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加工剤と言う化粧。

服には色々な加工がされています。


抗菌加工とかはよく見かけると思います。

形状記憶加工、これも有名ですよね。

柔らかい風あいを出す加工とかされているものもあります。


クリーニング屋の僕らはそこで悩むことがあるんですよ。



果たして加工をしてある状態がこの服の正常なものなのか、加工が取れたものが正常な状態なのか。


と言うのも、もともとそう言うものではないのに、過剰に演出するために加工したでしょ?と思うものがたまにあるんですよね。

そう言う製品は洗うと加工が取れてしまい、素の状態が出てきてしまうんです。


ほんらい、加工をするなら洗って簡単に取れるような加工はしないはず。

それが洗っただけで簡単に撮れるって言うのがそもそもおかしいわけですよね。



加工剤って凄くて、普通のウールのニットを、カシミヤみたいにふわふわにすることができます。

カシミヤをあまり触ったことがない人なら、その加工をされたものをカシミヤと間違うかもしれない、そんなレベルで加工が出来るんです。


肌触りを良くするためにそう言う加工を施しているのならいいんですけど

もし、誤魔化すために加工をしているのだとすると、その服の本当の状態とは?と考えてしまう、と言うわけです。



服は化粧をしている、とたまに思います。



加工剤もそう、染色もそう。

洗って取れないようなものならいいのに、過剰にべたべたと染色してしまったり、加工剤をつけてしまうと、それはもう本来の服の状態ではないと思うんですよね。


服としての機能が維持できるように作られてないわけですから。

それは流石に問題だと思います。


服を買うときに、品質を気にするじゃないですか?

それって、本物かどうか?と言うことも含まれていると思うんです。

化粧で誤魔化してないか?本当はそんなふわふわな服ではないのではないか?


強引に加工剤で寄せるのはやめましょう。

もし、やるのなら、加工をしてある旨を書いて欲しい。

したら、僕らも洗ってからこの服は加工剤をつけてあるのが正常な状態だな、とまた加工しますから。


しかし、本当に加工剤ってすごいです。

これも日本の技術力の証なんだろうなあ。

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