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センタクライブ。

洗濯家の中村くんが、毎週日曜日の朝にセンタクライブをしていると聞きまして。

頑張ってるなあ、と思っていたら、友達から一度聞いてみ?と言われました。



日曜日の朝は水汲みに行っています。



帰りにスーパーに寄りたくて、駐車場で仮眠をしているうちに終わってしまいました。

やっちまったなあ、と思ってたら、なんとYouTubeに保存されている、と。

後から見れるというので、帰りの道中に音声だけ聞いてたんですね。


今回の内容は中村くんが視聴者の質問に答える、と言うもの。

これねえ、すごい難しいんですよ。


知識は一流です。

クリーニングの知識も洗濯の知識もあります。

でも、それでも洗濯やクリーニングの質問に答えるのはとても難しい。



なぜか?



皆さんからの質問は結構シンプルなんです。

これのシミの落とし方はどうすればいいんですか?

こうならないようにするにはどうすればいいですか?


すごい直球なんですよ。


それに対して、気持ち良く、バゴーン!と打ち返せばいいと思うじゃないですか?

ところがそうはいかないんです。


洗い方、シミの抜き方、そうならないようにするには、というのは全て前提条件がありまして、それが違うと全ての説明が変わってきてしまいます。


その前提条件とは?


服なんですよ。

どんな素材が使われているか?

どんな装飾品が使われているか?

織り方、作り方はどうか?

色は?


色んな条件があって、それぞれに対してやり方が違ってくるんです。


ですから、打ち返してね、と球を投げられたとします。

そのまま打てないので、ボールは野球のボールなのか、卓球の球なのか、はたまたラグビーのボールなのか、判断をしなければいけない。

そして、その状態も確認しないと芯を捉えた打ち方は出来ないんですね。


例えば、縮む、という事一つにしても、実はそれぞれ縮む状況が違います。

中村くんが色んな説明の中で、リスク説明の一つに縮む可能性があるのでこれは避けてください、というような話を何回かしているんです。


きっと聞いてる方はその縮みは同じように寸法が短くなっている事を想像していると思うんですけど、僕らプロは全然違う風に話を聞いてるんですね。


ああ、これはウールの縮みの話ね、これは綿の縮みの話ね、と。

縮みの大きさも違うし、仕組みも違うので、対策ももちろん違います。

ウールの縮みを警戒するのと同じ様に綿の縮みを警戒するのは違うし、綿の縮み方をぼうしするのと同じ方法でウールを洗っても縮んでしまいます。


僕らなら服や素材の知識があるからわかりますけど、それらの区別がつかない人たちにこの違いを説明するのはすごい難しいんですよね。


中村くん、一生懸命説明をしていました。

場面場面を分かりやすく、イメージしやすいように説明していましたね。


僕は音声だけでしたけど、ライブですから動画も当然見れます。

動画と込みで見ると分かりやすいと思いますよ。


丁寧な暮らしに興味のある人は、ぜひ日曜朝のセンタクライブ、見てみてください。

きっと色々気づくことがあると思います。

洗濯が楽しくなると暮らしが豊かになりますよ。

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