社長就任、おめでとうございます。
友達が社長になりました。
はい、クリーニング屋さんの友達です。
クリーニング屋さんって、自営業ほど世代交代がなかなか進みません。
それこそ、先代が死ぬまで変わらなかった、というケースもとても多く、こうして若い世代にバトンタッチをするのは珍しいと言っても過言ではありません。
そんな報告を友達から受け、みんなでおめでとうと話していたときに、ふと創業何年?という話になりまして。
今あるクリーニング屋さんはどこも長いんですよね。
おおよそ50年ほどは営業しているとおもいます。
長いところで70年というところもありました。
70年と言ったら、おそらくその地域で最初の方にクリーニング屋さんをやっていた所だと思います。
で、昔は、クリーニング屋さんには丁稚奉公がいたので、そこから独立して周辺の地域にクリーニング屋さんが増えていったんです。
丁稚奉公、もうわからない人もいますよね?
いわゆる住み込みで働く人たちのことです。
昔は当たり前にどこのクリーニング屋さんにも丁稚奉公がいました。
うちにもいましたしね。
修行に出す、という感覚なので、クリーニング屋さんの2代目の人とか、将来クリーニング屋さんになりたい人が来てました。
みんなのうちにも昔はいた、という話をしてて。
今はそんな人はいないよなあ、なんて思っていました。
結構この制度はほんの最近まであったと思います。
先ほどの友達も、東京に修行に来てましたし、僕がクリーニング学校に通ってた時の同期も、地方から上京をして、都内のクリーニング屋さんで修行をし、夜学校にきてましたしね。
修行ですから、当然給料も安いわけです。
正直、生活すらままならないようなすごく安い給料で3年ほど働いてましたね。
あの当時ですら、今時こんなのがあるの?と思ってましたから。
振り返って、今でこそ笑いながら話ができますけどね、いや中々大変な修行期間だと思います。
そんな苦労をしてた友達が、無事に社長になったときいて嬉しかったですね。
これからさらに頑張ってもらいたいと思います。
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