クリーニングは大事よ。
NHKの番組で72時間と言う番組があります。
僕の周りでも好きな人が多い番組で、よく話題に上がります。
一つのスポットに72時間張り付いて、そこに来る人たちに焦点を当てていく番組です。
先週、町田のクリーニング屋さんだったんですね。
一部ではちょっと名の知られているクリーニング屋さんなんです。
普通、クリーニングが番組に出ると、染み抜きがどうのとか技術に偏るものなんですが、72時間はちょっと違います。
クリーニング屋さんに集まる人に焦点を当てる番組ですから、クリーニングの話はほとんど出ません。
クリーニングに出しに来た人、引き取りに来た人に話を聞き、その人にまつわる話を聞いていくんです。
スーツをクリーニングする人にも理由があります。
自分の店を持つために一生懸命働いている人。
スーツを綺麗にして身なりを整える事も仕事の内、と話をする人。
娘さんが亡くなり、代わりに育てているお孫さんのズボンの染み抜きを依頼に来た人。
いろんな人がいろんな人生を歩んで、クリーニングを利用しにくる。
前にここで買いたかと思うんですが、クリーニングを利用する人たちは、割としっかりしているんですよ。
身なりを整える、とか、服のメンテナンスをする、とか、本来はとてもめんどくさいものですから。
クリーニングは出しに行って引き取りに行かなければならないから、二度手間になる。
家にも洗濯機があってそれでもいいじゃないか、とならずにクリーニングに出しに行く。
めんどくさい事をしっかりと定期的にやり続ける事ができる人たちは、真面目な人たちです。
番組でお話をする人たちを見ていると、ああ、クリーニング屋さんでよく見かける人たちだなあ、と思います。
その中で、僕がとても印象的だったのはこれでした。
クリーニングは大事よ。
だって、汚れたものが、また綺麗になって気持ちよくきられるんですもの。
何度も復活してまた着られるようになって。
だから、クリーニングはとても大事。
こう言った方がいらしたんですね。
これ、クリーニングを日常的に利用する人としない人では感覚が違うと思うんですよ。
で、僕らのお店に来る人たちは、こう言う人たちが多いんです。
クリーニングをするときれいになってまた着ることができる。
どこのクリーニング屋さんでも言われていると思いますが。
この服、もうくたびれちゃったから今年で捨てようと思ったんだけど、だめ元でクリーニングに出してみたら、また生き返っちゃって、また着られるようになったわ。
こんな話をされてるクリーニング屋さんはたくさんいると思います。
先ほどの人も、クリーニングのことをよく知っているんでしょうね。
だから日常的に利用されているんでしょうし。
クリーニングは大事よ。
この言葉は本当ですよ。
引っ越した時に、いの一番にクリーニング屋さんを探す人もいるくらいですからね。
あの話、どのくらいの人が共感したのかな、気になりますね。
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