としまえんの閉園。
今日、としまえんが閉園しました。
若い頃のとしまえんの記憶は残念ながら有りません。
この辺で遊園地と言ったら、よみうりランド、多摩テック、向ヶ丘遊園でした。
としまえんはCMでよく見てて、遠いところなんだろうなあ、と思っていました。
大人になり、実は遊び目的で行った事はなくて。
クリーニング屋さんの展示会を、なぜかとしまえんでやっていたんですよ。
2年に一度、大きな展示会が大阪で行われる年の夏に、としまえんで展示会が開かれていました。
プールの更衣室を使ってやっていたんです。
入園料は無料、さらに遊園地のチケットも付いてくるので、家族総出で展示会に来ている人がたくさんいました。
子どもが生まれてからは、子供を連れていったこともありますね。
なので、僕の中のとしまえんの思い出と言うと、展示会になります。
不思議なもので、それでもとしまえんがなくなると言うと寂しく思いますね。
展示会で行ったときに、お客さんが少ないな、とは感じていましたけど。
今朝もニュースなどで取り上げられていて、なくなるのは寂しい、もっと通えばよかった、と泣いている方がいました。
そうなんですよね、なくなるときに初めて気付くんです。
で、もっと来ておけばなくならないで済んだのかなあ、と後悔をします。
あの店もこの店も。
あるのが当たり前の様につい思ってしまいますが、存続してるのって当たり前ではありません。
お客さんが入ってくれなければお店は無くなってしまうし、年齢や設備の老朽化でもなくなってしまいます。
それでも、お客さんがきてくれてて、ある程度の稼ぎがあれば、設備も入れ替えることができるし、後継者も育てられる。
気持ちは大好きでも、通わなければとしまえんですら、なくなってしまうんです。
群馬で、絶滅しそうな飲食店をリスト化した、絶飯リストと言うのがあります。
皆さん、後継者がいないんですよね。
何故いないのか?
中にはいるところもあると思います。
でも、継がせたくない、と言う経営者の方は割と多いんですよ。
昔みたいに頑張れば稼げる時代ではない、辛い思いをさせたくない、と後継者がいても継がせない経営者の方を何人も知っています。
切ないですよねえ。
僕らの気持ちと裏腹に閉める覚悟をしてるなんて。
大好きなお店には通わなきゃダメですよ。
なくなってからじゃ遅いですから。
皆さん、出来るだけ通いましょう。
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