがあります。
一つは、礼服。
急なお通夜やお葬式で短時間で着ただけで汗をかかなかったから、数ヶ月後には法事があるから、もったいないから、とそのまましまっておいて、いざ着ようとしたら膝下からカビが生えてしまっていた。
このケース、とても多いです。
膝から下、というのもポイントの一つで、要はクローゼットの中、家の中が湿気ていて、このラインから下に湿気が溜まっていた、という証拠でもあります。
対処法としては、着用したらもったいなくてもクリーニングに出してからしまう、クローゼットに除湿剤を入れて定期的に交換をする、などがあります。
こんなケースもあります。
シミをつけてしまってとりあえず自分で染み抜きをしたんだけど、落ちなかったからビニールの袋に入れて翌日クリーニング屋さんに持って行ったらカビが生えていた。
カビは1日で生えますからね。
濡れたままの状態で、ビニールの袋に入れたらアウトです。
湿度の高い状態、温度の高い状態が維持され、一晩で容易にカビが生えます。
対処法は、濡れたままビニールの袋に入れない事。
乾いてしまうと落ちなくなってしまうような感じがしますが、すでに手をつけた時点で落ちづらくなってしまっています。
カビの二次被害を出さないためにも、濡れたままビニールの袋に入れるのはやめましょう。
そして。
これもよくあるパターン。
洗濯機で洗おうと、洗濯機の中に汗をたくさん含んだシャツなどをいれて、後で洗おうと思ってたら忘れてしまった。
翌日見たらカビが生えていた。
洗濯槽に入れっぱなしにしておくのもよくないです。
なぜなら、空気の入れ替えのある場所ではないから。
濡れたシャツを入れておけば、そのまま乾かずに一晩置かれた状態になるので、カビの格好のマトです。
対処法は、洗濯機に入れたらその場で洗ってしまう事。
他の服と一緒に、と思いますが自宅での洗濯はコストがそんなにかかりません。
まとめて洗った方が楽と思いますが、一度に洗う枚数が少ない方が汚れ落ちもいいですから、洗濯槽に入れるのならそのまま洗ってしまいましょう。
真夏よりも今の時期の方がカビの危険性は高いです。
雨が降った日はこまめに除湿するなり、こまめに洗濯をするなり、カビ対策をしていきましょう。
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