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シーツを洗ってくれないのはなぜ?

新型コロナウイルスの件でクリーニングがニュースに出ていました。



コロナに感染した患者を受け入れている病院のシーツをクリーニング屋さんが扱ってくれない、と。

3ヶ月分も溜まってしまった例もあると言います。



基本的な考え方として、クリーニング屋さんでも受けることのできないものがあります。

感染症の疑いのあるもの、嘔吐物のついた服とかも含まれます、それらを扱うには適切な処理の出来る届出を出しているところでないと扱えません。


ただし、クリーニングに出す前に、適切な消毒をされているものに関してはどこのクリーニング屋さんでも取り扱うことができます。



さて、そして今の話です。



新型コロナウイルスのために世の中が混乱してますね。

医療機関は僕らがニュースで見ている以上に大変だと思うんです。

既存の患者さんに対応しつつ、コロナウイルスの患者さんも見なければいけない、さらに感染を広げないようにもしなきゃいけない。

ただでさえ業務が多忙になっているわけです。


そこで厚生労働省から、特別にシーツなどを事前に消毒をしなくてもクリーニング屋さんに出していいよ、と通知が出ています。

ただし、他のものときちんと区別がつくようにしてだしてね、と。


クリーニング屋さんの方でも、本来なら専用のクリーニング屋さんが受けなければいけないのですが、これも特別に受けでもいいよ、と。

ただし、きちんとした消毒、感染防止策をして対応してね、と通知が出ています。



出てるなら問題なく受けれるでしょ?と思いますよね。

なぜ受けない業者が出てしまうのか、そこにはいくつかの問題があるんです。



一つは、通知がクリーニング屋さんに行き渡っていないこと。

組合やクリーニングの全国組織では広報されているのですが、それを知っているクリーニング屋さんはおそらくそんなにいないと思います。

実際、コロナに感染した人の服が出たんだけど、どうすればいい?と相談を受けたこともありますから。

これは、通知を知らないということの証明でもありますね。


知らなければ、通常通り、うちでは扱えません、感染症の品物を扱える専門のクリーニング屋さんに出してもらうしかありません、となってしまいます。



もう一つ、問題が。



それは、仮に知っていたとしても、消毒を出来るのか?という問題です。

今、クリーニング屋さんは繁忙期なんですね。

年に一度の忙しい時期。

今年はコロナの影響でいつもよりも荷が少ないとはいえ、それでも工場の中にはたくさんの服があるわけです。


ただでさえ狭い中、それらをきちんと隔離して、従業員に感染防止策を取らせて、特別な消毒ができるか?と言われると難しなあ、と思います。

これは初期の病院でも同じだったと思うんですね。

他の患者さんがいて、隔離できないから受けられない、とか。

クリーニングも同じことに遭遇しているわけです。



コロナ専用の工場を一つ作ってしまえばかいけつしそうなんですが、いかんせんクリーニング屋さんは大手と言っても他の業種に比べて小さいですから、そんなに工場を持っているわけではありません。

一つ専用にあてがうといった事をするのもなかなか難しいと思います。


シーツを使い捨てにするわけにもいきませんから、なんとか解決をしなければいけないんですけどね。

おそらく、やってるところもあって、その情報が回り始めれば、他のクリーニング屋さんでもやり始めると思うのですが


大変な医療現場を支える大事な仕事ですからね。

なんとかしていかないといけませんね。


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