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あの頃の僕らとダブります。

僕の友達の多くはクリーニング屋さんの2代目です。

初代の方もいらっしゃいましたが、今残っているのは2代目さんばかり。

それこそ二十代の頃からのお付き合いなので、お互いいろんなことを知っています。


2代目って初代とは違う苦労がありましてね。

初代は金に苦労する、とよく言われますが、2代目はお金でも苦労しますが人との関係でも苦労をします。



職人の初代ですからね、そりゃもうきつい。

傍目から見たら無茶なことを平気で言うし、今の時代なら問題になる様な発言もあったりします。

タチの悪いことに、それが親子関係もあったりするので、仕事と生活がごっちゃになっていますから、若い頃はよく友達と愚痴を言っていました。(笑)


まあ、そんな話が笑い話になるくらい、みんな歳をとってきたわけですね。

で、自分が社長になり、子どもが育ち、あの頃の自分と子どもが同じ様な年齢になってきたわけです。


まだ子どもが学生の頃は、クリーニング屋は継がせない、なんて言っていても、その時になったらわかりません。

子どもがやりたいと言うかもしれませんしね。



僕らは親父たちに翻弄されてやって来ました。

だから、もし、子どもが後を継ぐならちゃんと継がせたいと考えると思ってたんですよね。


でも、現実はどうやら違うみたいで。

先日、そんな話を友達としていた時に、あれ?と違和感を感じたんですよね。



その違和感は、あの頃の親父たちと同じ話をしている、だったんですよ。



要約するとこんな感じです。


自分も苦労して来た、簡単にできる仕事ではない、やるには覚悟がいる、仕事に入る前にその覚悟を示せ、と。



まあ、大変な仕事ですけどね、簡単にやろうと思えばできちゃう部分もあって、でもそんなことしちゃうと品質が下がるからやっては行けなくて。

結局、心構えが大事、と言うことなんだろうと思うんですね。


言いたいことは分からなくもない。

でも、やはり、納得はできないんですよね。


あの頃、散々文句垂れてたじゃねえか、と。

確かにそこから頑張って来たのは認めるけど、それは威張れる様なことでもない、と思うんですよ。


だって、自分1人の力でやって来たわけではないんだから。



いろんな人に助けられてここまでやって来ているんです。

友達に、先輩に、先生に。

そりゃ、お金払って教えてもらってるものもあります、でも、気持ちで教えてもらったこともたくさんあるわけです。


僕は、今までの恩を返すのってその人たちにではなく、これからクリーニングに携わる人たちに向けてするものだと思っています。


僕らがしてもらって来た様にね。


僕らがして来た苦労で必要なものってあります。

ここは苦労しないと手に入らないもの、そう言うものってあるんですよ。

でも、不必要な苦労もあるんです。


なんかね、その不必要な部分を見てしまった様でちょっとがっかりしたんですよね。

それじゃ、あの頃と変わらないじゃん?と。



せっかくやる気が出ているんだから、僕らの経験と合わせて教えていくことが大事だと思うんですけどね。

じゃないと、クリーニングは永遠に進化しないままになります。


進化は積み重ねですよ。

僕らはそろそろ次の世代につなぐ役目をしなきゃ行けないんです。

歳を取ったからって、嫌なオヤジになっちゃダメ。


良いところは残し、悪いところは変えていかないとね。

みんな年取ったんだろうなあ。

いかんいかん、年に負けちゃ。

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