どうやらうちは変わってるみたいです。
そう言えばいろんな人に言われたことがあります。
お前んところのクリーニング屋はなかなか無いんだぞ。
普通のクリーニング屋では無いぞ。
僕がクリーニング屋になってクリーニング屋さんの展示会に行ったりすると、メーカーさんに会ったりするわけですね。
そこではうちの両親のことをよく知っていて、僕もかわいがってもらいました。
その時によく先程の話をされたんです。
また、お客さんからも似たような話をされて。
一体何が違うというのか?僕には全然わかりませんでした。
僕はクリーニング学校にも通っていましたが、仕事や仕事に対する考え方は両親の影響を強く受けています。
今もそれはあって、クリーニング屋として必要なこと、やらなきゃいけない事が僕の中にはあったりするんですね。
例えば、お客さんに服の説明をする。
普段はそんな事はしませんが、これは伝えておかなければいけないな、という時にはしっかりとお話をします。
服に問題のあるケースもあるし、同じような服を買う時に気をつける事とか。
服は作りや素材で洗えないものや寿命の短いものがあります。
誰もが変な商品を買いたいとは思わないですよね。
できるならいい商品を買いたいと思うんです。
何が問題で何がいいところなのか、それを一番知っているのは僕らクリーニング屋です。
それをお客さんに伝える事は、お客さんがいい服を買い、長く着用するための第一歩だと思うんですよね。
うちでは当たり前にお客さんに話をしているんです。
で、これ、どこのクリーニング屋さんでも、特に個人店ではやっていると思っていました。
クリーニングの知識を知っていれば誰でも説明ができます。
何よりも、お客さんに伝えるのもクリーニング屋の大事な仕事。
品質にこだわり、お客さんを大事にするこじんてんではどこも普通にやってると思っていたんですよね。
しかし、これが普通では無い、という事がわかり始めてきました。
友達のクリーニング屋沢と話していて、こんな話しない?と聞いても、しないなあと言われたり。
えっ?そんなバカな…、と思いましたけど本当にしないみたい。
でも、ポリウレタンの事例とか業界あげてポスターまで作って啓蒙活動してたじゃん!とか思うんですけど、日々の業務の一環としてはやらないみたい。
うーん、そうか、これがうちが普通じゃ無いっていう事なんだな、と最近分かりました。
そういえば、ご来店くださったり、でんわでのおといあわせをもらったり、メールでのお問い合わせをもらって、丁寧に答えているといつも言われますね。
こんなクリーニング屋さんいないですよ、と。
そんな時、僕は必ずこう言ってたんです。
いやいや、個人店のクリーニング屋さんに行けば説明してくれますよ、うちもその中の一つです、と。
どうやらお客さんの話が本当だったみたいです。
そうか、うちはちょっと変わってたんだなあ。
僕が変わっているのではなく、うちの両親の仕事に対する考え方が他と違ったんでしょうね。
うちはこれが当たり前なので、これからもこのスタンスは変えずに。
大事な事はどんどん伝えていこうと思います。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- 周りのお店を利用しましょう。(2024.11.14)
- 僕のブログの中で一番短い内容です。(笑)(2024.11.16)
- 綿は案外厄介ですよ?(2024.11.15)
コメント