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濯ぎは3回はして欲しいなあ。

最近、洗剤についてよく目にします。

みなさん、いろいろな洗剤を使っていて、評判の良いものを選んでいるようです。


選ぶときに1番気にしているのは、汚れ落ちのようで。

襟の汚れが落ちる、泥汚れが落ちる、黄色い汚れが落ちる、などなど頑固な汚れによく効く洗剤を探しているようです。


クリーニング屋さんなら分かると思いますが、これらの汚れを落とすのに、オールマイティな洗剤はありませんよね。


泥汚れを落とすには泥汚れに効く洗剤が必要で、襟の汚れを落とすには襟の汚れを落とす洗剤が必要で、黄色い汚れを落とすなら漂白剤が必要なわけです。


これらを上手に配合して、複数の汚れに対応した洗剤が販売されています。


みなさんの反応を見ていると、漂白剤配合、もしくは漂白剤そのものを高く評価している節があります。

みなさんが落ちないと言っている汚れが、実は漂白の必要なもの、ということの現れだと思います。



そして、汚れ落ちのいい洗剤の次に欲しているのが、濯ぎの回数の少ない洗剤。

これには少し驚きました。

まさか濯ぎの回数をそこまで気にしているとは思いもしなかったので。


これも最近のエコ意識の表れなんですかね?

僕らクリーニング屋さんは、洗いの基本ですすぎは3回、というをがあるので、一回濯ぎと言われると正直大丈夫かなあ?と不安になるんです。

きちんとすすげているのか?と不安になる。

もし、洗剤成分が残っていたら黄変などを起こしてしまうので。


一回濯ぎの洗剤を選んでいる人の話を見てみると、濯ぎの回数は地味に影響を与えると言います。


夜帰ってきて洗濯物を洗って、濯ぎが一回ならすぐ洗い終わるけど、2回だと時間がかかる、とか。

濯ぎが2回になると水道代が高くなる、とか。


濯ぎ一回のメリットを知ってしまうと戻れないのかもしれませんね。


クリーニング屋としては、やはり3回はして欲しいですが。


汚れの落ち方が違うんですよ。

洗剤も普通の洗剤にするとさらによく落ちる。

汚れ落ちって2つ並べて比較をしないから、どっちが本当に綺麗か?わからないんです。

洗ったから綺麗になってる、と思い込んでいる人は結構いらっしゃるかと。


洗うって、水を贅沢に使います。

海外の洗濯事情は本当に良くなくて、日本は水が良かったから綺麗に着ることができていたりします。


部屋干し臭がするとか、何となく黒ずんでいるとか。


それらも濯ぎの回数を増やすことで解決することが多いので、濯ぎは贅沢にして欲しいなあ、と思います。


探している洗剤から、色々読み取れるのが面白いですね。

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