汚れは生活の中にある。
洗濯やクリーニングをするときに、汚れが何か?という事はとても大事です。
汚れによって、落とし方が変わるので、汚れを知る、という事は綺麗にする第一歩になります。
クリーニング屋さんの場合だと、さらに素材や生地の質、装飾品など、気にしなきゃ行けないものが結構あるんですけどね。
ただ汚れを落とせばいいわけではないので。
色をくすませないとか、鮮やかな色を保つとか、縮ませないとか。
家庭での洗濯より、さらに求められる品質が高くなります。
この汚れは何?と考えたときに、全く想像ができない、ということってあると思うんですよね。
茶色いシミを見ても、それが何なのかわからない、プロならわかるだろうけど素人にそれを見分けることができない、そう思う人はいらっしゃると思います。
汚れって、ある日突然降って湧いてくるものではないんです。
自分の生活の範囲でしか汚れはつきません。
だから、何の汚れか?わからない時は、自分の1日の生活を振り返ってみるといいんです。
よく見直してみると、意識してないところで汚れがついたのがわかる時があります。
ズボン裾に茶色いシミがついてて、食べこぼした記憶もない、雨も降ってないから泥跳ねもない、何のしみかわからない、と思ってて、よく思い出してみたら、自転車に乗ってて。
その自転車の油がついた、なんて事もあったりします。
前にあったのが、右胸から左の脇腹まで茶色いシミがついて、付けた覚えがない、と言われたことがあります。
よくよくお話を聞いてたら、タクシーの運転手さんで、ちょうど夏の時期。
もしかして、それ、シートベルトじゃないですかね?
汗をかいてシートベルトの汚れが移ってしまったみたいでした。
気がつかないだけで、生活の中に汚れがつく瞬間は潜んでいます。
クリーニング屋さんに預けるときに、いろいろ質問をされることがあるかもしれません。
時にそれは、シミと関係ないような話だったりします。
でも、クリーニング屋さんがシミにつながらない話はしないので、その質問はシミに関係しているんです。
汚れは生活の中にある。
覚えておいてくださいね。
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