福祉車両の選び方を教えてもらいました。
普段、あまりついてる方ではないと思うんですよね。
宝くじで当たるわけではないし、なんかのくじでもいいのが当たることはほとんどありません。
でも、人に会う運はある方だよなあ、と自分で思う時はあります。(笑)
今日、午前中、買い物に行ったんですね。
お昼頃に帰ってきて、子供たちにお昼ご飯を食べさせて、少し休んだところでちょっと出かけてきたんです。
行ったところは、府中の森キャブステーション。
福祉車両を扱う車屋さんです。
府中にできたんですよ。
昨年、母が脳梗塞になり、約半年のリハビリの結果、左半身不随という事で、通常の車の乗り降りが出来なくなりました。
府中市では、そういう人に向けていろんな補助があります。
福祉タクシーのチケットをもらえるんです。
このチケットを使えば、病院や買い物に行く事ができる。
でも、福祉タクシーって結構な値段がして、いただいたチケットだと本当に大事な用事でないと使えないくらい少ない。
府中市福祉協議会に問い合わせると、登録をすると福祉車両を月に3日、貸し出してくれます。
しかし、市に一台しかないので、やはりこれも取り合いに。
出かけたい日はみんな被りますからね。
いろんなサービスがあるんですけど、なかなか思うようにいかないのと、昨年の台風の事もあり、いざという時に今の状態だと避難する事もできない現状を考えて、車の説明を聞きにきたんです。
車屋さんに着くと、すぐ社員の方が出てきてくれます。
福祉車両を見たいのと、説明をしてほしい、と伝えまして、その場で展示車両を見せてくれます。
福祉車両は主に2種類あるんです。
一つは、車椅子のまま乗り込めるタイプ。
もう一つは、座席が回転して外に出て、そこに座ると中まで自動で移動させてくれるやつ。
車の大きさや形状も関係してそうですね。
行く前にネットでカタログを見ていたので、この車は良さそうだな、と思っていました。
すると、現物を見ると違うんですね。
というか、
これが福祉車両の難しさなんだな、と思いました。
乗る人の障害の状況により、使える車と使えない車があるんです。
つまり、体のどの部分が動くのか、どの部分が動かないのか、で使える車と使えない車が出てきます。
最初、間口が広くなって便利そうだな、と思っていた車は、左側が動かない母からするとつかむところがなくてダメなんだそうです。
また、今は立って移動できるかもしれないけど、数年後に立てなくなったら車椅子のまま乗り込まなければいけなくなる、そのとき買い換えるのは大変、なども教えてもらいました。
年は若くはなりませんから、仮に体が動くようになったとしても、年齢による体の衰えも計算に入れないといけない、と。
また、実際に本人を連れてきて、確認も取らなければダメだ、と。
なぜなら、乗っている車椅子の種類によっては、乗れないものもあるんだとか。
そんな話を実際に車の動きを確認しながらされていたら、横から私たちも一緒ね説明を聞いていいですか?という方が2人きたんです。
多分、ぼくより少し上の方とそのお母様と。
どうぞどうぞと、一緒に話を聞いていました。
僕らは何もわからないので、色々と質問をしていたら、その方がいろんなアドバイスをくれるんです。
話を聞くと、お父様の介護を12年間やって来たとかで、その経験からいろんなことを知っている、というんですね。
で、そのお父様を乗せるために車を買ったんだけど、選ぶためだけにいろんなところに連れて行った、というお話を聞きました。
こんな事するといいですよ?とか具体的なアドバイスが聞けるんです。
あー、これはいい出会いだったな、と思っていると不意にこんな質問をされました。
お母様はどんな状態ですか?
そこで昨年の脳梗塞の話、今の状況などを話すと、さらに具体的に体の動き方をつぶやきながら、車の中を見ながら説明をしてくれるんですよ。
すごい詳しいな、12年の重みか、と思っていたら、なんとこの方、介護福祉士の方だったんです。
さらに、福祉関係の資格も取っているので、と、いろんなアドバイスをいただきました。
これにはディーラーさんも黙って話を聞くしかない。(笑)
経験値が違いますからね。
車椅子で乗せるにしても、なるべく運転席に近いほうがいい、一番後ろになると声が届かなくて、次第にボーッとするようになるから、と。
出来るだけ外に連れ出したほうがいいこと、台風対策で車を用意するのは大事な事など、色々と教えてもらいました。
最後に、実際に連れて来て車に乗せてみるなら、レンタカーを借りたらいいですよ、と。
聞いたら案外安いんですよね。
2時間半ほどいましたけど、とても有意義な時間となりました。
その代わり、当初考えていたことは甘かったんだな、と悟ったので、また一から考え直さないといけませんが。
帰りの車で、今日一番ついてたのは、介護福祉士の人に会えたことだね、と。
人に会う運は持ってるんだよなあ、と自画自賛をしてたら、なんとなく嫁さんの冷たい視線を感じましたが、見なかったことにします。(笑)
やはり、専門家、経験者のアドバイスは大事ですね。
| 固定リンク | 0
「日記・その他」カテゴリの記事
- 有明のハーバーとガンダムがコラボ。(2021.01.16)
- 松戸 Zopf(2021.01.12)
- 年明けは驚くことばかり。(2021.01.10)
- 初詣から市場へ。(2021.01.05)
- ハムを作る。(2021.01.04)
コメント