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服の品質ってなんですか?

服の話をしていると、品質はどうですか?みたいな質問をよく聞きます。


新しい服が出たり、有名メーカーの話になったり、ハイブランドの話になったり。

そんな時に必ずと言っていいほど、品質はどうですか?みたいな話になるわけですね。


いつも思うのですが、この時の品質とは何を聞きたいんでしょうね?


肌触り?

長持ちの具合?

縫製の具合?


何が知りたいんですかね?

この話の最後は決まって、質感いいですよ、とか、完成度高いですよ、とかすごい曖昧な答えだったり。

クリーニング屋の僕らからすると、いまいちピンと来ない答えに色々考えを巡らせています。


服の質を考えた時に、生地の良し悪しを言う人がいます。

確かに生地の良し悪しは大事なんですけど、それが服の品質を現しているか?と言うとちょっと違うんですよね。


服=生地ではありません。



服は生地から作られていますが、生地だけで作られているわけではないからです。

縫い糸もあるし、装飾品もある。

芯地もある。

服はいろんなものが組み合わさって作られています。


となると、服の品質を語る時に、生地の良し悪しだけで語ってしまうのは実はかなりリスキーなんですよ。


他に気にするところがたくさんあるから。

で、実は生地は誤魔化そうとすると誤魔化せるんですよね。


普通のなんでもないウールを、カシミヤタッチに変えることは簡単にできます。

あの肌触りのいい、カシミヤ風に簡単にできる。

凄くないですか?

肌触りだけなら加工でなんとでもなってしまうんですよね。


品質がいい、を考えるといろんな事が考えられるので答えを出すのは難しくなります。


なら、反対に、品質が悪い、と言うのはどう言うものなのか?で考えてみると見えてくるものがあります。



品質が悪いものは、悪くなるもの。


時間の経過とともに柔らかさが無くなったり。

毛が抜けてきたり。

縮んだり。

色がすぐくすんできたり。


つまり、良いものなら元の形を維持していくけど、悪いなものはすぐおかしくなる、と。

そう考える事ができると思うんですよね。


そんなふうには思ってない、と言う人も、気づかないうちに言ってるんですよ、安物だから一年でダメになる、とか、これは良いものだから長持ちする、とか。

頭の中に刷り込まれているんでしょうね。



僕らクリーニング屋からみると、服はバランスだな、と感じます。

明日、その話を書いてみようと思います。

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