アイロンはこわい?
クリーニング屋の子どもは、仕事を手伝わされます。
これは今も昔もそう変わらないんじゃないかな?と思うんですけど、他はどうなんだろう?(笑)
会社経営ならそんな事もないかもしれませんが、個人事業主の場合だと、みんな経験していると思うんですよね。
僕も子供の頃から手伝ってましたし、友達も手伝っていたと聞いてます。
中には、ワイシャツを朝イチで仕上げてから学校に行く、と言うツワモノまで居ましたからね。
クリーニングに限らず、個人事業主は家族全員で営業している側面があるのかもしれません。
先日、ふとした事から子どもにアイロンを握らせました。
自分のものだったんですけどね、少し手直ししてごらん、と。
すると、アイロンをおっかなびっくりしながらかけるんですよね。(笑)
特に気になったのは、服の上にアイロンを乗せるのをこわがるんです。
平気だよ、乗せても、といくら言ってもなかなか乗せません。
アイロンの何が怖いんだろう?と僕には不思議な光景でした。
それから少し考えたんですけどね、思い当たることが一つ。
僕、小さい頃からアイロンの仕上げを見ているんですよね。
父や職人さんの仕上げる様をずっと見て来ました。
幼稚園くらいの頃は、帰って来たらアイロン台の横にたち、職人さんの仕事を見ながら話をするのが大好きで。
アイロンをかける音が体に染み付いてますもんね。
それを見ているので、服にアイロンを乗せることが怖い、という感覚がないのかもしれません。
うちの子たちは、仕上げしているところを見てないですからね。
アイロンを怖がる人は結構居ます。
服にそんな熱いものを乗せてはいけないのではないか?と思うんでしょうね。
それが普通の感覚なのかもしれない。
僕らは、クリーニング師の資格を取るときに繊維の特性を学ぶんです。
そこには、耐熱温度や、酸やアルカリへの影響、濡れた時の強度とかいろんなことを学びます。
そこを理解しているので、怖がらずにアイロンを乗せられるんだと思います。
子供がかけた服の繊維は綿でした。
大丈夫なんだけど、まだその説明は早いかなあとしませんでした。
いずれ、その説明をしてあげようと思います。
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