クリーニング屋から見たコロナ禍。
今年はコロナで始まった年でした。
ニュースやワイドショーなどで連日コロナの影響がどのように出ているか?たくさん報道されていましたね。
今回はクリーニング屋さんから見たコロナについて書いてみようと思います。
飲食店などコロナの影響が出たと言われていますが、当然クリーニング屋さんでもコロナの影響がでていました。
しかし、全国的に影響が出ていたか?というとそうでもなく。
1番の影響が出たのは東京のクリーニング屋さんでした。
やはり、感染者の数もダントツに多かったのもありますし、テレワークが1番進んだのもやはり東京。
ワイシャツやスーツが極端に出なくなって、売り上げが半減したところも出ています。
地方のクリーニング屋さんと話したときにわかったんですが、地方ではテレワークはそんなに進んでないんですね。
都内のクリーニング屋さんでワイシャツが激減していても、地方のクリーニング屋さんではワイシャツはそんなに減っていなかったりしています。
また、テレワークを実際にしている人もお店に1人しかいなかったとかも聞いています。
コロナで自粛をしている、とテレビで言っていても、実際は各地で開きがあったのはこのことからもわかりますね。
ただし、東京とまた違って、ホテルや民宿などのシーツや浴衣などを扱っているクリーニング屋さんは、自粛期間中は仕事がゼロになりました。
再開されるまで、6月あたりまでは全く仕事がなかったと聞いています。
クリーニングに品物が出だす、というのは皆さんが活動をし始めた、と言うことにもなります。
自粛期間が明けてもしばらくはクリーニングも出ませんでしたが、徐々にワイシャツが出始めました。
ただ、去年に比べると全然足りません。
その理由は、やはりテレワークが進んだことが原因でした。
週に何日か、テレワークをしているので、仕事はしているけどワイシャツなどは着ない、という日が出来たんですね。
消費が増えている、と言いつつも、仕事は完全に元に戻っているわけではないな、とクリーニング屋から見るとそう見えるわけです。
そして、秋になり。
この時期になると、イベントが各地で行われています。
お祭り、イベントが行われると、クリーニングの仕事が増えます。
しかし、今年はお祭りはほぼ中止のため法被の仕事がありません。
イベントをやった、という話をちらほら聞きますが、こちらもまだ自粛傾向にあるんでしょうね。
人が動けば、服が汚れてクリーニングに出る。
クリーニングの動向を見ると、人がどう動いているのか?見えて来ます。
今年のコロナは本当に人が動きませんでした。
テレビでは少しでも消費に結びつくようにいろんな話が出ていますが、現場の末端の僕らから見ると、嘘か本当か?すぐわかるんです。
このコロナ禍でも割と普通に動いてたのは建築関係でした。
納期もあるでしょうから、ほぼいつも通り、仕事をされていましたね。
また、工場関係もあまり変化はなかったと聞いています。
ユニフォームを着るような仕事は普通に有ったらしいです。
またコロナの陽性者が増えて来ています。
年末に向けてどうなるのか。
クリーニング屋さんを見ていれば、今がはっきりとわかると思いますよ。
僕らが普通に戻ったら、世の中が前と同じになった、ということになるのかもしれませんね。
さてさて、どうなることやら。
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