« 草刈りロボット。 | トップページ | 求められている仕上げの品質は? »

ちゃんとした服ってなんだろう?

クリーニングをしていていつも思う事なんですが。



服ははたしてちゃんと作られているのか?



と考える事があります。

洗っておかしくなるもの、色が出るもの、縮むもの、風合いが変わるもの。

そもそも洗えないように作られてるのっていいのかな?と思うんですよね。


クリーニング屋なので目線が洗えるかどうか?が一番になってしまうんですが


例えば、テーラーさん達からすると、クリーニング屋さんのアイロンがけに疑問があるようで。

それは、スーツの仕立て通りに仕上げていない、と言う事らしいんですね。

これをテーラーさん達は、スーツを壊している、と表現しています。


確かにクリーニング屋さんの数だけ、仕上げ方も存在していると思います。

きちんとアイロンをかけているクリーニング屋さんもあれば、アイロンをかけてないクリーニング屋さんもあります。

それを一緒くたにされる事には納得できませんが、お店に寄ってはあり得るかもなあ、とは思います。


ここで、最初の話に戻るんですが。



では、服はちゃんと作られているのか?なんですよ。


テーラーさんのようにしっかりと作り込んでいる服もあります。

しかし、そうでないふくのほうがあっとうてきに多いのも事実ではないですか?

例えば、スーツと一言で言っても、テーラーさんで採寸して、仮縫いして、きちんと作り込んでいるスーツもあれば、大量生産でリーズナブルなスーツもあるわけですよ。

で、同じスーツだから作りも一緒、な訳ないんですよね。


コストカットのために作り方は省いているし、縫うべき所を接着芯で誤魔化しているスーツもたくさんあるわけです。


それはもう同じ形をしているようで、全然違うものともいえます。

アイロンを同じようにはかける事はできないと思うんですよね。


服は明らかに変わりましたよ。


姿形は似てても、中の作りは全然違います。

接着芯が多用され、縫わないで貼り付けるのが多くなっています。

また、コストカットのために本来必要な生地がカットされていたりもします。


で、それを考えると、服はちゃんと作られているのか?と言う疑問が湧いてくるわけです。


また、同時にもう一つの疑問も出てきます。



ちゃんとした服って何?



接着芯がいけないのか?

コストカットによる生地を減らすのは良くないのか?

と言うふうにも思います。

採寸して、仮縫いして作る服は確かに丈夫かも知れません。

でも、スーツの使い方が変わったら、そこまでの品質が必要なのか?

10年、20年着なくてもよくて、持って数年着ることができれば十分なら、そこまでしっかりと作り込む必要はないのではないか?


いま、必要とされている服はなに?


となります。

今の時代にあった服なら、接着芯を使おうがそれでもいいのではないか?


ちゃんと着ることができて、洗っても平気なら、ね。



クリーニングをしているといつも考えます。

今にあっているものなのか?それともやはり不良品の部類に入るのか。


一つ言えるのは、安かろう、悪かろうではダメだってことですね。

着たらすぐ破れちゃうとか、おかしくなるとか。

少なくとも一定期間、おかしくならないくらいの強度は必要なのではないかな、と思います。


ちゃんとしている服ってなんなんでしょう?

本当に悩みます。

| |

« 草刈りロボット。 | トップページ | 求められている仕上げの品質は? »

クリーニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 草刈りロボット。 | トップページ | 求められている仕上げの品質は? »