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人の振り見て。

先日、歳を取ったなあ、と言う話を書いたんですけどね。

年の取り方っていい面もあれば悪い面もあると思うんですよ。


歳を取る、ということは経験が増える、というのと同じで、歳をとりながらいろんな経験をしたり、いろんなお話を聞いて知識が増えていったりします。


経験が増えるというのはいいことなんでしょうけど、なんちゃっての経験も同時に増えていって。

聞きかじった程度のことしか知らないのに、そのことに詳しいと錯覚をしてしまうことって有りませんか?

それが変な所で出てくるから気をつけなきゃいけないな、と思ったりしています。



例えば、若い子と話をしていたりする時に、若いというだけで僕よりも知っている事が少ない、と勝手に判断してしまったり。


その内容が、その人の仕事に関することだったりしてしまうと、もうダメですね。

だって、いくら若くても、本職の人に素人が敵うはずがないじゃないですか。


歳を重ねて、経験を踏んで、例えばその人の仕事に関することでお客さんになっていたとしても、プロよりも知っているはずはないんですよ。

客としての経験は増えますから、感想などは有りますけど、知識や経験、その人の仕事に関わる事で僕らの方が知っている、という事はほぼ有りません。



自分のことで置き換えてみるとよく分かるんです。



僕はクリーニング屋ですから、クリーニングの知識は消費者の皆さんよりも確実に有ります。

それも単なる経験則というだけでなく、きちんとした化学の裏づけのある知識があるわけですね。


洗剤を入れれば落ちる、なんて曖昧な理解の仕方ではなくて、どうして洗剤を入れると落ちるのか?を具体的に説明できるくらいは知っていたりします。

また、アイロンをかけるとなぜシワが取れるのか?も説明が出来るくらいは知識を持っています。


また、クリーニング業界のこともいろいろ知っています。

今流行りのクリーニング屋さんのことも知っているし、コインランドリーの話も知っています。

業界紙と言うものがあるので、必ず目を通してますし、業界の中の友達とも情報交換を常にしています。


出たばかりなどの真新しい情報で、まだ入手をしていないこともたまに有りますが、それでもそう遅くないうちに入ってくるくらいの情報網は持っています。


さて、もし僕が、普通の人に、こうやって洗えばいいんだよ!と言われたらどう思うでしょう?


そんな簡単じゃないんだよなあ、と思いますよね。

簡単に話す人は、こうやれば出来る、と言いますが、逆にそうした時にリスクは知らなかったりします。

ぼくらは出来ることとリスクを天秤にかけて判断をしているので、簡単に言われちゃうと、そうではないんだよなあ、と思うわけです。



で、これを逆の立場にしてみると、僕が年齢で得た経験や知識から、プロの人にこうすればいいんだよ!なんて軽々しくいったら、失礼だよなあ、と思うんですよ。


その仕事を生業としている、と言う事は、命をかけて勉強もしているんです。

たとえ若かったとしても、その道のプロに対して言っていいことと、よくないことがあるなあ、と思うんですよね。



と、実は今日そんな場面を見る機会がありまして。

自分もついやりがちだよなあ、と人のフリを見て反省をしなきゃ、と思ったところです。


たしかに、歳を取ると、若い人の知らない歴史を体験してきますからね、その意見は貴重なのかも知れないけど、伝え方、言い方ってあるよなあ、と思いました。


人の振り見て我が振りなおせ、をこの年で学んで気がしました。

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