服の修理はクリーニング屋さんに頼むのがいい理由。
先日、Facebookの府中市のコミュニティを覗いてたら服の修理についてのコメントが上がっていました。
コートの袖をつめたいんだ、安くていい業者を知らないか?
と言うもの。
流石に大きなコミュニティなのでら即座に情報が集まります。
ここに修理屋さんがあるよ、あそこに修理屋さんがあるよ。
色んなところに服の修理屋さんはあるんです。
でも、その中にクリーニングでも修理をやっているよ?と言うコメントはひとつも入りません。
何故なんだろう?
着ていた服を修理するなら絶対クリーニング屋だと思うんだけどなあ。
これには理由があるんですよ。
クリーニング屋で修理したほうがいい理由、それは修理後の変化が少ないから。
みなさん、ご存知ないかも知れませんが、服って着ていると生地が広がったり、縫い目が広がったりするんです。
体にあった形になっていくんですが、実はこれ、洗うと元の形に戻っていくんですよね。
つまり、切ったり縫ったりする時には、できるだけ元の形になっている状態で直さないと、洗った時に歪んでしまうことになるんですよ。
クリーニング屋さんでは、洗う前に修理はしません。
一度洗って、伸びた繊維を元に戻してから、修理に入ります。そうすると次に洗っても縫ったところがいびつにならないんです。
このやり方は、きちんとした服を作っているところでもやるんですよ。
糸を織って生地にしたときに、必ず生地にはあそびや歪みがあります。そのまま服を作ると、洗った時に歪みやあそびが取れ、ちゃんと作ったはずなのに服が縮んだり歪んだりしてしまうんです。
これを防ぐために、生地の段階で遊びや歪みを取り除くために、お湯をかけたり洗ったりしています。
この作業をしてある生地を使うと、歪まない服が出来上がるんです。
修理も同じなんですよね。
直すことだけ考えているとダメで、状態を考えて、必要な作業をしてから直さないときちんと直りません。
もし、僕が服を直して欲しいなら洗ってから直しますもん。
これは絶対です。
一度も袖も通してない、新品の服ならそのまま直します。
なぜなら、着てないから服が体に合わせて伸びてないので。
だから、そのまま修理をしても問題ないんです。
服の修理を考えている人は、ぜひクリーニング屋さんも検討してみてください。
修理屋さんを抱えているので、きちんとした修理もしてくれます。
なにより、洗ってから修理するほうが断然いいですからね。
これ、覚えておいて損はないですよ。
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