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誤解をさせないように書かないと。

クリーニング屋さんがどんな風に洗っているのか?全然知られていないみたいです。


ドライクリーニングをしていると言うけど、一体何をドライクリーニングしているのか?

ワイシャツもドライクリーニングをしているのか?なんて質問を受けることもあります。

たまにアパレルの人が雑誌とかでクリーニングの話をしていて、シャツはドライクリーニングされるから、と間違ったことを書く人がいるくらい、案外知られていません。


クリーニング屋さんは、アイテムによって洗い方を変えています。

それは逆に言えば、ついてる汚れの質を考慮して洗い方を選択していると言うことでもあるんですよ。



ワイシャツはドライクリーニングはしません。



なので、例えばワイシャツにする加工はドライクリーニングではしない。

逆も同じで、ドライクリーニングでする加工は水洗いではしない。


工程が全然違うから。

そもそもの機械が違うんです、使っている。

水洗いの機械は水洗機を。

ドライクリーニングはドライ機を。

洗う機械が違うので加工なども全然別になります。



さて、なんでこんな話を今日はしているのか?というと、先日とある質問を受けたんですね。


深夜にテレビを見ていたらクリーニング屋さんが特集されていた、と。

そこで、ワイシャツに抗菌消臭剤の加工をしていて怖くなった、と言うんですよ。


その方、香害に苦しんでいて。


洗濯物からする匂いに苦しんでいる所に、クリーニングでも匂いをつけているとテレビで見てクリーニングに出すのが怖くなってしまった、というお話をされてたんですよね。


クリーニングでどのようなことをしているのか、わからないから全てのものに同じ加工をされていると不安になったみたいです。


先ほども書きましたが、クリーニングはアイテムによって洗い方がかわります。

なので、件のテレビに出ていたクリーニング屋さんがワイシャツにしている消臭加工は、ドライクリーニングをする服にはされません。


なので、クリーニングに出したら全てに匂いがついてくる、と言うことはありません。


と言う説明をしたら、友達がクリーニングに出したら、とある市販品の洗剤の匂いがした、と聞いたことがある、と。

それを聞いてさらに怖くなった、とおっしゃる。


そのクリーニング屋さんのやり方なので、はっきりとこうだ、とは言い切れませんが、中には市販の洗剤を使うクリーニング屋さんもあるでしょうね。

でも、普通は業務用の洗剤を使うので、無臭なんですよ。


業務用のものは無臭のものがほとんど。

匂いをつけて返すのはいけない、と言う暗黙のルールがあるので薬品に匂いは基本ついていません。


ただ、抗菌消臭剤のようにレアなものも存在しています。


ただですね、これも心配されるようなほど匂いのするものではないんです。

擦れるとほんのり香るくらいで、ワイシャツに顔を近づけないと分からないくらいの香り。

ほとんどの人が心配する必要のないレベルになっています。



実はその番組、録画してあるんですよ。

で、ざっと早送りで見ているんです。

でも僕にはその方が感じた不安は想像できませんでした。


なぜなら、水洗いとドライクリーニングは違って、別の話をしていると思っているから。


これってクリーニング屋だからわかる話で普通の人からすると違いはわからないし全て同じにやっているように見えるんでしょうね。



誤解を受けやすいのはこう言うところもあるんだろうなあ。


発信をするときに、気をつけているつもりでも配慮が足らずに誤解を与えてしまっていることがあるんだろうなあ、と思います。

僕らには当たり前の話で、それで省いてしまう、思い返すとやってるな


難しいんですけどね、あまり細かく書くと鬱陶しいので読んでくれないし、短い文章で誤解なく、と言うのはかなり難しい。


読む人のことを想像しなきゃダメだな。

何より、知ってもらうためのものが不安にさせちゃいけない。

工夫が必要ですね。

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