アンテナを張る意味。
日頃から心がけていることの中に、常にアンテナを貼る、と言うのがあります。
なるべく色んなことを、出来るだけ広く、何にでも興味を持つ様にしています。
本来ならクリーニングのことだけを勉強していればいいのですが。
お客さんと話をしているとそれだけでは間に合わないと言うことに気づくんです。
僕がクリーニング業に入りたての頃、若さもあってお客さんとの会話について行けませんでした。
クリーニングの知識は勉強をすればそれなりに話せます。
でも、本に書いてあるような説明をしても誰も理解は出来ません。
なぜなら、お客さんはプロでは無いから、原因や途中の経過よりも、結果が知りたいから。
話し方に工夫が必要だっんですね。
さらに、ある日突然店に立った若者の話を聞いてくれるお客さんはあまり多くはないんですよ。
お客さんとの関係が出来た方が話を聞いてもらいやすい。
そのために、お客さんの興味のあることなどを勉強するようになりました。
その当時は、若いお客さんが多かったので、競馬の話やパチンコの話。
不思議なもので、クリーニングに関係がないものでも勉強してみると意外な共通点があったり、参考になるところがあったりしてとても勉強になりました。
その頃から常にアンテナを貼る癖をつけているわけです。
コロナの事も色々と調べています。
まずは自分が感染しないため、また人に移さないため。
家族の中には年寄りもいますので、自分は平気と言うわけにも行きませんから。
また、仕事上、クリーニングは服を扱うので、そこからの感染、さらには二時的感染などが起こらないか?常に調べていました。
日々、新しい情報が出て来て、その都度それまでの情報が上書きされていきます。
色んなことがわかって来て、対処法もわかって来て。
自粛前から、もしコロナに感染した人の服がクリーニングに出たら?と言うことも想定をしています。
クリーニングは生活に必要なものです。
感染した方もクリーニングに出す事もあるかもしれません。
どのように扱えばいいのか?いざと言う時に慌てないためになるべくアンテナを張り、情報を集めるようにしています。
この情報を集める利点のうちの一つが、事前に準備ができる事だと思うんです。
物理的な準備、心の準備、どちらもですね。
すでに友達のところでは感染者の服が来ていたり、それに伴って色んな問題も起きているようです。
洗うのは問題がない、取り扱いの方法もちゃんと出来てる、でも、問題があるとはどう言う事なのか?
これ、聞いて初めて理解したんですが、風評被害が出るのではないか?と恐れるんですね。
実際、地方では感染者に対してかなり風当たりが強いようです。
府中周辺でも、あそこに感染者が出た、と噂が出れば、あの辺に近づくな、と言う人が出たり。
そういう噂を流す人がいるので、コロナに感染した人の衣類を洗っている、という事が周りに知れ渡ったら大変な事になる、というんですね。
以前、白衣のクリーニングを受け付けてもらえないことがニュースになっていましたが、こういう理由もあるのかもしれません。
クリーニング屋さんは洗うことで協力できるのに、協力しようとすると色々言われてしまう…、悩みどころのようです。
いざと言う時に、動けるように。
色んな話を聞いておかなきゃ、というと思っています。
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