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2021年6月

洗濯とクリーニングの見分け方。

今日は午後から洗濯王子の中村くんと見分け方についてクラブハウスで話をしていました。


見分け方って色々あります。

洗濯とクリーニングの見分け方、洗えるか洗えないかの見分け方、素材の見分け方、シミの見分け方。

いろんな見分け方があるわけです。


特に洗濯できるのか?クリーニングに出したほうがいいのか?の見分け方は結構難しいと思うんですよね。


高いものだからクリーニング、安いものだから洗濯、そういう分け方も確かにあります。

でも、必ずそうとは言い切れないのが素材による問題。

安くても水洗いに向いてない素材で作られているとクリーニングに出すほうがいい、という事になる訳ですね。


また、その服をどこに着ていくのか?と視点で見ると案外簡単に分けられたりします。


自宅で着る、人に会う時には着ない、そういう服なら家庭で洗濯でも十分です。

洗って多少おかしくなったとしても、誰に見せるわけでもない、着ることができればOK

これだと本来水洗いに向いてないものでも、家庭洗濯という方法をとっても良さそうです。


人に会う時に着る、外に出る時に着る、こういう服はクリーニングに、と考えることができます。

なぜなら、クリーニングなら仕上げもしてくれるから。

また、色や形が変化しないように洗ってくれるのがクリーニングなので、服が変な状態にならず、服を着るときのストレスも減りますね。


人に会うとき、外を歩く時に、洗ってあるから平気、というわけにはなかなか行きません。

たまに居ますよね、しわくちゃの服を着ている人。

それを見てモヤモヤする人はクリーニングをする方がいいと思います。

自分が同じような目で見られてると思うと嫌でしょう?



なんでも自分で洗いたい、といい気持ちはわからなくもないですが、家庭でできることは限られています。

道具もない、薬品も使えない、その中で汚れだけでなく洗った後の状態も考えるといいと思うんですよね。


そして、これを考え始めると実は服を買う時に選ぶようになるんですよ。


自宅で使うものは自分で洗えるものを選ぶようになる。

今でもやっていると思いますが、もっと細かく考えるようになります。


洗濯表示を見るし、作りを見るし、素材を見る。

自分で洗えないものって服のミスマッチが多いんですよね。

自宅で洗いたいのに洗えない素材で作られている。


服を買う時にそもそもそういうものを選ばなければ自宅でも洗いやすくなるわけですからね。


クラブハウスでお話を伺っている時にこんなお話も聞きました。


クリーニングに出していいものかどうか。

なんか自分で洗えるものをクリーニングに出して変な風に思われてないか心配だ、と。


クリーニングに出す事って手抜きみたいに思われているんですかね?

僕らクリーニング屋さんにはさまざまな衣類が出ますが、一度もこんなの自分で洗えば?なんて思ったことはありません。

逆に、丁寧な人なんだなあって思うんです。


Tシャツをクリーニングに出す人もいるし、作業着をクリーニングに出す人もいます。

洗おうと思えば自分で洗えるアイテムですが、クリーニングに出すことはなんら不思議ではありません。


クリーニングは家事の手抜きじゃないですよ。

服を丁寧に着ている証拠です。

安心して、洗濯とクリーニング、使い分けてくださいね。

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デマを話してる瞬間。

デマってこういう風に作られていくんだろうなあというものを見てしまいました。



最近、界面活性剤は怖い、という方たちとお話をする機会があり、どうしてそのようなイメージになったんだろう?と色々と調べていたんですね。

すると、界面活性剤の怖さを実験した映像がある、というリンクを発見。

色々と調べていると、とあるライターの方がセミナーなどで界面活性剤は使ってはいけない、などと話して回っているようでした。


ちょうどその方のセミナーの1番の動画がありまして、見ていると界面活性剤のマウスの実験がある、と。

マウスの背中の毛を剃り、そこに合成洗剤、

石鹸を塗り、様子を見る、というもの。

その方が話すには、なんと合成洗剤を塗ったマウスは数時間後に血反吐を吐いて死んでしまったというんですね。

これだけ合成洗剤は毒性が強い!と。


すごい怖い話だなあ、と見ていたんですけど、そのお話の中で誰がその実験をしたか?も話していました。


検索します。(笑)



とある大学の先生が実験をしていたらしいんです。

で、さすがネット。

検索するとその手の話が色々と出てきます。

運良く、その人が実験をした細かいデータまであるじゃないですか。


するとそこには驚きの事実が書いてあったんですね。


マウスの背中をそり、1匹には合成洗剤、もう1匹には石鹸を塗って様子を見ていたら、合成洗剤を塗ったマウスは毛がなかなか生えてこなかった、と。

2週間後の写真が載ってて、明らかに石鹸を塗ったマウスと合成洗剤を塗ったマウスでは毛の長さが違います。

で、この結果から合成洗剤には毒性がある、とこの先生は言ってるんですよ。


さて話を初めに戻します。


最初に出てきたライター、合成洗剤を塗ったマウスがどうなったと言ってましたっけ?


数時間後に血反吐を吐いで死んでしまった、そう言ってましたよね?


2週間、生きてるんですけどね。

だから証拠の写真もあるわけですよね。

別に死んだわけじゃないんですよね。



こうしてデマは作られるわけです。


多分、ライターの方も嘘をつくつもりはなかったのかもしれません。

話をしているうちに興奮して、つい話を盛ってしまったのかもしれない。

みなさんに真実を知ってもらいたかったのかもしれない。


、でも嘘は嘘だよなあ。



この実験、ずいぶん昔のものなんですね。

1970年とかそのくらいの話。

確かに以前の洗剤は分解性の問題とか色々言われていました。

で、それを受けて、洗剤メーカーは分解性の高い界面活性剤を使用したり工夫をしています。

メーカーがもし本当に悪いものだとしたら、黙って売り続けるわけないんですよね。

いろんなものが進化してきたように、洗剤だっと進化してきてるわけです。


この頃の話を持ち出して、だから界面活性剤は危険だ!というのは少し勇足です。

もしその主張をしたいのであれば、現在の洗剤のことや下水道の事、色々調べた方がいいですね。


毛が生えてこないことだけを盛って毒性があるというのも少し乱暴。

今ならその理由もきちんと検証すると思うんですよね。


合成洗剤と石鹸はかなり違いがあります。

その違いのどの部分に差が出たのか?調べれば分かるはずですから。


こうして考えても割と杜撰な実験ですよね。(笑)



デマってこうして作られていくんだろうなあと思います。

それっぽい話をし始めて、大学の先生が言ってたとか、こんな現象が起きたとか言って。

でも、具体的な仕組みや説明はなく、だから危険だ!と結ぶ。


こんな話の方がよほど危険ですよ。


僕ら商売をしているといろんな風にごまかされるんです。


売り上げ、250%アップ!とか。

年収が3倍に!とか。


数字出されるとおおっ!って本物っぽく見えるじゃないですか?

でも、これって大事なことを隠してるんですよ。


大元の数字がわからなければ倍数を出されてもわからない。



ここにトリックがあるわけですね。

僕らは普段からこういうのに騙されそうになっているので、怪しい話には過敏に反応します。

検索をよくするのもその癖ですね。

本当かな?って。


環境系の話は本当にひどいのが多いので気をつけてくださいね。

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心の問題じゃないですかね?

お店に行く時に調べたりしていったりしますか?

僕は新しいお店を探したい人なので、よく検索をしています。

今、いろんなお店を評価するサイトが増えてますね。


有名なところでぐるなび、グーグルマップも評価がついています。

さらに、コメントもついていたり。


そのコメントの中に、接客についてのコメントをよく見かけます。

接客がいい、悪い、愛想がいい、悪い。


昨日、群馬に行った時にラーメン屋さんに寄ったんですね。

そのお店、評価が真っ二つに分かれてるんですよ。


とても美味しい、と言う評価と店主の接客が悪い、と言う評価。

どっちが本当なのか?気になりませんか?(笑)


僕ね、こう言う評価がついていると確認しに行きたくなる癖があるんです。

そんなに悪い評価、本当なのか?って。



で、昨日行ったんですよね。

接客、別に普通でしたよね。

悪い接客でもないし、ただ店主さんは無口なだけ。

別に口調が乱暴でもないし、接客が悪いわけでもない。

必要最低限の事は教えてくれるし聞いてくれる。

ラーメンもものすごく美味しい。


でね、食べ終わった後に少し考えるわけですよ。


いいとか悪いとかってなんだろうね?って。


はっきりと悪いケースもあると思います。

でも、殆どがお客さんの主観なんだろうなあ、と思うんですよね。



商売はこう言うものだ!

接客はこう言うものだ!


ここから外れると接客が悪い、と思うんだろうなあ。

例えば昨日のお店、僕は全然気にならないけど、人によっては無口なご主人を見ていると怒っている様に感じるかもしれない。

丁寧な人なら笑顔を振りまくとか、もう少し会話するとかあるかもしれない。

でも、礼儀がないわけでもないし、口が悪いわけでもない。

入っていらっしゃいませ、と言わなかったわけでもない。


僕の感覚だとどこにも悪い接客なんて見当たらないんですよ。

でも、基準の厳しい人から見たら、接客が悪いと思うんでしょうねえ。


お店のサービスって料金の中に入ってますよね。

ぼく昔からものすごい違和感があって、それは安い居酒屋さんで店員さんに跪かれて注文を聞かれらるの、あれものすごく嫌なんです。


あなたにそんなお金払ってないって思うんですよ。


おつまみ一品350円くらいのお店のサービスでやりすぎでしょう?って思うんですよね。

気分が悪くはないらないけど、これを体感したら他の店での普通の接客に文句言う人が出てくる、そんな風に思うんです。



昨日のラーメンもとても美味しいものでした。

この味を出すのにとても苦労したと思います。

手を抜いたら絶対できない。

そのラーメンが一杯700円もしないんですよ。

3人でラーメン注文して2000円くらい。

そこにどこまでの接客を求めるんだろう?なんて思ったりします。


たしかに丁寧な接客ではないかもしれない。

でも、必要な接客はしてくれていて、別に失礼でもない。

そこに文句をつけるなんて、おかしいんじゃない?と思うんですよね。


こう言う問題って他でも起こってます。



職人のプライドはないんですか!と詰め寄る人がたまにいます。

プライド、無いわけないだろ?って思うんですよね。

どこまで職人をバカにしてるんだろう?下に見てるんだろう?って思います。

その職人の仕事、どこまでをお金払ってるんだろうか?

そこまで細かい気遣いをさせて、その分のお金を払わずに職人のプライドがないのかと叱責するのってどうかしてますよね。


仕事を受けたら全部が完璧になるのが当たり前って少しおかしいですよね。

料金に応じた仕事って必ずあります。

なぜ料金に差があるのか?考えればわかるんです。

でも、なぜか職人の仕事や手間仕事は細かいところまで気を遣わないと責められる。

その分の仕事はみんなサービスになってるんですよね。


300円の牛丼を食べに行って、肉がA5じゃねえな?と言う人、いないでしょう?

ね、こう考えれば誰だってわかってるんですよ。



それなのに、職人の仕事は普通ならお礼を言うべきところを言わないで、責める材料にするなんておかしいと思いませんか?


職人の気持ちでサービスでやってる事がたくさんあります。

せめて、感謝の言葉は言いたいですね。


最近は、悪い評価を見るたびに、この人は普段どれだけすごいところで食べてるのかなあ、と思ってみています。

ぼく普通でいいや、と。

普通の中にすごい職人さんたちはたくさんいますもん。

それを感じる心がある方が幸せだと思います。

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田舎の生活の良いところと大変な所。

今日は群馬に行ってきました。

待つことのできない、一刻も早くやらなければならない事があるためです。


草刈り。



田舎に家があるんです。

母が管理をしていて、今は母の姉が住んでいます。

田舎ですからね、周りに草がたくさん生えていて。

そのままにして置くと大変なことになってしまうので、草刈りに来たんです。


草は待ってくれません。



あいつら、少し雨が降って少し晴れるとすごい伸びるんですよ。

この前までは足首くらいの長さだったのにもう膝くらいまで伸びてる奴らがいる。


自分の家の話だけではなく、周りの人たちにも迷惑なので朝一で車を走らせ、行ってきました。


ところが。


現場について借りてきた草刈り機をセットして意気揚々と行ってみたら、なんと草が刈られている。

うーん、どうやら誰かが気をきかしてくれて草を刈ってくれたようです。

田舎ってこう言う所があって本当に助かります。

僕らが東京から来る、と言うことを知っているので、気を遣ってやってくれる事が多々あります。

田舎に住んでいる伯母の様子も頻繁に見にきてくれてる様ですし。


東京よりも余程やさしいですよ。

高齢者の一人暮らしの問題は群馬でもあって、地域ぐるみで見守る体制ができてるみたい。

東京ならお金が、とかすぐ言い出しそうですけど、朝散歩がてら様子を見るとか前を通りかかったから寄ってみたとか、そんな風に気を遣ってもらってるみたいです。


頼り切っていては申し訳ないので、出来る限り時間見つけては群馬に来てやれる事はやろうと思います。


でも、こうして田舎に来て思うのは、田舎の暮らしは都会とは違ったお金のかかり方をするんだなあ、と。


東京は東京でお金が掛かるんですけど、掛かる所が違うんですよね。

草刈りなんかこんなにお金かかるの?と思う事があります。

除草剤って高いんだなあ、と思ってみたり。

じゃあ自分で草刈りをしようと思うなら道具を揃えなきゃいけないし。

これを日々やるのは大変だと思えば誰かに頼むわけで、その費用も掛かる。


食べ物とか物価は安いよなあ、と思っていたけど、その代わり他で掛かるんだなあと最近感じています。


田舎暮らしって良いところもあるけど大変。

たまに行くから良いところって思うんだろうなあ。


天気予報では午後から雨でしたが、雨も降らず。

草刈りは端っこを少しやって、残りの時間はお掃除をしてきました。

まだまだ掃除をする所が残っている。(笑)

早くワクチンを打って頻繁に行ける様になると助かるんだけどなあ。

のんびりと田舎を楽しみながら掃除をするのはもう少し先になりますかね。


次回の草刈りは秋だそうで。

その時は、草刈り機の威力を堪能してきたいと思います。(笑)

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初心者マーク。

僕が車の免許を取ったのは高校生の頃でした。

夏頃でしたかねえ、教習所に入って。

府中の教習所でした。


講義だけ先に全部受けてしまいまして、あとは車に乗るだけ。

これが非常に厄介でしてね。

あの当時は免許取る人が沢山いたので、なかなか予約が取れない。

毎日、学校に通う前、終わったあと、教習所に詰めてキャンセル待ちをしていましたっけ。

毎回抽選でね。

でも、受付のおばちゃんもいい人で、こっそりとキャンセル待ちを優遇してくれたりしてました。(笑)



このコロナ禍の間に、長男が車の免許を取りに行ってたんですね。

で、先日無事に取れまして。

車の保険の年齢制限を外して乗れるようにしました。


と言っても、まだ全然乗る気はないらしいのですが。

だから、初心者マークも買ってきていません。(笑)


僕は確か試験場に行って受かった後に、試験場で初心者マークを買ってきた記憶がある。

しかも、普通のサイズだけじゃなくて、自転車に貼るような小さなやつも。(笑)

両方貼ってましたっけ。



今日、買い物があってホームセンターに行きました。

ふと、初心者マークを発見。



買っておくかな、と30年ぶりくらいに初心者マークを買ってきました。


なんで僕がウキウキしてるんだろう?(笑)

僕が使うわけでもないのに、初心者マークを見てると、世界が広がるような気がしてきます。


あの頃の、これで好きなところに行ける、遠くに行ける、と言う気持ちを思い出したのかなあ。


もうね、買いましたから、乗る気がないは通用しません。

これからは練習してもらわないと。


うちの車はミニバン。

教授者とは少し感覚が違います。

乗らないと慣れませんからね。


頑張ってもらいましょう。(笑)

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衣替えの時、クリーニングか?洗濯か?問題に結論が出ました。

今までの常識が急に覆ることってあると思います。

それまでは常識だったのに、新しい発見、気付き、流行など色んなことで変わってしまうんですよね。


最近、僕らの中で常識が変わる事が多くなってきています。

今までもそう言うのってあったのですが、今年の変化は少し異常です。

急に色んな事がわかるようになってきたんですよね。


原因は多分クラブハウス。


色んな人にお話を聞けるんですよね。

これまでもメールやLINEなどでお話を聞く機会はありましたが、やりとりに時間がかかったり、細かく聞けなかったりだったのが、クラブハウスでは直で話ができるので、聞きたい事が聞け、レスポンスも非常に早いので、さらに質問ができたりします。

その結果、今までの常識が覆る事がいくつか出てきたんですね。



その中の一つ。


衣替えの時にあらってしまう。

これについて少し考え方が変わってきました。

洗ってしまうのは間違いではないんです、問題はどう洗うか?と言う問題。


今までは、クリーニングをしてくれればいいけど、家庭で洗濯でも構わない、人によっては家で水洗いをする方が汗が落ちるので良い、と言う人もいました。


確かに一理あるので、家で洗いたい人にはそれでいいと思います、と話していました。

とにかく洗ってしまってくれれば、次のシーズンも着ることができる、と。



ところがです。

これに疑問符がついてしまったんですよね。

家庭の洗濯機がそもそも汚れを落とせてない、と言う問題が出てきたんです。

その原因もわかっていて、水の量の問題。


1990年代に家庭用の洗濯機が節水仕様に変化したんですね。

その影響で汚れ落ちが悪くなった、と言う報告が数年後に出ているんです。

汚れが落ちてない、洗剤が溶け残る、そもそも服が濡れてない箇所がある。

そんな話がで始めたのが90年代。


その後、日本初の部屋干し臭に対応した洗剤が売られるようになったんですね。


それまでは部屋干し臭なんてなかったんですよ。

洗濯機の節水が始まってからなんですね。

さらに、一回すすぎが増えてきて、自動で洗濯機が一回濯ぎを指定してたり。


ここ最近分かったのは、家庭の洗濯機は汚れが落ちてない、と言うこと。


根本的におかしいんです、汚れが落ちるようになってない。

洗剤が進化した、洗濯機が進化した、と言う人がいますが、逆です、進化はしてない。

そして、洗剤は洗濯機が足りないからいろいろ頑張っているんだけど、方向性が間違ってるから、匂いをつける方向にシフトしている。


香害で苦しむ人が出てしまってますもんね。



衣替えの洗濯って、結構重要なんですね。

なぜなら、半年ほどしまいっぱなしになるので、変化に気づけない。

汚れをきちんと落としておかないと、カビやむしくいの温床になる可能性が出てくるんですよ。



しまう前の洗いはとても重要。


家庭での洗濯機がきちんと汚れを落とせてないと分かった以上、しまう前のお手入れは家庭の洗濯は推奨できません。


クリーニングに出してください。

それが一番安全。


ね、これまでは家庭の洗濯機は最低限洗えてると思ってたんですけどね、その常識がかわりました。

洗えてたら、別に家庭で洗ってもらってもいいと思いますけど、洗えてないんならね、おすすめはしません。


自宅で着るだけならまだしも。

会社に着ていく、人に会う時に着ていく、そう言う服はクリーニングに出してしまいましょう。


てか、洗濯機メーカー、ちゃんとした洗濯機を作ってくれ。

それが先!

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クリーニングは洗濯の上位互換ではないんだなあ。

クリーニングと洗濯は似ています。

目的は同じで、服を洗い綺麗にするのが目的。


洗剤を使い、濯ぎ、綺麗にする。

洗濯もクリーニングも同じ事をしています。


クリーニングの方が汚れ落ちがいいので洗濯の上位互換だと思っていたことがありました。

洗濯もクリーニングも知識は同じ。

だから、よりクリーニングの方が専門的ですごい事をやっているんだ、と思っていたんですよね。


うーん、どうやら間違っていたようです。


洗濯とクリーニングは違うなあ。

全然違う、とまでは言いませんけど確実に違いますね。

少なくとも、クリーニングは洗濯の上位互換ではありません。



これね、どこで気付いたか?というとクラブハウスで洗濯やクリーニングの相談を受けてて気づいたんですよ。


洗うと言う技術や知識は洗濯もクリーニングも同じです。

理屈も一緒。

だから、クリーニング師である僕らはなんでも答えられる、と思っていたんですよね。


ところが蓋を開けてみると、答えに窮することがあるわけです。


なぜか?



クリーニングと洗濯では状況が全く違うんですね。

洗うものも違えば、機械や道具が違う。

僕らクリーニング屋では当たり前に出来ることが、なぜが家庭用の洗濯機では出来なかったり。


すると、クリーニングの当たり前の知識で話をしてしまうと、洗濯では結果が出なかったりする訳です。


クリーニングの知識を洗濯用にカスタマイズしないといけないんですね。



クリーニング屋さんが質問に答えてくれるとこって他にもあります。

でも、言われた通りにしても解決しない事があった訳です。

その理由は洗濯とクリーニングは違うから。

クリーニングならそれでいいんだけど、洗濯ではそれでは効果がない。

これに気付かないとクリーニング屋さんは信用無くしますよ?


そして、洗濯の相談を受けてて、いかに世の中の洗濯が壊れているか?おかしくなっているか?を痛感するんですね。

で、それがクリーニングの利用の減にもつながっている。


洗濯とクリーニングは違うものなのに、延長として考えられるから、洗っても落ちない、服が傷む、と間違った情報が刷り込まれていく。


服の扱い方を伝えていかないとダメです。

そしてそのためには、クリーニングと洗濯の違いをしっかりと把握する事。


クリーニングの方がすげえんだぜ?なんて思ってると足元を掬われますよ?

そう言うクリーニング屋さん、割といるんだよなあ。

でも、ちゃんとしているクリーニング屋さんほど冷静なんだよなあ。



洗濯やクリーニングでお悩みの方や、話したい事がありましたら、ぜひ僕らがやっているクラブハウスのルームへお越しください。

なんでもお話聞きますよ。

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プレスだけして下さい。

オリンピックの選手村の施設が公開されました。

その中にクリーニングも当然入っていて。

どこのニュースもクリーニング店も入ってる、と言う報道をしていましたね。


一体どこが受けたんだろう?と思いましたけど、見つからず。

受付だけ?機械も入れてる?言葉は?などなど気になる事がわんさか有ります。

終わった後に事前の準備や開催中の出来事など調べてみましょうかね。



日本のクリーニングってとても優秀なんですよね。

日本に来た時に、クリーニングをして行きたい、とクリーニング屋さんに来る外国人の方がいます。

今回のオリンピックは海外からあまり人が来ないかもしれませんけど、それでも多少は外国の方がクリーニングを利用しに来るのではないかなぁと思っています。



外国の方がクリーニングに出しに来る事は今でもあるんですが、日本人と違うなあと思うことがあるんですね。



一つは、確実に指定をしてくるんです。

ドライクリーニングをしてくれ、とか水洗いをしてくれ、とか。

ハッキリと指定をしてきます。

日本人はそう言う指定はしませんよね。

たまに水洗いをしてください、と言う人もいますが、どちらかと言うとクリーニング屋さんが判断して適切な洗い方をする、と言うのが日本のクリーニングのスタイル。


もう一つ、プレスだけして欲しい、と言う人が結構いるんですね。

これ、最近の日本ではあまりないんですよ。

昔はプレスだけのご依頼は結構有りました。

特に衣替えの時期に、畳んでしまっていたスーツなどを、クリーニング屋さんに持ち込み、プレスだけを頼むんです。

今から25年ほど前まではこれは結構普通の光景でした。


プレスのみが減っていった理由はしまい方が変化したからだと思います。

畳んでしまっていたのが、ハンガーにかけて吊りでしまう様に。

すると畳ジワは無くなるので、着る前のプレスは必要ありません。



ところが、外国の方のプレスのみって季節の変わり目ではないんですね。

普通の時に、プレスのみと言うご依頼をされるんです。

洗うまでもない、でも着用で服に皺が寄っている、と言う時にプレスをしてください、と持ち込まれます。


文化の違いですね。


テレビを見ていてかっこいいなあ、と思う人の服をよく見てみてください。

服にシワがないから。

で、街中を歩いている時に周りをよく見てください。

シワのついた服を着ているとカッコ悪いので。


意識したからその違いを言葉で認識しますが、普段無意識に判断してると思いますよ。


かっこいい、カッコ悪い、って。

その理由の一つに服のシワはあると思います。


外国と日本を同じに考えるのは少し乱暴ですけどね、何しろ気候が違うんで。

でも、少なくとも今の日本の服の扱い方には疑問が残ります。

日本らしい、丁寧な扱い方が見つかって広まるといいですねえ。

そうすると生活が変わるだろうなあ。

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タオル貴族。

月曜の夜、久しぶりにクリーニング屋さんの友達と電話で話していました。

今、Bluetoothのイヤフォンがあるから便利じゃないですか。

アイロンかけながら電話が出来る。

コードが付いてるとアイロンかけている最中に手が引っかかったりして不便だったのが、ゴートレスで一気に快適な環境に。


いやー夜7時前から話をし始めて、アイロン掛けながら気がついたら10時過ぎ。(笑)

4時間近く話していましたかね。

長い。(笑)

ワイシャツも掛け終え、うちの閉店時間も過ぎると言う。(笑)


いろんな話をしましたかね。

去年からのクリーニングの話やこれからの展望、各々が持ってるアイデアとか。

同じ出しなので悩みも環境も同じ。

コロナが無ければ年に一度はどこかで会ってますしね。


そんな中でタオルの話になりまして。

クリーニング屋さんはタオルの洗濯を軽く見てるよなあ、って話になったんですよね。


自分たちはいつも当たり前に洗っているんですけど、フカフカのタオルがクリーニング屋さんは当たり前なんですね。

で、これがどこのご家庭でも同じだろ、くらいに思っているんです。


いやいやいや、クリーニング屋さんで洗ったタオルって普通じゃないから、と言う話から色々と話していました。


世の中になんであんなにタオルが売ってると思う?

タオルって消耗品なんだよ?なんて話をしたり。

クリーニング屋さん、タオルが本当に長持ちするんですよ。

うちも友達の所も10年以上使っているタオルがたくさんあります。

全然フカフカですからね。

バスタオルなんかは15年以上使っているものもまだ現役だったりしますし。


そこからタオルの使い方の話になって。

うちら贅沢に使うよねえって。

一般家庭ではバスタオルは使わないらしいよ、乾かなくて、と話すと驚くんですよ。

そりゃうちらはバスタオルだろうがなんだろうが普通に乾いちゃうので気にした事ない。

なんなら、通常サイズよりもでかいバスタオルを使っていたりしますしね。

夏なんかはバスタオルを2枚使ったり。

一度拭いて、居間に行って少したってからまた別のバスタオルで拭くとか。


普通のタオルもちょっと手を拭く時に使ってそのまま洗ってしまったり。


まさに貴族のような使い方。

タオル貴族ですよ、クリーニング屋さんって。


なんかそんな話をして盛り上がりましたねえ。

洗う専門家ですからね、特に僕ら二代目は子どもの頃からクリーニングしたものを使っているので特に分からないんですよね。


クリーニング屋さんが洗濯をすると色々と不便さが見えて、結果的にお店に持って行って洗ってしまうようです。

クリーニングと洗濯の違いってこんなところで出るんですよねえ。

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新しい情報を探してくださいね。

パソコンがあり、スマホが普及した今、なんでも調べることができるようになりました。

テキストだけのホームページから画像が入り、今や動画までも検索出来て、何かしたいけどどうやればいいか?分からない時に動画を見れば一発で分かるくらいとても便利。

言葉や画像だけだと細かいところまでわからないことがあったりしますけど、動画なら手の動きまで分かるから本当に助かります。



検索は便利なんですけど落とし穴もあるんですよね。

その情報がいつのものなのか?確認しないと古いものだったりするわけです。


数年前の常識が、今は変わっているということはよくある話で、あまり古いものだとすでに間違っている可能性もあるわけですね。


何年か前にネットの情報が無くならない、という問題がある、と聞きまして。

20年前に誰かが作ったホームページがそのまま残っている問題があるらしいんですね。

すでに作った人もアクセスしないし、人のものだから勝手に削除もできない。

維持するコストもバカにならないですしね。

ネットって便利な反面、古い情報も検索で出てくるから厄介な面もあると思います。


先日、洗濯王子と話をしていた時の話です。



彼がいうんですよね、自分が話したことがズレてる事があるかもしれない、と自戒することがある、と。


真面目だなあ。・∀・`)

でも、ネットをよく知っている彼だからこその言葉だとも思います。

その当時では、それまでの知識や経験からその答えがベスト!と思って発信をしていたけど、時が経っていろんなことが分かって答えが変わる事がある、でも、古い情報が出回ってしまうので、自分が混乱の一因になっているのではないか、という事のようです。


実際、この数日3年ほど前の王子の記事が再度掲載されていたりしますしね。

読み返すと、今の話と少し違う。

その当時はこれで正しかったんだよなあ、と懐かしく見ていました。



新しく発見したり、新しいやり方が普及するときは仕方がないんでしょうね。

新しい情報と古い情報が同時に出て来て錯綜します。


実際クリーニング屋さんでも古い情報をまさに今、コメをとを求められて答えていたりする。 その人たちは最新のことを知らないから仕方ないんですよ。

でも、その内そういう情報に触れて、自分の中の情報をアップデートして行く。

ここにはどうしてもタイムラグが出てしまいますね。



特にクリーニングや洗濯って似てるようで違う。

消費者の人と話をしていて、同じ話をしていると思っていて違うことはよくある話です。

でも、そこは突っ込んで話を聞かないとわからないじゃないですか。

気がつくまでに時間がかかるんですよね。



最近ね、たまに思うんですよ。

洗剤で洗う、という言葉もこれではいけないんじゃないか、と。


衣類用の洗濯洗剤で洗う、と指定をしないとダメなんじゃないかな、と。


当たり前じゃん?と思うでしょ?

でも、当たり前じゃない人って結構いるんですよ。

より強力な、と食器用や浴槽用の洗剤を使ったり。

自分の中の当たり前は当たり前じゃないと気づいた時のショックはすごいですからね。


こういうことに気付くと話すことが少しずつ変わっていく、というわけですね。


皆さんも調べる時には一番新しい情報を探してください。

そして、それを発信している人がプロであること、これは必須です。

プロが責任持って発信している情報は信用できますよ。

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ぐっすり。

おはようございます。(笑)

今しがた起きました。(笑)


今日は水汲みに富士山へ。

人に会わない様に朝早くから出動です。

緊急事態宣言も解除され、高速も混むかな?と思っていたらやはり朝はガラガラ。

まぁ5時半とかに出発してますからね。

数年前のゴールデンウィークですらこの時間なら車少ないですからコロナ禍の今ならこんなものなのかな、と思います。


しかし、水汲み場に着いたら沢山人がいて。

前回は僕ら以外いなかったんですけど、今回は沢山来ていましたね。



右手の腫れがおさまってから初めての水汲み。

うちは15リットルのタンクをに水を組んで車に積み込むんですが、タンク2つ持って15メートルほど歩くんですね。

以前なら何の問題もなく持って歩いてたんですよ。

やはりね、筋力が落ちてる。

持つのは持てるけど、やはり疲れ方が半端ない。


水汲み終わってスーパーの駐車場で待ってる間休んで、買い物して帰って来たんですけどね、帰ってきてしこたまご飯食べたらそのまま寝落ちをしてこの時間。(笑)


一つ後悔したのは布団で寝ればよかった、と。

5時間ほど寝落ちしてましたからね。

もったいない。


気がついたら夕方でしたからね、よほど疲れたんだろうなあ、と思います。


本当は帰って来たらやりたいこと、行きたいところがあったのに。

全部出来なかった


髪の毛もそろそろ切らないとですね、気温が上がって来てるので辛くなる。

メガネも作り直さないといけないし、うーん、寝たのがよかったのか悪かったのか。


元の筋力に戻るまでにはもう少しかかるかなあ。


体は重いですが、頭はスッキリ。

普段の寝不足は解消されました。(笑)



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スプレーする時は外でやりましょう!

ようやく東京も梅雨に入りました。

半月ほど前に雨が降り、その後晴れ間が続いたので、あの時梅雨入りしてたんじゃないの?今年はもう梅雨に入らないんじゃないの?という期待というか不安というか、そんな中でもちゃんと梅雨は来るんですね。


いつも通り来るものは来てくれないと困りますからね。

この時期の雨がないと、秋の実りがなくなります。

葡萄やなしの出来が左右されますから。



梅雨の時期になると毎年注意喚起が出るんですが、防水スプレー、撥水スプレーを使うときは屋内で使用するのはやめましょうね。

使うときは屋外で、これは鉄則です。


防水スプレーや撥水スプレーは使い方を間違えるととても危険なんです。

下手すりゃ死にますよ?


なぜ屋内ではやってはいけないのか?

なぜ屋外でやらなければいけないのか?


吸い込むと危険なんです。

肺の中に入り込んじゃうんですよ。

で、息が出来なくなる。


クリーニング屋さんでも、やっちゃいけないのにやってしまって救急車で運ばれる人がいます。

本当に危険なんです。


スプレーなので、ついお風呂場とかでやってしまいがちなんですよね。

でも、お風呂の様な密閉空間で使ってしまうと吸い込んじゃう。

ちゃんとスプレー缶の裏に書いてあるはずなんですけどね、屋外で使用してください、と。

あまり読まれてないと思うんですが、使う前には使用方法や注意書きは目を通しておいた方がいいです。


毎年毎年、注意喚起しても起きてしまいますからね。

梅雨の時期の挨拶と同じくらい、防水スプレーするときは外でね?っていうのが共有されることを願います。


皆さん本当に気をつけてね!

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ミスマッチ。

僕らクリーニング屋さんはたまに思うんです。

お客さんとクリーニング屋さんのミスマッチが起こっている、と。


お客さんが求めている品質にあったクリーニング屋さんに出会ってない、そのための不幸が起こっているなあと思うんですよね。



もっと綺麗に、仕上がりのいいものを希望しているのに、チェーン店を利用してて望んだ品質とは違っていたり。

その為、クリーニングに出してもきれいにならない、と思っている人はたくさんいらっしゃいます。


もちろん逆もあります。


洗ってあればいい、安ければいい、と言う人が個人店の高級店に持ち込んでしまい、ぼったくられたと感じてしまったり。


合わないお店と出会ってしまうとお互いいろんな不幸が起きるものです。


さて、ここからが今日の本題です。(笑)



ふとね、ミスマッチングを起こしているのは何もクリーニング屋さんだけじゃないよな?と思う様になりました。


ミスマッチングを起こしているもの、服もそうだと思うんですよね。

どんな事でミスマッチングを起こしているのか?



どうもこんなことが起きてるみたいです。


普段着で着用しようとしているのに、クリーニングしかできない服とか。

買う時に洗濯表示を確認すればいい、と言われるけど、いちいち見て買ってない、という人はいますよね。


これね、こうも言えると思うんですよね。


アパレルが普段着を想定してないんではないだろうか?という事。



もし普段着で着用することを想定してるなら、家庭で洗える素材、作りをすると思うんですよね。

でも、アパレルの想定が普段着でないから、クリーニングをする様な素材が使われている、のではないか、と。


その意図が消費者に伝わってないのかもしれない、そんなふうに考えてたんです。


このミスマッチングがなぜ起きているのか?

家庭の中、普段着のオシャレ度が増しているから、とも考えられますよね。

一昔前なら人に会う時に来てた様な服を普段着として着る様になった、とか。


また、アパレルが関係なく作っているケースも考えられます。

普段着での使用が考えられるのに、洗える作りをしてなかったり。


使用方法と作りが違うミスマッチは危ない事もあるんですよ。



例えば、子ども服。


僕個人的に思うんですけど、ポリエステルの服はあまり向かないと思うんですよね。

その理由は、万が一の時に危険だから。

例えば、何かの表紙に服に火がついた時。

ポリエステルは危ないんですよ。

溶けてしまうので火傷をする確率が上がる。

これが綿ならポリエステルに比べると安全性が増します。


洗いやすさでいうとポリエステルの方が楽なんですけど、子どもの安全を考えると綿の方がいい。


こう考えるとですね、例えば幼稚園で着る様な服は綿の方がいいと思うんですよね。

小学生までは、かな。


服で安全性が違う、と考えると年齢やシチュエーションで選ぶ服も変わってくると思うんですよ。



うーん、色んなところでミスマッチが起きているんだろうなあ。

適材適所にうまく落とし込めれば、不満も無くなるし安全も確保されるのに。

どうすればいいかなあ。

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汚れを落とすことと洗濯は違うんです。

汚れの落とし方には色々あります。


洗剤を使う。

アルコールを使う。

アルカリ剤を使う。

その他、まだまだ有ります。


汚れを溶かしたり、分解したり、化学反応させたり、と汚れの落とし方っていくつもあるんですね。


いろんな汚れを落とすものがある中で、洗濯で使えるものって実は多くないんです。

洗濯は汚れを落とすためにしていますが、汚れを落とせるものならなんでもいい、というわけではないんですよね。


意味がわからないでしょう?(笑)



汚れを落とすのが洗濯なら、汚れを落とすことのできるものなら洗濯に応用できるじゃないか、と思うんですけど、ダメなんですよね。


これね、洗濯の仕組みを知るとすぐわかるんです。


洗濯って他の汚れを落とすものと決定的に違うことが一つあるんです。

それは、一定期間、水の中で落とした汚れとふくがどうきょする、という事。

こういう状況は他ではありえないんですよね。


例えばシンクの掃除やお風呂の掃除、壁の汚れとかもそうですね、こういう汚れを落とすのって、汚れを落としてしまえば後は元に戻るような環境にはないんですね。

水ですすいだり、拭き取ったりすることで汚れを離すことができる。


ところが、洗濯は洗っている時間、落とした汚れが水の中にとどまり、服と一緒に回っているんです。

この状況になるとどうなるか?というと、落ちた汚れが服に戻るんですよ。


これを逆汚染と言います。


他の汚れ落としの時にはきにしなくていいんですが、洗濯は汚れが戻る事を考慮しなければならず、そのために使えるものが限られてしまうんですね。


それが洗剤なんです。


洗剤がやってる事は実は多岐にわたります。

服を濡れやすくさせて、汚れを落としやすくさせて、落ちた汚れを包み込んで、分散させる。

これだけのことを潜在はやっているんですね。


他の汚れを落とすものは、汚れを落とすところまでは出来るんです。

得意な汚れもあったりして、場合によっては洗剤よりも落とすことのできるものもあります。

でも、そこまでなんですよね。

汚れを落とすまでしかできない、でもこれだと洗濯は困るんですね。


汚れが戻っちゃうから。


汚れが戻ると匂いの原因になったり、色がくすんだりします。

洗濯の最中に汚れが戻ると全体的に色がくすむので、きれいな色ほどくすんで嫌な色に変わるんです。


汚れは落とせるのに洗濯には向かない、そういうものってたくさんあるんですよ。



例えば、先日話題にあがった洗濯◯◯ちゃんとか。

あれも効果の出るまで水につけとしても洗濯には不向きですよね。

また、重曹を使った洗濯も、重曹だけだとダメです。

石鹸と一緒なら大丈夫、石鹸が汚れを再付着させないようにしてくれるから。


と、この様なものが結構洗濯の世界には入り込んで来てるんですよね。



多分、他の汚れを落とす様な業界の人が洗濯に使えると持ち込んでるんじゃないのかなあ?と思うんですよ。

汚れを落とすメカニズムを知っていると、他に応用ができないか?考えるんですよね。

僕らも考えますから。

でも、洗濯だけは他のものとはちょっと違う。

汚れを落としているんだけど、それだけではないので、無理が出る。



やはり、洗濯には洗剤を使わないとダメだよなあ、と改めて思いますね。


工夫すると使えたりするんですけどね。

でも、他から持ってきたものを使うときは気をつけましょう。

汚れを落とすものの中で服はとてもデリケートな部類に入ります。

他から持ってきたものを使うときは危ないですよ。

洗濯は洗剤を使うのが安全でいいと思います。

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情報のアップデートはしていますか?

クリーニングや洗濯の相談を受けていると、僕らが勉強になることがたくさんあります。

消費者の皆さんがどう考えているか?

どう思っているか?

これをリアルに知ることができるんですよね。


僕らからすると気にしたこともないような事も、消費者の皆さんに取ってはわからないことでとても大事だったり。

また、みんなが当たり前のように話している話の根拠はなんだろう?とか。


いままで意識しなかったことを改めて意識するきっかけになるんです。



相談を受けてて一つ気になることがありました。

それは、洗剤、特に界面活性剤の事をあまりよく思ってない人たちがたくさんいる、という事。



洗濯の相談を受けるときに、必ず界面活性剤の仕組みとかの説明をするんですが、半分くらいの人がなんとなく嫌そうな返事をするんですよね。


どうも、界面活性剤を使いたくないらしい。


だから、説明を受けてもそれを使うのに抵抗が出てしまうようです。


界面活性剤は洗剤の一部です。

界面活性剤が洗剤の全てではありません。

洗剤の中身は、界面活性剤、助剤、金属封鎖剤、その他の成分が合わさって作られています。


さて、本題はここから。



界面活性剤は環境に悪いもの、そう思っている人が沢山いるんですね。

そこで話を聞いてみたんです、どうしてそう思うんですか?と。

すると、昔そう習ったとか、本で読んだとか皆さんおっしゃいます。


たしかに昔、合成洗剤は環境に影響があると言われていました。

河川が泡立つとか、藻がたくさん生えてしまう富栄養化の問題が起きたり。

深刻な環境問題があったのは事実です。


これの原因は、界面活性剤というよりは洗剤の中の他の成分、例えばりんとかが影響を及ぼしていました。

界面活性剤も何か悪さしたのかな?と調べてみても、出てきたのは分解性が悪い、という話くらい。

どうやら、洗剤の他の成分が環境には悪さしていたようです。


この話、僕がクリーニング学校に通っていたときに本で読んでいるんです。

当時、クリーニング学校の行き帰りに勉強をしようと、新宿の本屋さんで洗濯や洗剤に関する本をたくさん買い込んで読んでいました。

その中に、洗剤の環境への問題が載っていたんです。


しかし、ですよ。

その頃の本にはこう書かれていたんですよね。


分解性の悪い界面活性剤から分解生のいい界面活性剤に変わってる、と。

また、富栄養化の問題だったりんも洗剤に使われなくなっている、と。


つまり、今から30年前に既に潜在は環境に配慮した仕様に変化していたんですよね。


ところがです。


洗濯やクリーニングの相談を受けていると、界面活性剤が悪いもの、と聞いた人たちがたくさん出てきます。

そこで何時ごろその話を聞いたのか?聞いてみると、20年前に聞いた、とおっしゃるんです。


僕が本を読んでからさらに10年経っても環境に悪いと言われている。

すでに対策を取られているのにも関わらず、です。


さらに調べてみるといまだに界面活性剤は悪いものだとネットにはたくさん書いてあります。


すでに30年前に変化しているにも関わらず、悪い情報はいつまで経っても同じ話をしている。



さらに気になったので、今度は下水道の処理施設について調べてみました。

洗濯の排水はその後どうなっているのか?

そのまま河川に流れているのか?


でも、昭和から平成、令和の現代に、垂れ流しのはずはないよな?と思うんです。

というか、30年前に環境に対してあれだけ問題だと騒いでおいて、下水道の浄化に力を入れてないわけはない、と。

気になって調べてみたんですよね。

すると、驚きの結果が載っていました。


なんと、今の下水の処理能力はとても高く、ほぼ界面活性剤がない状態の水にまで綺麗にして河川に流しているようなんですね。

さらにこうも書いてありました。


今の使用の仕方なら界面活性剤は除去できるので心配なく利用して構いません、と。


さて、界面活性剤が環境に悪い、というのは本当なのでしょうか?

いろいろ調べてみると、洗剤自体も対策を取られている、洗濯排水も除去されている。


環境を汚染している!界面活性剤は怖いものだ、という人たちの話の根拠が根底からぐらついているようにしか見えないのは僕だけでしょうか?


ぼくね、環境を守ろうとする気持ちは大事だと思うんですよ。

そして、安全なものを利用したいという気持ちも大事だと思うんですよね。


でもね、それに対する根拠が間違っていたら、対応や対策も全て解決には向かわないと思うんですよね。


洗剤も変わり、排水環境も変わっている。

それに合わせて対策をしていかないと環境を守ることはできないと思いません?


情報のアップデートは必要なんです。


僕らもアップデートをしているんです。

なぜなら、昔の服と今の服は違うから。

糸の太さも違うし、作りも違う。

接着剤を使うようになったし、糸は細くなってる。

名前は同じでも違う素性の繊維も出てきている。

昔のままの意識では洗えないんですよ。


だから、今の時代に合わせた知識にアップデートをします。



界面活性剤や洗剤の話も、環境への配慮も、アップデートが必要じゃないですかね?

今を正しく認識して、正しい対策を取りましょう。

もしかしたら、不安に思っていたことが実は解消されているかもしれませんよ。


今ね、週に一回洗濯とクリーニングの相談を受けていて、世の中の服のお手入れが狂っている事に僕らは驚いています。

なぜここまでおかしくなったのか?

一つずつ紐解いているところ。


そりゃ、汚れ落ちないわ。

そりゃ、服がヨレヨレになるわ。

そりゃ、服が傷むわ。


これらの原因になることがあったんですよ。

全ては遡ってそこに原因がある、と言うところまで近づいてきています。

どこかでその話を書きますね。


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10年着ても変わらないんですよ。

洋服に対するイメージは本当に人それぞれです。

同じようにクリーニングに対するイメージも人それぞれ。

うーん、両方とも悪いイメージの人の方が多いかも。


悪く考え過ぎかな。


いやいや、悪いというからいけないんだな。

正しくないケースが多いんですよね。

最近、何度も書いていますが、服が長く着用できない、と思ってる人が沢山います。

普通にアパレルの人も店員さんも、それを知らない人が結構います。


この話、クリーニングとリンクをするんですよね。

長持ちをする、と知ってる人はクリーニングもきちんと選んでいる。

長持ちしないと思っている人はクリーニングも選ばない傾向があります。

そして、クリーニング難民になってたり、どうお手入れしていいか?迷っていたりします。


クリーニング屋さんあるあるなんですけどね、丁寧に洗ってくれるクリーニング屋さんってこんな話をされることがたまにあるんです。



クリーニングをしたらまた着られるようになっちゃうからなかなか捨てられないのよねえ。



新品とは言いませんが、綺麗にしてアイロンを掛けていると、捨てるのはもったいない、また着ることができると思うようになるんです。

こうして捨てられなくなって長く着用されているお客さん、沢山いらっしゃいます。


でもね、これって普通かと言われると普通ではない。

なぜなら、多くの人が服はもたないと思っているから。

長く着用をしている、と聞くと驚かれるんですよね。



先日も配達に行ってコートをお預かりしてきて。

その時に、このコート、何年着てますか?と話をしたら15年ほど経つ、とお話をされていました。


15年も着ているコート、どんなものを想像されるでしょうか?

ヨレヨレ?所々切れてる?

いやいや、全然普通のコートですよ。

多分、そこら辺の人に何年前の服に見えますか?と聞いたら長くても5年とか言われちゃうと思います。


そんな話をしていて、その話は普通の人には通じませんよね?と話していたら、やはりそのお客さんも話をしたことがあるらしく。

このコート、10年は着てるんだよね、と話したら驚かれたとか。

長さもさることながら、全然綺麗な状態なのを見てそんなに前のものなのか?と驚かれたんだろうと思います。


その時にお客さんがこういうんですよね。


デパートできちんと作られたものを買っていたら普通にそれくらい持ちますよね。



その通りなんですよ。

きちんと作られているものはきちんとお手入れをしていたら長く持つ。

別に不思議な話ではないし、普通の話だと思うんです。


服がもたないと思ってる方が本来はおかしい。



服を毎年買い替えてる人たちは実は損しているんですけどね。

コストもかかるし、そのくせ体に沿った服ではないから疲れやすくなってるし。

いい事ないんだけどなあ。


服の価値観やイメージが本来ある形に戻ってくれるといいですねえ。

そうすればアパレルもそういう商品を作るでしょうし。

長持ちする商品が環境に1番配慮してますからね。

これからは大事な考え方になると思います。



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いい職人は人の仕事を認められる。

配達の途中にガソリンを入れに行きました。

そこの近くに府中で有名なパン屋さんがあります。

最近は調子も悪いらしく、パンの生産もそんなに作れない様で。

人気店なものだからお店を開けたらすぐさまパンがなくなってしまいます。

インスタをフォローしているので、営業しているなあ、でも僕が回る頃にはないよなあ、といつも思ってみていました。


ガソリンスタンドからすぐの所にあります。

なんの気無しにパン屋さんの方へ車を回すと、あら今日は並んでない。

でも、すでに売り切れてる状態かも?とインスタを見てみると、まだ閉店の文字はない。


もしかして、寄れる?と思い切って寄って見ました。


店内に入るとお客さんが二人。

パンはもうそんなに残っていません。


うちはなんでも食べますから、あるものをいただいて、そして山型食パンを。

先程のお客さんが帰っていかれたので店主さんに声をかけて見たんですね。



調子はいかがですか?


そこからいろんなお話をしました。

インスタを見ていると、朝早くから仕込んでいます。

いや、あれは朝とは言わない。

深夜だ。

そこで仕込みの話を聞いて見たらもうね、パンのために生きている様なお話をするんですよね。



店を閉めてからパンの中身を買いに出かけ、まずそれを仕込み、終わってからご飯を食べて就寝。

12時になったら起きてパンを作り始める。

発酵があるから逆算するとその時間から作らないと時間が取れない、と。


思わずきちゃったんですよね。

それはなんとかならないんですか?って。

そうしたらこう答えられました。



やり方ですよね、って。

例えば、市販で中身は売っているからそれを使えばいいんです。

また、パンの生地に色々加えれば使いまわせたり出来ると。

やり方でここまでしなくても出来る、と言います。


でも、美味しいものを作ろうとしたら、こうなるんですよね、手間をかけるしかないんですって。


そこから店主さんがお勧めしてたケーキ屋さんに行った話などを。

すると、またこう言います。


同じ府中市内で頑張っている人がいたら応援したいじゃないですか、と。


いやー、すげえな。

起き上がれないほど体調崩してるんですよ?

作り方を変えたっておかしくないと思うんです。

誰もが、体は大事、潰れたら元も子もない、と言いそうなほど大変なのに、作り方を変えない。


こちらが驚いていたらクリーニング屋さんも変わらないでしょう?と言います。


チェーン店の様に大量になんてをもかんでも洗えば楽だろうけど、一つ一つ手をかけて洗えばそんなに沢山出来ないし、大変でしょ?って。


中々クリーニング屋さんの大変さをわかる人っていないんですけど、一発で言い当てられちゃいました。

洗うだけでしょ?と軽く見られがちなのに。


本当にすごい。

そして、やはり真っ当な職人は人の仕事もきちんとは評価できる。


これねえ、前から思ってたんですよね。



人の仕事を軽く見たり、大したことないと言って見たりする人って、その人が大したことないんです。

本当にできる人は、人の仕事の大変さを感じることができて、そしてリスペクトすることができる。


やらない人ほど人のことを軽く見ます。


なんか今日はついてたなあ。

本当に人気店でいつもならこんな話ができる時間なんて取れないのに。

この店主さんのお話を聞くためにパン屋さんに寄ったかの様な日でした。


パン、とても美味しかったです。

いいお話、ありがとうございました。

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3倍じゃん!

今朝は朝から市場に買い出しに行ったんですよね。

業者しか入れない市場で、普段買い物に行けない我が家ではまとめ買いをするために市場に行ってます。



先週、田舎のうちに伯母が帰ってくるのでその準備に田舎に行っていました。

生活の準備ですからトイレットペーパーや洗濯用の洗剤などを買い足したんですよね。


で、今日市場で嫁さんが変な声をあげるから見に行ったんですよ。

そうしたら、洗剤の値段が全然違う、と。

先週田舎で買った洗剤と同じものが、市場では半額以下。

決して市場だから卸値、と言うわけではありません。

なぜならこの市場は食品専門で洗剤などは福利厚生用においてあるから。


仮に卸価格だとしても半値以下と言うことはまずない。

群馬のホームセンターが3倍近い値段で売っていたことに驚いた様です。


でも実はぼく、その洗剤がもっと安く売っているところを知っていたんです。

名前は控えますが、某会員制米国風卸問屋。

ええ、コ◯◯コっていうんですけどね、そこでは一本80円くらいで売ってたんです。

まとめ買いですけど。


投げ売りじゃん?とその時は思っていたので、その洗剤がそろそろパッケージが変わるのか不評で売れてないのか、くらいに思っていたんですよね。



洗剤ってこんなに値段が違うんだなあと驚きました。

わざわざ取り寄せて洗剤を買う人もいるし、こうしてホームセンターで買う人もいる。

高いやつを選んで買う人もいるし、なんでもいいやと買う人もいる。


食べ物の卸みたいに値段と品質が一致してるとわかりやすいんだけどなあ。

普段買わない、家庭用の洗剤で驚くことになるとは思いもしませんでした。(笑)

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なんでクリーニング屋さんを選ばないの?

なんでクリーニング屋さんを選ばないんだろう?と不思議に思うことがちょくちょくあります。



例えば、マンションの中にコンシェルジュサービスでクリーニングが入る事があるんですが、なんでそのクリーニング屋さんを選んだ?と思う様な事によく出会います。

そのマンション、値段も高くて高所得者の多いマンションだと思うのに、なんでそのクリーニング屋さん?と思うんですよ。

品質で選んだ様には見えない、だからそう言うマンションからよくお問い合わせをいただきます。

マンションにもクリーニング屋さん入っていますよね?と聞くと、あまりいい返事は聞こえてきません。


住居者へのサービスならクリーニング屋さんを選べばいいのになあ、といつも思うんです。



また、一昨年に福利厚生を扱っている会社からクリーニングを受けてもらえないか?と問い合わせが来た事もあります。

いろんな会社の福利厚生に、いろんなサービスを集めて提供しているらしいんですが、クリーニングの不満があまりにも多過ぎるのでちゃんとしたクリーニング屋さんを探している、と。


どこが入ってたのかなあ、と教えてもらったら、あー、と言う答えしかできませんでした。

これもマンションのケースと同じで、サービスの一環としていいものを提供している、と言いながらなんでクリーニングをきちんと選ばないのか?不思議で仕方ありません。



そのクリーニング屋さんが悪いと言いたいわけではないんですよ。

マッチしてないところに紹介してどうする?と言いたいわけです。

クリーニング代よりも品質を大事にしたい人たちに、リーズナブルな価格で品質はそれなりのクリーニング屋さんを紹介しても合うわけない。


クリーニング屋を選んでないと言うことはこうとも言えます。


どこでもクリーニングは一緒、変わらない。


悪くも取れるし良くも取れる。

たいして変わらねえよ、とも言えるし、クリーニングは信用があるとも取れる。

さて、どっちでしょうか?



もう一つ、なんでクリーニング屋さんを選ばないんだろう?と思うことがあります。

それは、服を扱う仕事のアパレルさんたち。

彼らはクリーニング屋を選んでる様子が見えないんですよね。

例えばショップの店員さんたち、服を扱っているので服の状態は良くご存知だと思います。

クリーニングの話を聞くと、綺麗にならないとか色々伺うのでどんなお店を利用していたか?聞いてみると、クリーニングを選んだ形跡がない。

その品質を求めるならクリーニング屋さんも選ばなきゃ、と思うけどそうは中々ならないみたい。


服を扱う人たちほど、クリーニング屋さんを選んで欲しいと思うんですけどね。


だからかなあ、アパレルにお勤めの方達、服が長持ちすると思ってない人たちが結構いるんですよね。

きちんとしたお手入れを知らないのかな?


たまにショップでクリーニング屋さんを抱えていて、お客さんにお手入れはここに出してください、と紹介しているお店もありますけどね。

そう言うお店ってお客さんを大事にしているんだなあ、と思います。


ねえ、服を扱う職業ほどクリーニングに興味持ってもらいたいなあ。

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クリーニングが利用されない理由。

今、クリーニング屋さんは過去1番、売り上げが低迷しています。

コロナ禍という事もありますね。

地域差はありますが、緊急事態宣言の出ている地域などではリモートが増え、スーツやワイシャツを着る機会がぐんと減りました。

また、人流抑制という事で、不要不急のおでかけや会食をやめるなど、人と会う機会も減っています。

服って、人と会わなくなると着なくなるんですね。


しかし、これがクリーニングが利用されなくなった原因では無いんです。

原因は他にあります。



僕がクリーニング業に入ったのが今から約30年前。

その頃が業界で1番売り上げのあった頃かと思います。

約一兆円。

この時期の業界の目標は倍の2兆円にするぞ、というのが目標だったと聞いています。


売り上げを倍にするって大変です。

どうやろうとしたか?というと、カジュアル品もクリーニングに出してもらおう、としてたんですね。

で、そのために集中工場、機械化、大きな割引、ということが行われていきました。


今でこそクリーニング屋さんの店頭でよく見る3割引のポップは、この頃から始まったんです。

最初の頃はチェーン店でやっていたんですが、バブルが弾けた後で、クリーニング屋さんの売り上げが下がり始めて個人店でも割引をするようになっていきました。


この辺りからチェーン店の品質の悪さが目立ち始めます。

クリーニング代も安いので利用者も多かったというのもあるんでしょうね。

クリーニングと薄利多売は相性があまり良く無いと思うんですが、それをこなそうとすると品質が下がる。

クリーニングで品質が下がるって他の業種と少し意味合いが違うんですよ。


クリーニング事故が起きやすくなるんです。


例えば、縮む、ボタンが割れる、綺麗にならない。

着られなくなるような事も起きてました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、クリーニングは長い間、消費生活センターの相談件数が何年にも亘りトップでした。

それだけトラブルの多い業界だったという事です。


時を同じくして、この頃にドライマークの洗える洗剤、というのが発売されました。

今までクリーニングに出すしか無いと思われていたものが家庭で洗える、これはセンセーショナルだったと思います。


年々、クリーニング業界は売り上げが下がっていき、去年は3000億を切るようになりました。

30年かけて7割の売り上げが消えたことになります。


でも、店舗数はそれほど変わってないんですよ。

つまり、純粋に利用されなくなった、という事です。


さて、やっと本題に入ります。(笑)


クリーニングが売れなくなった理由を話すと、主にこの三つの話が業界内からは出てきます。



一つは、ファストファッションが出てきたから。

安い服が出回る事で、クリーニングするよりも買い換える方がいいと思う人が増えたから。



もう一つは、洗濯機や洗剤が進化し、家庭で洗えるようになったから。



そして、最後。

チェーン店の品質の悪いクリーニングが多くなり、クリーニングが信用されなくなったから。


クリーニング屋さんは今の現状をこう分析する人が多いです。


確かにどれもこれも理由の一つにはなっていると思うんですが。

今の現状を見るとそれだけでは無いと思うんですよね。


クリーニング屋さん、甘くみてるんです。

品質が良ければクリーニングにでる、とか、今でも思っている。


クリーニングが利用されなくなった理由、まず着数が極端に減っているんです。

お客さんが持っているスーツの数が激減してる。

30年前は一人20着は持っていたんですよね。

春夏物、秋冬物、合物、そして晴れの日用の大事なスーツ。

1週間、同じスーツを全く着ないで会社に行けるほど持っていました。

この数を着まわしていたので、シーズン終わりのクリーニング一回でよかったんですね。


ところが今はというと、そんなに持ってる人はいません。

3着を一年着まわしているという人がどれだけいるか。

3着しかないと、クリーニングする時間が取れないんです。

すると、ずーっと着ていて自分が長期に休みを取れるタイミングでクリーニングに出すしか無い。

すると、服がものすごく傷んでいくんですね。


匂いもするでしょう、汚れも目立つでしょう、すると自分で洗えないか?とやる人も出てくるし、臭い消しを使うようになる。

自分だけなら気になりますが、周りも似たようなことをしているとこれがスーツの着方だと間違った認識を持つようになる。


同じスーツのお手入れの話なのに、今は昔と逆のことを言ってるんですよ。


15年前までは洗わないと服は傷む、と言ってたのに、今は洗うと服は傷む、に変わったんです。

そりゃ、洗う人が減るのも仕方ない。


でも、これがクリーニングが利用されなくなった原因ではありません。


今ね、クリーニングをするって考えがない人が増えたんですよね。

クリーニング屋さん、これに気付いてないんです。

結構な人が、クリーニングをするという選択肢が頭の中にない。


これが原因。


服があります。

汚れました。

さてどうする?となった時に、ここでいくつかの選択肢が出てくるわけですね。


自分で洗うか、クリーニングをするか。

大事なものならクリーニングするだろう、クリーニング屋さんはこう思ってしまうんです。


でも実際は違って、汚れた服をどうするか?の後は、洗濯をするか殺菌するか捨てるか、になるんですよね。

クリーニングの選択肢はそこにはないんです。

でも、クリーニング屋さんはそういう発想ができない、だからいつまで経っても頓珍漢な話をするわけですね。


おしゃれが好きな人はクリーニングをする、とか。

品質が高ければクリーニングに出る、とか。

家庭で洗って失敗をしたらクリーニングに出るでしょ、とか。



そんな話ばかりしている。

どれもこれも間違ってるんですよ。


おしゃれが好きな人、なんて言っているか?というと大事な服はクリーニングに出さない、傷むから、というんです。

自分で丁寧に押し洗いをする、というんです。


品質が高いか低いか、お客さんはもうすでにわからなくなってます。

どこのクリーニング屋さんも同じように見えて、どのお店がいいクリーニング屋さんなのか悪いクリーニング屋さんなのか、わからない。

試してみてダメだった事も経験値で積み重なって出すのが嫌になってしまった人、沢山います。

チェーン店はダメ、個人店はいい、と言いますが、その違いは消費者には分かりません。

見てわかるのはクリーニング屋さんだけです。


家庭で洗ったら失敗する?

何が失敗なんでしょう?

失敗か成功か、それはわかる人だから判断がつく話で、クリーニング屋さんから見て失敗したな、と思ってもこれくらい平気と着ている人はたくさんいます。

何がいいものか?消費者に伝えることをサボってきて、消費者が正しい判断ができるわけありません。



そう、クリーニング屋さんはサボってきたんです。



ドライマークの洗える洗剤が出た時もそう。

あの時も、やらせておけばいい、縮ませて失敗していたい思いをすれば考え直す、そんな話をしていたクリーニング屋さん、沢山いましたよね?

でも、実際は縮む事例はほとんど出てないんですよ。

なぜなら防縮剤の配合された洗剤で押し洗いをされているから。

中には失敗ももちろんありますが、圧倒的に成功事例の方が多い。

たまに持ち込まれる、失敗した商品を見て、それ見たことか、と天狗になっている裏で、縮ませず洗えたと成功事例が積み重なっていったことに気付かなかったんですよね。


でも、この成功事例は確実に品質の低下を招いていたんです。

クリーニング屋さんはもっと高い品質であらえるからここでもたかを括ったんですよね。


品質の高いものが必ず売れるわけではないんですよ。

お客さんにこの程度の品質で十分と思われたら、クリーニングの品質はいらなくなるんです。

過剰品質になってしまうわけですよ。


だから、クリーニング屋さんは自分たちの提供する品質が、お客さんにとっていかに大事か?訴えていかなければならなかった。

それをサボって、たかを括り、伝えてこなかったツケが今こうして、クリーニングをするということが頭の中から消えていく原因になったんです。



悪いのはチェーン店でもないし、ドライマークの洗える洗剤でもない。

ファストファッションでもない。


クリーニング屋さんが招いたことなんですよ。


さらに、ドライクリーニングは汗が落ちないとか言ってたのもクリーニング屋さん。

本当に落ちないなら、なんでドライクリーニングをするんでしょう?

自分たちでクリーニングの悪い話を広めてきて、今更クリーニングがでない、なんて何言ってんだか、って話ですよね。


チェーン店が悪い、ドライは汗が落ちない、そうやって同業他社を批判しているつもりが、自分たちの首を絞めたことは忘れてはいけないと思います。


今更ですが、ドライクリーニングの本当をちゃんと伝えましょう。

クリーニングの品質の必要性を伝えましょう。

長い時間をかけて失ったものを取り返すには、一時の流行では無理ですから。

このままだとクリーニングの文化が無くなってしまいますから。


10年後に服を洗うことができない、と消費者が困らないように。

僕らクリーニング屋は大事な職業です。



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服が売れない理由は?

服が売れない、とアパレルの方々が話をしているようです。

コロナの影響もあるんでしょう。

人に会わなくなると極端に服を購入しなくなります。

クリーニングも減りますからね、服って人に会うために着ている側面もあるんだなあ、と去年から随分と感じてきました。


反面、このコロナ禍で売り上げを上げているアパレルもあるんですね。

店舗での対面販売からネットを利用した通販に切り替えた所は好調だったとか。

また、ファストファッションも売れていると聞いています。


売れないのはデパートとかセレクトショップなのかなあと思いますね。


服が売れなくなった理由はなんでしょうか?



ここからはクリーニング屋として話させてもらいます。

僕らクリーニング屋から見ていると、アパレルの方は服のお手入れについてあまり知らないように見えます。

そもそも服が長持ちすると思って無いような節さえ見えるんですよね。


ファッションって、自分の気持ちが上がるおしゃれでもありますが、毎日着ている仕事着の面もあったりします。

人に会うときに恥ずかしくなければそこまでおしゃれでなくてもいい、と言う人たちもいますよね。

そう言う人たちにとって、着ていて恥ずかしくなく、長く着用できることがいいことだと思うんです。


逆を言えば、すぐダメになる服は困るわけです。

毎日着ていくスーツがすぐダメになったら困りますもんね。



服が売れない理由、それって服が長持ちをしなくなったからじゃ無いでしょうか?



これにはいくつか理由があります。

一つは、製品自体の品質が落ちた、と言うこと。

昔に比べて製品の品質は明らかに落ちています。

もちろんそれにも理由があって、ファストファッションの台頭により服の製造コストを下げなければならなくなってる。

きちんと作るとコストが掛かるので、段々とコストカットしていった結果、品質が落ちてしまった面は否めないと思います。


もう一つ、売る人が服のお手入れの仕方を伝えられてない、と言うこと。

服は、意図が込められています。

デザイナーさんがこう着て欲しい、と言うのがあるんですよ。

すると、お手入れの仕方も当然変わってきます。


例えば、形を維持しながら着て欲しい服だと、洗い方やメンテナンスの仕方も変わります。

洗いざらしでとにかくラフに着て欲しい服とは扱いが変わるのは想像できると思います。


服って面白いもので、きちんとメンテナンスをすると長くいい状態で着ることが出来るんですが、扱いを間違えると、途端におかしくなってしまうんですね。


売るときに適切なメンテナンスの仕方、自宅での洗濯でいいのか、クリーニングが必要なものなのか、そう言うアドバイスをするだけでも、商品の持ちは変わってきます。


つまり、長く着用できる扱い方をレクチャしきれてないというのも問題だと思うんですよね。



お客さんはいろんな意味で素人です。

でも、買うときにはその服のいいところを見つけ、それを楽しみたいと思っている。

その服が着れないと思う時は、その服のいいところがなくなった時です。


アパレルの方はファストファッションを気にされるんですが、何故ファストファッションにお客さんが集まるのか?もう一度考えた方がいいです。



安いから?



いやいや、それは理由の最初では無いです。

安くてもいい理由がそこにあるんですよ。



どうせ買っても、一年や二年で買い替えるんだから、安いのでいいんです。



これが理由。

売れない理由を考えれば、アパレルが取る道は決まってくるんでは無いでしょうか。


僕らクリーニング屋はアパレルさん達に、長持ちする服を作ったらどうですか?と言います。

すると、服が売れなくなるから困る、という人たちが一定数出てきます。


本当にそう思ってるんだとしたら大間違いですよ。

考え直した方がいい。


でも、実は売れないのはアパレルだけじゃ無いんですよねえ。

クリーニング屋も売れてない。

アパレルさんだけ責めるのはおかしいので、明日はクリーニングが売れない理由を書いてみましょう。

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服の強度は生地の厚さだけでは決まらないですよ。

土曜日に配達をしながらclubhouseを聴いていました。

そこでアパレルの方達が興味深いお話をしていたんですね。


海外から日本の生地の注文が入るらしいんですけどね。

どんな生地がいいか?と聞くと、長持ちをする生地が欲しい、と言われるんだそうです。


なんだか昨日の話に似た話。(笑)



聴いててそうだろうなあ、と思ったんですよね。

ヨーロッパの方はブランド品なんかは親から子へ、子から孫へと長く使われます。

そう言う文化なんでしょうね、だからこそ、長く使えるものを欲しているんだろうなあと思うんです。



どんな物が長く使えると話すんだろう?と聞き耳を立てていましたらね、あまり面白くない答えが返ってきて。

少しがっかり。


長く持つって、丈夫って事なら生地を厚くしろってことか?と。

でも、厚くすればいいって物でもないし、丈夫ではないけど薄くていい生地というものもある、厚けりゃいいと言うわけではない、みたいな話をしてるんですよね。


んー、全然分かってない。

長く持つと言うことが丈夫、丈夫と言うことは破れない、だから長持ち?

短絡的だなあ。


そう言う問題ではないんですよ、長持ちをするって言うのは。

薄くても長持ちするものはあるし、厚くてもダメなものってあります。

どうやらその意味が根本的に分かってない様子。


昨日も書きましたが、服が長持ちしないのには理由がありますよね。

縮む、伸びる、色が出る、洗えない。

これってね、服になった時に変化する服が長持ちしない服なんですよ。

逆に長持ちさせようとすると、なるべく変化をさせないように作るといいんです。


柔らかいもの、薄いものは確かにデリケートですけど、きちんと作られていると丁寧に扱えば長く持ちます。

お手入れの仕方ですね。

でも、どんなに丁寧にお手入れをしても元がきちんと作られていないと長持ちはしない。

お手入れの限界が出てきてしまいます。



どうもさいきんアパレルがおかしいんですよ。

知識はあるんです、素材の知識もある。

でも、その知識が現実に生きてない気がするんですよねえ。

これ、僕らクリーニング屋でもあって。

素材の勉強をして繊維の勉強をして、構造の勉強をして。

でも、教科書の上だけの知識のままにしておくと、現場で使えないんです。

教科書には基本的なことしか書いてないから。


プロは、その基本的なことを現場に落とし込んで知識を使って初めてプロとなるわけですね。


だから、アパレルさんに説明をすれば全部知っていることなんですよ。

でも、それが現場レベルに落とし込まれていない。

これではダメですよね。


勉強はしっかりとできているんだから、後はそれをもう一歩先に進められるか?が鍵かな、と思います。

メンテナンスも視野に入れてもらうと変わるのかなあ。

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いい服を考えるときは悪い服は何か?を考える。

いい服ってなんだろう?

この会話は色んなところでされています。

ファッショナブルな服がいい服、素材のいい服がいい服、安い服がいい服、ブランド物がいい服。


いい服ってなかなか難しいと思うんですよね。

なぜなら、人の数だけあるから。

好みもあるし趣味趣向は人それぞれ。

わかりやすいのはユニクロなんかそうですよね。


ユニクロをいいと言う人もいるし、ファッション好きな人はユニクロを好きと言うのはちょっと、と言う人もいます。

その人たちからすると、ファッショナブルでなければ悪なんでしょうね。



いい服を考えるから難しくなるんですよね。

これ、逆に考えてみれば簡単なんです。



悪い服ってなんだろう?



自分が着てて、買って、嫌だなあって思う服ってなんだろう?と考えると答えが出てきます。


着心地が悪かったり、すぐ傷んだり、縮んだり、色が褪せたり。

要は、長く着ることができない服が悪い服なんですよ。


長く着れない服には必ず理由があります。


縮む、すぐ色があせる、伸びる、型が崩れる、着心地が悪い。

色んな理由からまた着たくないなあ、と思わせる。

そんな服が悪い服だと思うんですよね。

そして、長く切れない服にもう一つ共通するのが、洗えない事。


ここでは何度も書いていますが、服は、着て、洗って、また着る。

これが出来ないとダメなんです。

これが服のサイクルなんですね。


一度しか着られない服は既に工芸品。

芸術品とも言えるかもしれません。

それも服だと言えますが、例外中の例外ですよね。


日常生活で着る服、ファッションで着る服で、一度しか着れない服ってあり得ないと思います。

それこそ、礼服ですら何年も時を挟みますがまた着るじゃないですか。



デザインや色合いなどは好きにしていいと思うんですよ。

そこでいい服悪い服と決めるのはなんだか違う気がします。


好きなデザインで、好きな色で服を作ればいい。

だけど、その服が長く着れる、洗えると言うのはとても大事。

そこを守ればどんな服もいい服と言ってもらえるのではないかなあ、と思います。


アパレルさんたち、本職過ぎて悩むみたいですね。

色んな声が届くからなあ。

いいものの定義が人それぞれすぎてわからなくなっちゃうんでしょうねえ。

そんな時は基本に帰る事といいですよね。

悩んだらシンプルに、です。

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怒涛の月曜日。

すいません、今日はまだ群馬でした。

お店の方は子どもたちと親戚のおばさんに頼みまして開けてもらいました。



さて、群馬にいる僕らは、と言うと、退院してくる伯母のために住めるように準備を。

今日は一日タイトなスケジュールでした。

午前中、部屋の片付け。

お昼ちょっと前に病院へ。

退院の前にやる事がたくさんありますからね。


栄養指導や家族へのお話などなど。

病院から出てきたのが13時半を過ぎていました。

この時すでに予定をオーバー。

実は13時半から、ケアマネさんたちと田舎の家で待ち合わせをし、必要な補助具を設置して行く約束になっていたんですね。


ところが当の僕らはまだ病院。

帰るまでにまだ30分はかかる。

こんな事もあろうかと、家の鍵を開けておいたんです。

僕らが帰る頃には補助具が持ち込まれ、どこに設置をするか?皆さんで相談をしていました。


ここからは伯母も参加します。

生活する本人の行動に照らし合わせて必要なところに設置をしなければなりません。

高さも調節をしなければいけない。

使いやすいだけでなく、危険をどれだけ排除できるか?とかとても大切で。


1人の介護のためにたくさんの人が関わって安全を作ってくれる。

本当に頭が下がりますね。


さて、僕はと言うと、ここからは別行動。

粗大ゴミがあるんですよ。

でも、やはり田舎でも捨てる日にちが決まっていて、日曜日しか来れない僕らでは捨てる事ができません。

思い切って平日の今日ここにいるので、粗大ゴミを持ち込んで捨てに行くことに。


車に積んで、グーグルマップで調べて。


お、おい、遠いぞ?

府中市のように多摩川沿いで車で10分くらいで着くようなところにはないんですね。

山の中。

土地はあるもんなあ、と思いながらナビに従って清掃センターまで向かいます。


いやー、本当に時間がかかった。

信号もない、車もいない、ひたすら走れるのに、着くまでに40分くらい。

捨てるのは5分。(笑)

でも、これで粗大ゴミの問題は無事クリアー。


田舎のうちに帰ってくると、今度は介護用品で足りないものがある、と言います。

そのままドラッグストアまで買い物に。

ドラッグストアですら車でかなり走らないとありません。

1時間かけて買い物をしてきたら、皆さんお帰りになられていました。


時計の針は4時。


でも、まだ終わらないんですよ。

病院から持ち帰ったものの片付け、さらに5時になったら近くの病院へ連れていかなければなりません。

片付けも早々に、病院へ。

検査してもらって往診の予約を取り、晩御飯と翌朝の朝食などを購入してうちへ戻り、また片付け。


7時には出られるかなあ?と思っていたんですが、全然無理で。

結局、ある程度片付いたのは8時頃。

それでも全部は片付きません。

近いうちに片付けの続きと様子を見に来る、という事で今日は帰ることに。


お昼も食べてないのでお腹は空いたし、身体中砂だらけでしかも汗でベタベタだし。

ご飯とお風呂に入ってから帰ろう、と思ったら、群馬はまんえん防止が発出されていて、8時以降はどこもお店が開いていません。


17号沿いをしばらく走っていましたけど、諦めて高速に。

サービスエリアなら何か食べらるだろ、と思っていたらこちらも閉店。


ひたすら走って帰って来ました。

お店に着いたのは103分。

うちの店が閉まる時間ですね。


店番をしてくれてた長男にお礼を言い、持ち帰った荷物を下ろして今回のミッションは終了。


田舎に残して来た伯母が生活できるのか?不安は残りますが、毎日誰かしら顔を出してくれることになっているので、様子見るしかないですね。


東京が便利なのか、田舎がいいのか、わからないですねえ。

田舎の方が地域ぐるみで年寄りを身守ろうと言う意識が強い。

なので孤立するようなことはありません。

でも、買い物などは全然不便。

そもそも車がなければコンビニすら行けないし。

病院も遠いとか考えると、どっちがいいのかなあ、と思います。


無事に生活してくれるといいんですけどね。

これからちょいちょい群馬に行くことになるかなあ。

コロナもあるので迷惑かからないようにしなくちゃいけないなあ。

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天ぷら 剣崎

母方の田舎が群馬なんですが。

子供が小さい頃からよく群馬に通っています。

群馬って不思議なところでしてね。

物価が安いんですよね。

いや、安いのを通り越している気がしないでもない。

物価が安いとか高いとか言うのではなく、物価が群馬、といってもいいかもしれない。

そんな不思議な価値観があります。


子どもたちが小さい頃は群馬県庁近くのるなぱあくに行きました。

小さい遊園地でしてね。

小さいながらもいろんな乗り物があるんです。

小さいジットコースターもあるし。

でもね?入園料はないんですよね。

誰でも気軽に入れる。

そして乗り物代が安い。

どれに乗っても一回50円。

子どもが小さいと付き添いが必要なんですが、付き添いの大人はチケットは要りません。


ここだけじゃなくて、県内の遊園地、似たような感じで営業をされてたりします。


飲食店に入っても値段が安い。

だけではないんですよね。

量も多い。

こんな沢山、みんな食べれるのかなあ?と思ってると、隣のテーブルでおばあちゃんがむしゃむしゃ食べてたりする。

まさに群馬って感じです。


さて、これからか今日の本題。(笑)



今、群馬に来ています。

昨年の末に伯母が脳梗塞で入院をしまして。

やっと退院が決まったんですね。

でも、田舎で一人暮らしをしているので、退院の準備ができない。

迎えも誰も行けないので、僕らが行くことになったんです。


朝から群馬に行き、田舎のうちの片付け、準備をしようとやって来たんですね。


どうしても寄りたいお店があったのでお昼ご飯に寄って来ました。


天ぷら専門店 剣崎


と言うお店がありまして。

前回、1210分に着いて並んでいたら、最後に並んだお客さん、品切れです、と食べられなかったんです。

いつかリベンジを、と心に誓っていたら、今日寄れるんじゃね?と思い立ち、田舎に行く前に腹ごしらえをと寄って来ました。


開店少し前につきまして。

すると店頭には、営業自粛中と言う文字が。

あれ?もしかして今日は休み?と思ってたら店主さんが外にいて、聞いてみたらやりますよ、と。

しばし車の中で待機してました。


そして、オープン。


自販機でチケットを買うシステムです。

3種類の定食があって、750円、850円、950円の3種類。

天ぷらの数が違うようですね。

せっかくなので950円の定食を。


カウンター形式のお店です。

席は一つ飛ばしになっていて目の前にはアクリル板が。

コロナ対策ですね。


チケットを渡すと、すかさずご飯とお味噌汁と漬物が。

その漬物が綺麗に盛られてるんですよ。

時計版のようにぐるりと漬物が配置されている。

お味噌汁とごはんはおかわりじゆうですから遠慮なく、と言われて、漬物だけでご飯食べれちゃうな、と思った次第。(笑)


実は剣崎さん、一つ一つ天ぷらをあげて目の前に出してくれるスタイルの天ぷら屋さんなんですよ。

ワクワクしながら待っていたら、最初に来たのは筍の天ぷら。

目の前に置いていく時に、説明をしてくれます。

今朝8時に掘って来た筍です、と。

揚げたてですからね、美味しい。

食べ終わる頃に次の天ぷらが。

エゴマの葉、ブロッコリー、干しエビ、イカ、海老。

そして、最後は半熟卵の天ぷら。

ご飯に乗せて卵がけご飯のように食べてください、と。


周りの人も卵の天ぷらまでにご飯がなくなっているのでみんな同じようにおかわりのコールをしてます。(笑)


天ぷら9点の定食で950円。

安過ぎる。


物価が群馬だ。(笑)


ごちそうさまでした、と挨拶をしたら、店主さんが一言。


お腹いっぱいになりました?


ニコッと笑顔でこんなこと言うんですね。

もうね、お腹パンパンですから。(笑)

大満足でした。


田舎の家に着くまで30分くらい走りましたが、全然お腹の満腹感は解消されず。(笑)

この後、ズッーっと動きっぱなしでしたけど、たいしてお腹も減らず。

食べる時間も取れなかったから助かりました。


また機会があったら行きたいですね。

でも、この値段でこのサービス、品質、早く行かないと食べられないかなあ。

次回はいつ行けるだろう。

コロナが終わったらですかねえ。


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洗濯とクリーニングの境界線。

clubhouseでクリーニングや洗濯の相談を受けていて一つ気づく事があるんです。

特に洗濯の相談で思うんですけどね。


みなさん、限界ギリギリまでやれる事を全てやっているなあって。



家庭で出来ることって限りがあると思うんですよね。

道具もない、薬品もない、その中で出来ることはとても限られています。

落ちる汚れも限られてしまいます。


で、汚れが落ちないからどうすればいいですか?と言うご相談を受けるんですね。

どんな事をしたのかな?と聞くと、みなさんよく調べて、色々とやっている。


すると、それ以上家庭で出来ることは無かったりするんですよ。


そういう時に勧めるのは、クリーニングに出してみては?というお話。

結構そういう結論に至ることって多いんです。


最初は僕らも洗い方や染み抜きの仕方、注意点など知らない事を教えてあげればいいんだろうなあと思っていたんですよね。

でも、色々とお話を聞いているうちに、とことん調べて、やってみて、それでどうにもならないから教えて、というのが本当に多いんですよ。

で、たしかに的をずれたものもいくつかあるんですが、必要な事、やれる事をきちんとやって、さらにその上の品質を求めている、というケースがとても多い。

すると、もう家庭ではこれ以上はできないならと判断して、クリーニングに出されてみては?というアドバイスになるんですね。


簡単に言うと、求めているものがすでにクリーニングの品質と言えるし、洗濯でできることは全てやり切った、とも言えます。


ここから先はプロの領域なんですよね。


たまに話をしますが、もしこれ以上を求めるなら、しみ抜き機買いますか?となります。

100万以上しますけど?って話をして、大抵引かれてしまう、と言う。(笑)


アイロンの掛け方の質問をされて、アイロン台買いますか?40万くらいしますけど、と言われて引かれて。(笑)


それ以上を求めるようになると、プロ仕様の道具が必要になるのでこう言う話になってしまう。

道具を揃えてぷろになるならいいんですが、家庭の洗濯でやるなら買うよりもクリーニングを利用したほうがいい、と言う話になるんですよね。


クリーニングに出すか、洗濯をするか、の境界線なんだろうなあ、と思います。



洗濯の相談って、その境界線がどこか?と聞かれているのかなあ、と最近思うようになりました。

一昔前とずいぶん変わったと感じるのは、やはりネットの影響なんですかね。

調べられるってすごいなあ。



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今のところ解決率100%なんです。(笑)

クリーニング屋さんで洗濯やクリーニングの相談を受けています。


毎週木曜日 夜の9時から。

スマホのアプリのclubhouseでやっています。


今、6人くらいで相談に受けてますかね。

結構バラエティにとんだメンバーでやっているんですが、なかなか個性的なキャラクターばかりで。


みなさんご存知の洗濯王子の中村くんをはじめ、ジーンズの修理の達人、クリーニング師、修復師、となかなかのメンツ。

これだけ揃うとどんな質問が来ても答えられちゃうんですよね。


普通、相談を受けても回答率や解決するか?となるとできないこともあると思うんですよね。

それが今のところ、ほぼ100%の解決率。


これはすごい。


もっと綺麗にしたいけど方法はないか?とか良いクリーニング屋さんの探し方、とか。

これらは1番多い質問かもしれません。

時には、その人の住んでる地域のいいクリーニング屋さんを紹介したり。

また、修理が必要なものは修理屋さんを紹介したり。


みんな業界が長いし、知り合いも多いので紹介もできてしまうと言う。


手前味噌で恐縮ですけど、控えめに言っても今までにない、業界初と言ってもいいくらい珍しい集まりになってます。


ここまでお悩みを解決したところは無かったんじゃないでしょうか。



それもみんな現場で働いてる人たちだから。

理論や知識だけでなく、現場で実際にやっている人たちだから、本当に使える話で解決に至るんだと思います。


洗濯やクリーニングで聞きたい事がありましたら、ぜひ木曜の夜9時にclubhouseでお待ちしております。


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良いとか悪いとか。

良いと悪いって本当に難しいと思います。

ある基準があって、それにあっているからいいもの、逸れているから悪いもの、昔はこれでよかったんですよ。

ある意味、いいものの基準があって、それが社会的にも通念として広く認知されていたと思うんですよね。


しかし、現代は少々事情が異なります。


ある程度の基準はあるんですが、そこに当てはまらないものもあって、簡単に言うと、その人がいいと思うものはいいもの、悪いと思えば悪いもの、というものも存在するんですね。


こうなるととてもややこしくて、ある人にとってはいいサービス、いい商品なのに、ある人にとっては粗悪品、偽物、になってしまうケースがあります。

皆さんも一度は見たことがあると思いますが、ぐるなびやGoogleマップの評価で、高評価のある一方、最低評価も何故か付いているケースがありますよね。


さて、ここからが今日書きたいことになります。(笑)



今、clubhouseで週に数回、クリーニングや洗濯の相談を受けたり、僕らが思うことを話したりしています。


相談とかそんなにあるのかなあ?って思っていましたけど、いざ受けてみるといろんな相談や質問を受けます。

皆さん、どうしてこうなるのか?なんとかならないのか?と悩んでいて、どこに相談していいのか?分からなくて困っていたみたいですね。


僕らは全員国家資格のクリーニング師を持っているので、本物のクリーニング屋さんが相談に答えるんです。

これ、よく考えるとなかなか無いのかもしれません。



相談の合間に、僕らが普段思っていることを話してたんですね。

ドライクリーニングの良さ、水洗いの良さ、そして水洗いの影響力の話とか。

一見、水は自然のもので1番いいように思えるけど、実は水は服に対する影響力はとても強いんです。

なので、水で洗うとどうしても服の腰が抜けてしまう、そこが問題だよね、と話をしたんですよね。


すると、話したい、と手が上がりまして、1人の女性が話をしてくれたんです。


その女性、僕らの話を聞いてあっ!と思った事がある、というんですね。

それは、自分は洗濯が好きで自分の服は自分でよく洗うんだけど、今までは服が柔らかくなってそれがいいものだと思っていた、と言うんです。

いい感じの柔らかさだ、と思っていたとか。


ところが、僕らの話を聞いていて、ふとそれは柔らかいのではなくで腰が抜けているのでは無いか、と思ったんだとか。


、ええ、腰が抜けているんだと思います。

でも意外と多いんですよ、その腰の抜けた状態をいい状態だと思ってる人って。

その柔らかさが好きだ、というのは人それぞれなので構わないんですが、実はここに一つの問題があるんですね。


それは、服はどの形を意識して作られていたのか?という事。



つまり、水で洗って腰が抜けてしまうと、その服のシルエットも崩れてしまうんです。

腰が抜けてるから形を維持できない。

すると、一見柔らかそうで良さそうな肌触りだけど服がデザインやシルエットを維持できてなくて、いわゆる型崩れを起こした状態になっている。


服の買った時の状態を思い出して貰えば分かりやすいと思うんです。

決して硬くはないし肌触りがいい、でも、型崩れはしたなかったでしょう?


と言うことは、洗って柔らかくなって形を維持できないって言うのは腰が抜けてる、あまり良くないってことなんですよね。


僕らの話を聞いて、今まで思っていた事が実は違ったんだ、と気付いたと。

ショックとまでは言いませんが、見直すきっかけになったようなお話をしていました。


いいものとか悪いもの、それには理由があります。

わかった上で腰の抜けた服がいい、というのはいいと思います。

でも、理由を知らなくて誤解をしているなら、それはかなり厳しくなるかなぁと思うんですよね。


最終的には服の買い替えが頻繁になったり洗濯で悩んだりすることにつながる可能性がありますから。


もっともっと、僕らが知っていることを伝えていかなきゃダメだなあ。

しばらくはclubhouseで定期的にやりましょう。

誰かの役に立つといいなあ。

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この服は洗えますか?

ちょっと前に芸能人の子が炎上をしていましたね。


これから服を買う時に店員さんに、これは環境に配慮した商品ですか?と尋ねてから買います。



この発言で炎上をしていました。

店員さんには商品の仕入れの権限もないのに店員さんに聞いても仕方ない、とか。

店員さんが作っているわけでもないのにそんなこと聞いて困らせるなんて、とか。

結構叩かれていました。


それから少し経つくらいから、SDGsやサスティナブルと軽い社会現象とも言えるような感じになってきて。

アパレルさんも無視をすることができなくなってきて、環境に配慮した商品を作ろうとしたり、開発をしたりしているようです。



どうもSDGsやサスティナブルという話になると、生産の話ばかりになるのが気になりますね。

環境に配慮した商品ですか?と聞くのは悪いことではないと思います。

作る時のコスト、使い終わった後のこと、そこまで考えられている商品なら自分も社会貢献をしていると思えますしね。


ただ、どうでしょう?

それよりも大事なことってありません?

みなさん、店員さんに聞いてると思うんですよね。



これ洗えますか?って。



僕はこっちの方が大事だと思うんですよ。

なぜなら、洗えないとすぐ買い換えなければならない、すぐ消耗するようだと環境にも良くありません。


1年より2年、2年より3年、長く切れる方がよほど環境に優しいと思いますがいかがでしょうか?


そしてここで、洗える、と言うのは自分で洗えるだけでなく、クリーニングを含め洗って出来るだけいい状態を長く維持出来るか、と言うこと。


洗うことが出来ても、どんどん色が褪せていったりヨレヨレになるような服では着るのが嫌になるじゃないですか。


ぜひ、店員さんにそれを聞いてみてほしい。


おそらく、店員さんも困ると思うんですよね。

すでに今ですら、家で洗えますか?と聞かれてどう答えていいか?困るらしいので。


ごめんなさい、はっきりと書きますね。

今までは店員さんもかなり適当に答えていました。

洗えないものを洗えると言ってみたり、適切でない洗濯方法を教えてみたり。

ともすれば、濡れタオルで拭いてください、と答えにならない事を言ってみたり。


SDGsやサスティナブルがここまで意識されたように。

洗えると言う事を、アパレルが意識をすればすぐ変わるんですよ。

その服をどう着るのがいいか?1番知っているのはアパレル。

なら、どう言うお手入れがいいか?も説明ができるし1番理にかなってるんですよね。


家で洗えると言う方が買ってもらえる、なんて理由ではなく。

長く着てもらえるように、その服のいいところが長く続くようなアドバイスをして欲しいなあと思います。

そのためのお手伝いは僕らクリーニング屋さんも出来ます。


そして、これが普通になってくると服も変わってきますよね。

5年あたり前に着られる服が常識となるかもしれない。


それが本当のSDGs、サスティナブルですよ。


大事なのは使っている最中です。

作る時だけじゃない。

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陰謀?いやいや、まずはきちんとした洗濯の啓蒙を!

昨日の話の続きです。


洗剤メーカーの影響か、一回濯ぎをする人が増えました。

さらに、調べてみると、今の洗濯機は一回濯ぎのコースがあるんだとか。


その話を知らなかった頃、わざわざ自動でなくて手動にしてまで一回濯ぎをするもんかね?と思っていましたが、一回濯ぎがコースに設定されているというのなら話は別。


洗濯機メーカーも一回濯ぎを推奨している形になっているんですよね。


これだけお客さんは部屋干し臭で困っているのに。

何で洗剤メーカーも洗濯機メーカーもこんな事してるんだろう?


いやー、まさかね?

最近、僕の周りでは陰謀論を唱える人が増えてましてね。

コロナの話やワクチンの話で陰謀論をとなえ、一生懸命普及させようと頑張ってる人が周りにいるんです。

なにが本当か嘘か、僕にはわからないので黙って聞いてるんですけど、どうしちゃったのかなあ?と見てました。



でね。

ふと、部屋干し臭の話を思い返してみると変なんですよね。

一回濯ぎを勧めたのは洗剤メーカー。

そして、部屋干し臭対策と、新しい洗剤を出し、匂いの強い柔軟剤を出し、漂白剤も売ってたりする。


自分たちで問題を撒いて、その対策品も自分たちで出して、得しているのはメーカーなんじゃないかと。



陰謀だ!



と友達なら言い出すかもしれない。

いや、まさか陰謀だとは思わないけど、流石にちょっとなあとは思いますよね。

漂白剤や柔軟剤の匂いで対策をするなら、まずはきちんとした洗いを啓蒙する方が先だろう、と思うわけですよ。

じゃないと本気で洗剤メーカーが得するための陰謀だ、と唱える奴が出てこないとも限らない。



まずは一回濯ぎをやめさせないとね。

排水が少なくなるけど、結果的に服が綺麗にならなくて、臭いが出て、早く捨てるようになったら本末転倒。

トータルで見たら環境に悪いですよ、それは。


洗剤メーカー洗濯機メーカーも、まずはきちんとした洗濯を勧めましょう。

それが1番大事!

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