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やはり、クリーニングは楽しい。

クリーニング屋さんの仕事ってあまり見えないと思います。

特に最近のクリーニング屋さんは、受付だけで仕事をしているところは見えなくなっていて。

うちみたいにカウンターの横にアイロン台があって、その奥に仕上げの機械やドライクリーニングの機械、乾燥機など見えるお店って少なくなってきました。


洗って仕上げるのがクリーニングの仕事です。



汚れを落とし、シミを落とす。

実にシンプル。

でも、それは同じ服を扱えばの話で。

服も形が違えば扱い方も変わります。

ニットとコート、服ですけど同じようには扱えません。

また、素材の違いも大きく関係してきます。


綿や麻などの植物系の素材。

ウールやシルクなどの動物系の素材。

ポリエステルやナイロンなどの合成繊維。

みんな特性が違います。


例えば、水につけて強度の上がる繊維もあれば、強度の下がる繊維もあるんです。

小学生の頃、水着のパンツの紐が固くなって解けなくなったこと、一度はありますよね?

で、どうしようも無くなって、最後の手段!と引きちぎろうとしてもびくともしなかったこと、誰しもあるはず。


あれね、綿は水に濡れると強度が上がるんです。

だから引きちぎれない。


昔、クリーニング学校の繊維の先生に、崖から誰か落ちたら、みんなが着ているTシャツを結んで助けなさい、その時は濡らしなさい、と言われました。

強度が上がるからって。


卒業してから30年近く経ちますけどそんなシチュエーションは一度もないですけどね。(笑)



話がそれました。



また、同じ素材でも作りや産地で違ったりするんです。

ウール系の素材は特に産地で違いが出ます。

寒い地域の素材は暖かいですよね、やはり。

綿でも産地で違いがあって、細く長くなると高級品と言われています。

その代わりやはりデリケート。


ポリエステルも表記はポリエステルでも特性の違うものもあります。

実はこれが厄介。


また、素材だけでなく、作りでも違いがあり、それにあわせる必要があります。

織物と編み物、全然違いますよね。


これらの他に、僕らが使う洗剤や助剤、水やドライクリーニングの溶剤の特性などを色々と加味して、汚れに合わせて洗っていきます。


こうして書くと、クリーニング屋さんは色んなことを考えながら洗っていますよねえ。

自分で書いてて驚きます。


もちろん、一から考えていると言うわけでもなく、洗濯表示を参考にしながら考えていくわけですけど。

だから、僕らにとって洗濯表示はとても大事なんですよ。

それが間違ってたら大変なことになっちゃうから。


たまに、落としたい汚れと洗濯表示の洗い方が合わない時があって、その時は相当頭を使ったりします。

細かくね、どこが限界だろう?と探りながら洗ったり。


いろんなことを考えながら洗いますけど、それもこれもきれいになったら全て報われる。

喜び爆発です。


いい仕事ですよ、クリーニングって。


だって、預かった服が綺麗になるんだもん。

それを目の前で見れるんですから。


今日は日曜でお休みなんですが、制服の無料クリーニングをしていたので、臨時にお店を開けてお返ししていました。

そして、改めて、綺麗になった制服たちをみながら、クリーニングっていいなあと、思った次第。


中で何をしているか?伝わらないけど、きれいになった制服たちが全てだよなあ、と一人自己満足していました。(笑)

やはり、クリーニングは楽しい。

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