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服はバランスが大事。

昨日の話の続きです。


服=生地ではない、と昨日書きました。

そして、服はバランスだと。

その意味をご説明していこうと思います。



昨日も書きましたが、服を構成しているものはたくさんあります。

主に生地で構成されているんですが、その他にもたくさん使われていたりします。


昔は、生地の段階で洗えたら服にしても問題ない、と考えられていて、生地での洗浄テストを参考に洗濯表示がつけられていました。

しかし、段々服がファッショナブルになり、いろんな装飾品などが付くようになってから、生地だけの洗浄テストでは服の耐久性を計れなくなってきたんです。


また、素材も複雑化してきて、同じ繊維でも違う特性を見せることもしばしばあります。


生地、ボタン、芯地、プリント、刺繍、装飾品。

色んなものが影響を与え合っているので、生地が服とは言えなくなってきたんですね。


それに合わせるように、様々な部品とのバランスが要求されるようになってきました。


例えば、生地もいい、縫製もいい、でもプリントが一箇所ついているだけで洗うのに制約ができてしまったり。

また、生地はいいのに、縫い糸が弱かったりすると、縫い糸から切れてしまう事があります。

逆に、縫い糸がしっかりしているのに、生地がデリケートだと、生地の方が破れてしまったりします。


デリケートな服にゴツゴツしたボタンをつけると、生地がボタンに負けてしまって傷がつくこともあります。


服は様々なシーンで耐久性を求められるんですね。


着用中に、立ったり座ったりする事で、生地や縫製に負担がかかる。

汚れた服を洗う時に負担がかかる。

その時に、服が耐えられるか、形を維持できるか?が大事なんだと思うんですよね。


そこでバランスが求められる、と言う事なんです。


よくできた服は、生地と縫製がきちんとあっています。

ソフトな生地には縫製もキツくなかったり。

その代わり、ゆったりきて欲しいので大きめに作られていたり。


スーツなどは、きちんと作られたものは肩周りが良くできています。

一番動かし、そして立体的に作るところなので、技術が必要とされる場所。


手を抜いたわけではないんでしょうけど、バランスの悪い服はどこかから、綻びが出ます。


みなさんが、この服よくなかったわね、と思うのってそう言う時ではないでしょうか?

良いものはおかしくならない、長く着られる、丈夫。

悪いものはすぐおかしくなる、縮む、ほころぶ、すぐボタンが取れる。


こんな所からその服の良し悪しを図っていると思います。


どんなにおしゃれな服でも、どんなにお気に入りとブランドでも、すぐダメになるものは欲しくないですよね。

サスティナブル、SDGSなどと世の中が変わっていく今こそ、服は見直さなきゃいけないと思います。


物を大事に使うには、その物自体がきちんと作られていなきゃダメですからね。

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