そんなに大変なら…。
衣替えが始まりまして、夏物のクリーニングのご依頼や相談があります。
クリーニング業は説明をする義務がありまして、お預かりする時に色々と説明をしなければなりません。
お客さんにとっては面倒だと思います。
黙って預かってくれればいいんだよ!
というお客さんもいるだろうなあ、というのはこちらもわかっているんです。
しのごの言わずに洗えばいいんだよ!
というのもあるんだろうなあ、と思います。
分かっちゃいるんだけど、説明をしなければいけないと決まりがある以上、なるべく簡素化させつつ、説明をするんですね。
クリーニングの説明をする、というのはいわゆるリスク説明です。
少し前まで、クリーニングは消費生活センターの苦情の一位を何年も取っていました。
その苦情の中には、説明不足や、お客さんとの認識の違いから来る苦情もあり、預かる時に説明をするようになっていった経緯があります。
先ほども書きましたが、クリーニングの説明というのはリスク説明です。
こうなる可能性があります、ここが危ないです、などどうしてもそのような説明が多くなるわけです。
すると、こう言われることがあります。
そんなに大変ならいいわ。
うーん、逆にいうと、大変じゃない服なんて無いんですよね。
どの服だって、ちゃんと洗おうと思えば、気を使うところがあり、注意するところがあるわけですね。
で、それって、僕らが注意するだけでなくて、お客さんも知っていると着用中に気を使ったり、洗うタイミングに注意が出来たりする情報だったりするわけです。
事前の説明が前向きのものが増えたらいいんでしょうね。
洗ったら綺麗になりますよ!
これはしょっちゅう言ってる…。
また来年も着れますよ。
これも年中言ってる…。
言ってるはずなのに伝わってないのかなあ。
というか、難しいから僕らに任せてくれてるんじゃ無いの?と思ってしまうんだけどな。
簡単に出来るものなら、職業としてあるわけないでしょ、と思うんですけど。
皆さんのお仕事だってそういうものじゃないですかね?
しかし、きちんと説明をしてないクリーニング屋さんもありますね。
ネットの宅配便を使ったクリーニング屋さんはどうしているんだろう?
説明ができないと思うんだけど。
後日、連絡が行くんですかねえ?
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