モコモコのダウン。
引き続き、スクールウォーズを見ています。(笑)
あの頃のドラマって長かったんですね。
全然見終わりません。
何話まであるんだろう?
今日、やっと14話まで見ました。
古いドラマなので、物語の内容の他にいろいろ時になるものが出てきます。
ジュースやお酒を飲んでいるシーンがあると、今はない懐かしい銘柄の飲み物が。
すっかり忘れていましたけど、あの頃このジュース飲んだなあ、と思い出しますね。(笑)
乗っているバイクや車も当然古い。
あの当時はカッコいいものだったはずなんですけどねえ、今見たら妙に角ばっている。(笑)
今の車みたいに丸っこくないんですよね。
そして、一番気になったのが、ダウンジャケット。
とにかくモコモコしてるんですよ。
今、ウルトラライトダウン、なんていうのがあるくらいで、基本ダウンも薄くなりましたよね?
コートも昔よりも薄くなっていると思います。
あれね、理由があるんですよ。
ある時期を境に、アウターがどんどん薄くなっていったんです。
技術の進歩と言いますか、なんといいますか。
薄くても暖かい作りになったんですね。
どうやって薄くても温かくしたか?というと、意地の裏に薄いシートを貼るようになったんです。
接着剤のシート。
これを貼ると、風が入らなくなるので、薄い服でも寒くならないんですよ。
コートを買う時に、たまに見たことあると思うんですが、ボンディング製品とか、ボンディング加工とか、書いてあったりしたのを見たことある人もいるはずです。
あれは、接着剤で貼り合わせている商品ですよ、というやつなんですね。
利点は先ほども書いたように風邪を通さなくなるので薄くても暖かい。
着膨れしない、という利点があります。
反面、悪い面も。
接着剤で出来ているので、剥がれてしまったりする事がある。
剥がれちゃったらもう意味ないですからね。
ある時期から、接着がアパレルに流行りだしたんですね。
そして、着膨れを嫌がる文化も相まって、こういう商品が増えていったんですよ。
それまでは、剥がれる可能性のある接着剤はあまり服では使われず、きちんと縫って作られていました。
その分、どうしても生地が厚くなりやすかったんでしょうね。
接着の利点は他にもあります。
コストが下がるんですよね。
縫うって大変でコストがかかってしまいます。
接着はそれに比べて簡単。
縫うよりも強度や耐久面で劣りますが、その他のメリットの方が勝ったんだと思います。
まだ、接着剤で作られる前の頃のお話なので、ダウンジャケットもモコモコのまんまなんですね。
着膨れしてるようには見えませんけどね。
とても暖かそうに見えます。
映像が残ってるって本当に面白い。
もっともっと古い映画とか見たら面白いんだろうなあ。
服の研究のためにも見ておこうかな?
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