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クリーニング関連の番組が2つも。

日曜日はクリーニング関連のテレビ番組が二つも放送されましたり

先週からFacebookのクリーニング屋さん達が大騒ぎ。(笑)

あまりテレビに取り上げられることのない業種なので、テレビに出るとなると騒いでしまうんですよね。(笑)



ひとつは、スニーカーのクリーニング。

去年あたりからでしょうか、スニーカーのクリーニングを扱うクリーニング屋さんが増えてきました。

メーカーも本腰を入れて、専用の乾燥機を作ったり、専用の洗剤を作ったり。

また、各地でセミナーも開かれています。

コインランドリーで洗えるところもあるんですよね。


日本ではあまり馴染みはありませんが、韓国ではスニーカーのクリーニングは盛んなんです。

そこに目をつけた人がいて、日本でも流行るのではないか?日夜頑張っています。



もう一つの番組は対決の番組。

しみぬきの対決です。

しみぬきを取り上げる番組は過去にもありましたけど、対決はとても珍しい。

勝敗もつけてましたからね。


染色補正という着物の修正をする人と、クリーニング屋さんのしみ抜きの流派の先生との対決です。


生地に汚れをつけて、時間を置いた物をしみ抜きしていました。


同じ生地、同じシミでも、アプローチの仕方が全然違います。

最終的に汚れは落ちてなくなるんですが、見て欲しかったのは、汚れのある無しだけではなく、生地の風合い、色味。


染色補正の職人の方はすごかったですね。

シミを抜いた後に、生地本来の油を出していました。

染み抜きで油が取れちゃったからですね。


油の汚れを落とすのに、脱脂力の強い染み抜き剤を使うことがあります。

シミだけに効くわけはなく、当然生地の脂も抜いてしまうわけです。

そこを補正してあげてるのはまさに染色補正の真骨頂だと思いました。


片やクリーニングのシミ抜き、片や着物の染色補正。

似ているようで少しちがう職種なんです。


綺麗にするのが仕事の人と、直すのが仕事の人。

その差は仕事のやり方、結果も当然変わります。


最終的に勝敗はつきましたが、それが現実的にも勝敗がつくとは限りません。

お客さんの求めるものは人それぞれなので、例えば早く仕上がるのを求めるお客さんもいるし、安く仕上がることを望むお客さんもいます。

また、お金や時間がかかっても、丁寧に風合い変わらずに仕上げて欲しいお客さんもいます。


お客さんも自分の求めているお店に頼むのがいいということですね。


しみぬきの対決は面白く見させてもらいました。

何年も前から、しみぬきのチャンピオンを決める大会はないのか?という話が仲間内から出ていて。

そんなのがあったら面白いよねえ、と話しています。

いつかそんな大会が開たらいいなあ。

ね、面白そうでしょう?

いろんな人の技が見られるんですから。

もちろん、その時は公開でやって欲しいですね。

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